年長児保護者の84.5%が「入学に不安」 小1の壁も浮き彫りに

 株式会社ベネッセコーポレーションが展開する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」は、小学校入学に関する意識調査の結果を公表した。調査は2026年1月28日から2月2日にかけて実施され、年長児から小学3年生までの保護者782人が回答した。

 年長児の保護者に入学前の不安の有無を尋ねたところ、84.5%が「不安がある」と回答。不安の内容は「集団生活・友だち関係」が最多で、「学習面(読み書き・計算)」「学校の先生との関係」が続いた。

 入学準備として取り組んでいることでは、「ひらがなの読み・書き」が上位を占め、特に「自分の名前の読み・書き」を重視する声が多かった。生活面では「決まった時間に寝る・起きる」といった生活習慣の定着も挙げられた。

 費用面では、ランドセル購入額は「60,001~100,000円」が最多。ランドセル以外の学用品などにかかった費用は「10,001~30,000円」が46.1%で最も多く、「30,001円以上」が27.9%、「5,001~10,000円」が15.2%と続いた。

 一方、小学1~3年生の保護者にいわゆる「小1の壁」を感じたかを聞いたところ、46.2%が「感じた」と回答。「感じていない」の40.5%を上回った。具体例としては、登下校の付き添いによる就労時間の制約や、学童保育に入れなかったケースなど、仕事と子育ての両立の難しさが挙げられた。

 入学前に「やってよかったこと」の1位は「ひらがなの読み書き」、2位は「通学路の練習」、3位は「生活習慣を整える(早寝早起き)」だった。実際にランドセルを背負って通学路を歩く練習が役立ったとの声も寄せられた。

 反対に「やらなくてよかったこと」では、「勉強の先取り」が最多。難易度の高い計算や九九などを無理に教える必要はなかったとの意見が目立った。また、文房具は学校ごとの指定が細かいため、事前購入で使えなかったケースも多く、「学校説明会まで購入を控えるべき」との声もあった。

 同社は、入学前の不安軽減と円滑な学校生活のスタートを支援する教材を提供し、学習と生活の両面から新1年生と保護者をサポートしていくとしている。

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