沖縄の子ども3割「貧困」、全国の2倍

沖縄県は、県内の子どもの3割が貧困状態にあるとする調査をまとめた。調査は昨秋、専門家チームが実施。厚労省が2013年に調査した数値と比較できる県内8自治体の14年の情報を分析した。1人当たりの手取り収入の試算額を高い方から並べた際の真ん中の値の半額が「貧困基準」と定義。県内では、基準未満の収入で暮らす子どもの割合(貧困率)は29.9%。厚労省調査では、全国の12年の貧困率は16.3%。全国の貧困率の約2倍のレベルに達しており、県は近く30億円規模の支援基金を設けて対策に乗り出す。

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