PISA 2025 日本は科学5位・数学5位、読解4位 下位層拡大と自律学習に課題

 経済協力開発機構(OECD)は9月8日、91か国・地域の15歳を対象にした国際学習到達度調査「PISA 2025」の結果を公表した。日本の平均得点は科学538点、数学525点、読解503点で、全参加国・地域中の順位は科学と数学が5位、読解が4位だった。3分野ともOECD平均を上回ったが、2022年と比べて読解は低下し、数学と科学は統計的に同程度だった。

 日本では183校の6554人が調査に参加した。習熟度レベル2以上の割合は科学89%、数学84%、読解81%で、いずれもOECD平均を上回った。一方、2022年から2025年にかけて、上位10%と下位10%の得点差は3分野すべてで拡大した。

 学習行動では、勉強の進め方を「頻繁に計画する」と答えた日本の生徒は21%で、OECD平均の37%を下回った。「多くのことに好奇心がある」は63%で、同73%より低かった。学校の課題にAIチャットボットを週1回以上利用する生徒は27%で、OECD平均の46%を下回った。

 日本の高い平均順位だけでなく、読解力、下位層、自ら計画して学ぶ力が課題として浮かぶ。学習塾にとっても、教科知識の指導に加え、文章を精確に読む訓練、学習計画の立案、AIを使った後に理解を確かめる指導の重要性を示す結果である。

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