国宝・重文109件が不明 文化庁が調査

文化庁は7月4日、国の重要文化財指定を受けた美術工芸品全1万524件の所在を調査したところ、国宝の刀剣1件を含む109件が所在不明になっているとを発表した。盗難が最も多いが、所有者の死去や転居の際に不明になった作品も多い。文化財の保護は「所有者任せ」の部分が大きく、文化庁はメールなどを通じて所在を定期的に確認するなどの対策を講じる。今回の調査結果によると、所在不明の理由は「盗難」が33件で最多だった。海外での転売目的の窃盗グループによる犯行とみられ、社寺の被害は25件に上った。

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