政府 長崎の教会群を世界遺産に推薦する方針

2016年の世界文化遺産の登録候補として、文化庁が「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方針を固めたことが4月25日、分かった。政府は夏ごろに決定し、来年2月1日までに正式推薦する。15年の登録候補をめぐり、文化審議会は昨年「長崎の教会群」を選んでいたが、内閣官房の有識者会議が推す「明治日本の産業革命遺産」(福岡など8県)と競合する異例の事態となり、政府は「産業革命遺産」を優先させていた。

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