デジタル教科書、学年や教科で紙との比重を検討 文科省が議事録を掲載

 文部科学省は、デジタルな形態を含む教科書の発行・採択に関する検討会議の第5回議事録を新着情報に掲載した。会議は8月18日に開かれたもので、2030年度の新たな教科書の導入を見据え、学年や教科に応じて紙とデジタルをどう組み合わせるかを議論している。指針はまだ決まっていない。

 事務局は、全面デジタルの教科書について、児童生徒の発達段階を踏まえて対象学年を一定以上に限る考え方を論点として提示した。紙とデジタルを併用する教科書でも、教科の特性や学年によって、それぞれの比重を変える場合を想定する。会議では、文章をじっくり読み書きする場面と、動画や書き込みなどを活用する場面の違いも検討された。委員からは、端末上の本文に書き込む使い方を残すべきだとの提案もあった。

 教科書の形態は、学校の授業に合わせて指導する塾の教材選択や、家庭学習の支援にも関わる。塾が紙教材を残す場面、端末の機能を生かす場面を考える上で参考になる議論だ。今後示される指針で、学年・教科別の扱いがどこまで具体化するかが焦点となる。

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