「せたがやPay」開始 東京都世田谷区のデジタル商品券・地域通貨

 東京都世田谷区のデジタル商品券・地域通貨「せたがやPay」が、2月20日からサービスを開始する。「せたがやPay」は、東京都世田谷区の支援のもと、世田谷区商店街振興組合連合会が導入する、東京都世田谷区を対象とするデジタル地域通貨。これからは非接触型のキャッシュレス決済による消費活動が基本となっていくことを想定し、新常態に対応した商品券事業の構築とともに、区内商店街の活性化施策として導入される。デジタル商品券として開始後、デジタル地域通貨としての運用を予定。

 ユーザーは「せたがやPay」アプリをダウンロードして現金をチャージすることで、世田谷区内の「せたがやPay」加盟店でキャッシュレス決済が行えるようになる。提供開始時点では飲食店や物販店等400店舗以上で利用可能。株式会社セブン銀行とATM提携し、全国のセブン銀行ATMで原則24時間365日、スマホでかんたんに現金チャージが可能。

 店舗の二次元コードをアプリで読み取る方式で専用端末不要のため、店舗側は初期投資費用がかからず導入できる。今後は、自治体が支援する強みを活かし、世田谷区が付与する行政ポイントの受け皿としての活用や、地域の情報インフラとしての活用も見込んでいる。

 開始同日より、コロナ禍の影響を受ける飲食店の支援を目的とした飲食店応援キャンペーンを、また3月4日(木)からは「せたがやPay」利用促進を目的としたプレミアム付与キャンペーンを実施。詳細はせたがやPayのWebサイトで案内している。

「せたがやPay」Webサイト
https://setagayapay.com/

■せたがやPay概要
・対象者:アプリ(無料)をダウンロードされたユーザー
・利用可能店舗:世田谷区内の約400店舗(2021年2月時点)
・チャージ可能場所:全国のセブン銀行ATM
※セブン銀行ATMが設置されている施設の営業時間外は利用不可
・チャージ上限金額:チャージ金額は1,000円単位で、チャージ上限は10万円
・交換単位:1円=1コイン
・有効期限:最終利用日から1年間

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