Category: 塾ニュース|教育ICT

ライフイズテック レッスン 岐阜県高山市の全公立中学校に導入

 プログラミング教育サービス事業を手がけるライフイズテック株式会社(東京・港区、水野 雄介 代表取締役CEO)は、プログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」が、岐阜県高山市の全公立中学校12校、生徒数約2,370名の指導教材の一環として正式に採用されたことを発表した。

 高山市は、ICT機器や情報通信技術を活用した学習活動の充実と、一人ひとりの能力や適性に応じて個別最適化された学びの実現を目指している。「ライフイズテック レッスン」は、一人ひとりの理解度に応じて個別最適な学びを実現する教材で、教え手の不安解消やレベルアップのため、教員向けの研修や授業支援も合わせて行っている。教員の専門性の有無に関わらず学習指導要領を満たした学習が地域格差なく提供できる点や、個別最適な学びが実現できる点、プログラミングを通じた問題解決力や情報活用能力の育成に寄与する点が評価され、導入に至った。

ポリグロッツがベネッセと共同で全国の9校にAI英語学習サービス『レシピー for School』を導入

 生成AIによって、ひとりひとりに最適化された英語学習プラットフォーム『レシピー』を提供する株式会社ポリグロッツ(東京・新宿区、山口 隼也 代表取締役)は今月17日よりベネッセコーポレーションと共同で全国の9校に対し、学校向けのAI英語学習サービス『レシピー for School』を導入する。今回の各校での導入は5月にポリグロッツとベネッセが締結した資本業務提携に基づく取り組みの第一弾となる。

 AI英語教材『レシピー for School』は200万人以上が利用する英語学習アプリ『レシピー』を教育機関向けに進化させたのが『レシピー for School』。生徒には英語の自学自走を促し、併せて先生の負担を軽減することができ、英語を教える際の課題も解決できるAI英語学習サービス。

『レシピー for School』内の記事や動画コンテンツ、あるいは教科書や先生の選んだ記事を入力するだけで、授業や宿題に活用できる単語や内容理解の問題、ライティング・ディスカッションのトピックなどをAIが自動で生成する。この機能により、問題作成や採点、さらに生徒ごとの学習の進捗状況といった先生の負担が大幅に軽減される。

学習コンテンツをベネッセと共同で拡充
 ポリグロッツがベネッセと共同で『レシピー for School』を導入した学校には、『レシピー for School』内で「GTEC」に対応した問題、あるいはベネッセが保有する教材を追加することで、学習コンテンツのさらなる拡充を実現していく。

「GTEC」とはベネッセが実施している英語力を絶対評価で測定するスコア型の検定で、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能の英語力が測定可能。

横浜市の過大規模校の学校図書館 電子書籍を試行導入

 子どもたちの読書機会の充実に向けて、横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社が連携協定を締結し、令和6年7月から9校で、同社の運営する電子書籍読み放題サービスの「Yomokka!(よもっか!)」を試行導入する。(児童生徒の1人1台端末から38 社の4,300 冊が読み放題となるサービス。)
 試行導入は「過大規模校(学級数31 以上)」等で行い、「急増する児童生徒数に対応しようにも、学校図書館のスペースが限られているため物理的に図書を配架しきれない」「読書や調べ学習の授業を行いたいが、学級数が多いため、学校図書館を学級単位で使える割合が少ない」などの課題の解決を図る。

試行実施校
 読書機会の確保に困難さがある過大規模校等9校で試行を行う。児童生徒や教職員等、合計約10,000 人が当該電子書籍サービスを利用する。

 今回の取組にあたって、横浜市立学校における読書活動の推進及び当該サービスの効果検証や向上を
図ることを目指し、横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社は連携協定を締結した。
●協定名称
「横浜市教育委員会と株式会社ポプラ社との子どもの読書活動支援に関する連携協定書」
●協定締結式
令和6年7月3日(水)に、横浜市役所にて、
株式会社ポプラ社 代表取締役社長 加藤 裕樹(かとう ひろき)氏
及び横浜市教育委員会 教育長 下田 康晴 両名出席のもと、協定締結式を執り行った。
●連携・協力の内容
(1) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスのアカウント発行
(2) 対象校の児童生徒及び教職員に対する電子書籍サービスの無償利用の提供
(3) 電子書籍サービスの活用に必要な対象校の教職員への研修の実施
(4) 対象校の児童生徒及び教職員からの電子書籍サービスの活用に係るフィードバック、成果や課題の共有、改善

教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」、育伸社「iワーク」の「デジタル進度表」を提供開始

 スタディプラス株式会社(東京・千代田区、廣瀬高志 代表取締役)は、教育機関向けコミュニケーションプラットフォーム「Studyplus for School」の「教材配信システム」において、株式会社育伸社(東京・台東区、石見広志 代表取締役社長)が提供する中学生向け学習教材「iワーク」シリーズの「デジタル進度表」を提供することを発表した。
「iワーク」および「Studyplus for School」の無料プランを導入している教育機関では、「デジタル進度表」機能を通じて生徒の「iワーク」での学習進捗や理解度を可視化することができる。

■ 対応教材概要
・教材名:育伸社「iワーク」
・教材詳細:演習から定着確認までをサポートする、学校教科書準拠教材。スモールステップで 単元を構成していますので、どんなスタイルの授業でも使用できる。
※育伸社公式HP https://www.ikushin.co.jp/chugaku/feature/revision.html より
・教科・科目:理科、社会
・教材のレベル・ターゲット:中学1年生~3年生向け
・詳細:https://story.studyplus.co.jp/n/n21b37beed3c9
■ 利用概要
・利用料金:初期費用・システム利用料:0円
・利用対象:育伸社が提供する「iワーク」の紙教材をご利用いただいており、「Studyplus for Scho ol」を導入済み もしくは これから「Studyplus for School」を導入する予定の教育機関
・利用方法:https://story.studyplus.co.jp/n/n21b37beed3c9 よりお問い合わせへ。

ベネッセ、NEXT GIGAに向けて教育DX推進に取り組む先生のコミュニティをスタート

 株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、自社の提供する小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフト「ミライシード」を活用して、授業や校務のDX推進にチャレンジしている先生方(学校に在籍する先生、および教育委員会の先生)を対象にした交流制度「ミライシードDXエデュケーター」の募集を開始する。

ミライシードDXエデュケーター:https://bso.benesse.ne.jp/miraiseed/fansite/miraiseed-dxeducator/
「ミライシードDXエデュケーター」とはベネッセの「ミライシード」を活用した授業実践などご自身の取り組み事例を活かして、所属エリアの先生方同士の学び合いや相互に刺激し合える環境づくりに参画することで、地域の教育力向上に貢献することを趣旨とした、教育DXの推進にチャレンジする先生方の交流制度。
■制度スタートの背景
 ベネッセの小学校・中学校支援事業は、自治体・学校の課題解決のパートナーとなることを目指して、個別のニーズに合わせた柔軟な支援に取り組んでいる。長年培ってきた教育関連事業のノウハウを基に、ICTの活用や、英語教育、プログラミング教育など、多様化する学習・指導環境に対応する教育ソフトや各種教材のご提供から、包括連携協定など総合ソリューションのご提案に至るまで、さまざまな活動を行っている。
 これらの支援の重要な要素に、地域の教育力を高めるための、先生方の知見の共有を推進する活動がある。ベネッセでは、小学校・中学校支援事業の基盤となる学習用オールインワンソフト「ミライシード」を活用し、多様な「ミライの教育」の創造に取り組む先生方を「ミライシードDXエデュケーター」と定める。


■募集概要
名称
ミライシードDXエデュケーター
制度紹介ページ
「ミライシードDXエデュケーター」紹介ページ
https://bso.benesse.ne.jp/miraiseed/fansite/miraiseed-dxeducator/
第1期
募集期間
2024年8月31日(土)まで
※今回は第1期募集となります(年に3回募集予定)
主な活動内容
● 各エリアで開催されるDXエデュケーター同士の交流会
● 実際の授業を題材にした勉強会
● ミライシードの新企画開発に関するヒアリングへの協力    など
活動期間
1年間 (ご継続いただける際には更新手続きを行います)
募集対象
● 小中学校(公立・私立)に在籍する先生、または教育委員会の先生で、かつタブレット学習用オールインワンソフト「ミライシード」を活用して授業や校務のDX推進にチャレンジしている方
● 先生としての経験年数や教科は問わない
※その他詳細な応募要件は「ミライシードDXエデュケーター」紹介ページへ。
応募方法
「ミライシードDXエデュケーター」の紹介ページ内に設置した応募窓口フォームへ
選考の流れ
● 応募窓口フォームから応募いただいたのち、応募完了メールにてご案内する事例シートに「事例内容」など必要事項を入力し期限内に提出
● その後、30分程度のオンライン面談などを行った後、審査しその結果をメールにて連絡する

音読アプリQulmee、中学校向けにスタートアップキャンペーンを実施

 イースト株式会社(東京・渋谷区、熊野哲也 代表取締役)は、全国の中学校を対象に、音読アプリQulmeeのスタートアップキャンペーンを実施する。
 キャンペーンに申し込んだ学校は、今年度中は無料で試すことができ、来年度の利用料は生徒1人あたり年990円(税込)の特別価格で提供する。
 Qulmeeは、音読指導における課題配信~学習~評価の一連の流れをスマートに実現するクラウドサービスで、教員の指導負担の軽減、生徒の音読学習の習慣化に貢献する。
詳細: https://www.east-education.jp/sp/qulmee-campaign-jh/

■募集要項
・応募期間 2025年3月31日まで
・対象者  全国の中学校(先着30校)
・申込方法 サイト内のフォームから申し込みください。
※2026年4月以降は、通常価格での提供。

■音読アプリQulmeeの概要
 QulmeeはiPad、Chromebook、Windows PCはもちろん、生徒のスマートフォンでも利用できる。音読教材は教員がオリジナルの英文を登録可能。教科書の英文はもちろん、スピーチ練習や英検の二次試験対策にも活用できる。
 学習画面には、AIによる発音チェックを搭載。発音は「流暢さ」「正確さ」の2つの観点で判定。「誤発音」「省略」「挿入」の箇所は色分けして分かりやすく表示する。また、生徒の音読を評価する際、教師はAIによる判定結果を確認できるようになった。これにより、評価における教師の負担が軽減される。

龍谷大学先端理工学部の「科学技術計算・演習」で『TechFUL』を導入 同講義の取り組みが「2023年度 龍谷ICT教育賞」を受賞

 444株式会社(マイナビグループ、東京・中央区、赤松 淳子 代表取締役)は、2023年度より龍谷大学先端理工学部での「科学技術計算・演習」に、プログラミング学習・教育プラットフォーム『TechFUL キャンパス』を提供している。今回、同講義担当の奥健太先生が「2023年度 龍谷ICT教育賞」を受賞した。

『TechFUL キャンパス』サービスページ:
https://techful.jp/product-service/campus/techful/

「龍谷ICT教育賞」とは、ICTを活用した授業運営・教育活動を行っている教員の方々や、学生の学修意欲向上に努めている教職員の方々を対象として、優れた取り組みを称賛するために、同大学にて2020年度に創設された制度。
2023年度「龍谷ICT教育 学長賞」が決定:
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-14365.html
龍谷大学『TechFUL キャンパス』導入の背景

『TechFUL』(テックフル)はプログラミングの測定、教育、学習、就職、採用プラットフォーム。
全国440校以上の教育機関・1万人以上の情報系学生に活用されている。
ユーザーは「プログラミング基礎」「アルゴリズム」「数学」「データベース」「人工知能基礎」の5つのカテゴリーに分類された各トピックの問題に挑戦することで、単なる正答数だけではなく、どのトピックがどれだけ解けているのかヒートマップで可視化できる。
また、『TechFUL』では18のプログラミング言語とSQLの中から解答言語の選択が可能。学校で学んだ言語はもちろんのこと、自己学習した言語の力試しとしても700問以上の問題に自由に挑戦でき、楽しみながらスキルの向上を図ることができる。
■『TechFUL キャンパス』:プログラミング授業、プログラミングの自己学習、イベントへの参加ができる教育/学習支援サービス
https://techful.jp/product-service/campus/techful/
■『TechFUL 就職』:新卒エンジニアに特化した就職/採用支援サービス
https://techful.jp/product-service/
■『TechFUL コーディングテスト』:入社テスト、教育・研修、社内のプログラミングコンテスト開催ができるアセスメントサービス
https://techful.jp/product-service/skillcheck/codingtest/
『TechFUL』を通じて学校・ユーザー・企業とが繋がり、学習や実践を積み重ね”見える化”されたスキルは、学校ならば学生の教育や評価、個人ならば自己研鑽や就職、企業ならば所属する社員のスキル測定、育成、人事評価など全方位的に利用されている。
TechFUL:https://techful-programming.com/

上田西高等学校で実施した「単語学習王 決定戦」で、平均学習時間は約3倍、テストのクリア回数は約20倍と大幅増 英語学習プラットフォーム『レシピー』

 生成AIによって、ひとりひとりに最適化された英語学習プラットフォーム『レシピー』を提供する株式会社ポリグロッツ(東京・新宿区、山口 隼也 代表取締役)は5月22日~5月31日にかけて上田西高等学校の1年生〜3年生を対象に「第1回レシピー杯 単語学習王 決定戦」を開催した。
 イベントの結果、英語学習の人数と時間の大幅な増加を実現することが確認できた。特筆すべきは全校的な英語学習に取り組む人数と時間の増加を実現するにあたって、現場の先生に新たな負担がほとんど生じていないということ。
 開催前と比較して平均学習時間は2.89倍に、そして単語テストの平均クリア数も19.7倍と大幅に伸びている。

学習eポータル+AI型教材「キュビナ」、宮崎県日之影町で正式採用

 株式会社COMPASS(東京・文京区、佐藤 潤 代表取締役)は、開発・提供する学習eポータル+AI型教材「キュビナ」が宮崎県日之影町の町立中学校における指導の一環として正式採用され、2024年度より利用が開始された。

 日之影町では、教育施策の一つとして、「確かな学力を育む教育の推進」を掲げ、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」「基礎基本の定着」を目指している。2024年度より町立中学校1校(中学1年生~中学3年生)の約80人へ正式採用され、指導の一環として利用することとなった。

『SPRIX CBT』を静岡県静岡市が一斉導入

 株式会社スプリックス(東京・渋谷区、常石 博之 代表取締役社長)は、公教育機関向けCBT(Computer Based Testing)パッケージ『SPRIX CBT』が、静岡県静岡市に一斉導入されたことを発表した。
『SPRIX CBT』公式Webサイト:https://www.sprix-cbt.com/

 静岡市では、デジタルドリルについて令和3年度から導入に向けた実証研究を進め、1人1台端末活用の一環として、独自に導入する学校も増え、令和5年5月の段階で、約7割の学校が活用している状況だった。
 そこで、静岡市は、児童生徒の誰一人取り残すことのない学びの保障を行うことを目的として、学習者用端末で誰もが利用できるコンテンツの全校一斉導入の検討を開始した。検討に際し、学校へのアンケートを実施した結果、「学級・学年単位での設問別の誤答率等が一覧化され、教員が授業づくり(全体指導)に生かせること」や、「自動採点により、児童生徒自身が、授業、家庭学習等において自学自習できること」を望む声が多く聞かれた。また、現時点でのAIを搭載したドリルでは、習熟や分析に時間を要し、教員に負担をかけるとの声もあった。
 こうした点を踏まえ、各コンテンツを比較したところ、簡便な機能性を有する『SPRIX CBT』が、教員のニーズや静岡市が目指す誰一人取り残すことなく子どもたちの学びを保障する目的と合致するとの判断に至った。

『SPRIX CBT』の概要
①国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)
 全ての学力の土台となる基礎学力を世界基準で評価できるテストシステムとして、世界50カ国以上で実施されており、累計受験者数は500万人を超えている。教員による作問や採点は不要である他、児童生徒の個人成績分析表だけでなく、クラスや学年単位での成績表も用意しており、経年での成績推移可視化にも対応している。

②単元別テスト
 学習塾向け教材フォレスタの制作で培った教材開発ノウハウと、TOFASで構築したテストシステムのプラットフォームを融合させることで、新たなCBTシステムを構築しました。作問・採点作業のデジタル化により教員の業務負担軽減を実現した他、テスト結果のデータベース化で習熟度の把握・比較を容易にし、業務効率化に貢献する。

③プログラミング能力検定
 全国3,000を超える教育機関で実施されている日本最大級のプログラミング検定。プログラミング概念の理解度を体系的に分析・評価することができ、それまでの学習成果を証明するとともに、その後の効果的な学習につなげることができる。