東京都板橋区 公立美術館として初 区職員が第13回ブロンズ新社書店大賞で特別賞を受賞

 令和7年4月30日(水)、東京都板橋区職員で、板橋区立美術館長の松岡希代子さんが「第13回ブロンズ新社書店大賞」の「リスペクト部門・ブロンズ新社特別賞」を受賞した。

「ブロンズ新社書店大賞」は、児童書を愛し、出版界の最前線で活躍する書店と書店員の方々の仕事に敬意と感謝を伝え応援するために、株式会社ブロンズ新社が2012年から実施している表彰事業。大賞は、「ディスプレイ部門」「ベストPOP部門」「リスペクト部門」からの3部門から成り、松岡館長が受賞したのは、情熱をもって読者の方へ本を届ける書店員個人へ、ブロンズ新社が尊敬と感謝の気持ちを伝える「リスペクト部門」。

 一方、板橋区は「絵本のまち板橋」を区のブランドとして推進しており、文化振興、産業振興、観光振興、教育活動などあらゆる分野において、絵本のすばらしさを活かした取組を進めている。

 特に区立美術館では例年、イタリア・ボローニャで毎年開催される児童書のイラストレーションコンクールの入選作品を紹介する「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の開催や、絵本作りの第一線で活躍する専門家を講師に招いたイラストレーター向けワークショップ「夏のアトリエ」など、創作者の視点を大事にした展示会や、絵本創作に関する次世代育成事業を積極的に行っている。

 例年、リスペクト部門を含め、大賞は主に書店及び書店員に贈られているが、松岡館長は、区立美術館長として絵本出版への道を後押しする活動を継続し、日本の絵本界に多大な功績を残したと考えられることから、公立の美術館長として初めての受賞となった。

 令和7年5月15日(木)、東京ドームホテル(東京都文京区)で行われた表彰式において、松岡館長は、「これまで、美術館というフィールドで、素晴らしい作品や作家さんなど、多くの方々に出会いの場を提供し、出会いの場としての美術館を絵本と一緒に創ってくることができました。このような素晴らしい賞をいただけることに感謝します」とスピーチした。

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