「サイバー学習国」を始める私立明聖高校(通信制)

学校に通うのは自分の分身である「アバター」。直接登校せず、インターネット上の仮想学校で学ぶ教育システム「サイバー学習国」を、私立明聖高校(千葉市中央区)が来春から採り入れる。3年で高校卒業の資格を得られる。明聖高校は2000年に開校した通信制の学校、在籍生徒約490人の中には、小中学時代に不登校や引きこもりの経験者も少なくないという。

「登校」するにはパソコンやスマートフォンを使う。専用ソフトを立ち上げると、実名登録した分身のアバターが登場。画面上で学校や教室を移動させる。同校の教員による約20分間の動画授業とテストを毎回受けることで通常の50分授業に相当するという。実際に学校に行く、年間4日間のスクーリング(面接指導)をこなせば、3年で高卒の資格を得られる。わからないことがあればメールで質問できる。

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