志望校選びで重視したこと親子とも「学校の教育方針・校風」が最多 栄光ゼミナールが受験生と保護者にアンケート

 株式会社栄光(東京都千代田区、下田勝昭代表取締役社長)が運営する進学塾・栄光ゼミナールは、この春国立・私立中学の受験生(261人)とその保護者(339人)と、公立中高一貫校の受検生(116人)とその保護者(138人)を対象に「受験生アンケート」を実施しその結果を発表した。調査は今年1月19日から3月12日にインターネットで実施した。

『中高一貫校受験(検)をしようと最初に考えたのはどなたですか』という問いには、私立・国立中学を受験した家庭の52.4%、公立中高一貫校を受検した家庭の37.7%が「母」と回答した一方で、「本人」(国立・私立29.8%、公立35.5%)や「父」(国立・私立14.9%、公立中高21.7%)と、比較すると公立中高一貫校の受検生の方が自主的に受験を考えていることがわかる。

(1)私国立中学受験・公立中高一貫校受検をしようと最初に考えたのはどなたですか。(保護者)
私立・国立中学を受験した家庭の半数以上が「母」が受験のきっかけとなっている一方、公立中高一貫校受検では「本人」や「父」の割合も高く、きっかけにも違いがあることが明らかとなった。

 また、志望校を決定する上で重視したポイントについて「授業料などの経費」を挙げた保護者は、国立・私立中高一貫校受験は1.9%に対して、公立中高一貫校受検は31.6%と大きく差が出た。

『習い事やクラブはいつ頃まで続けましたか』の問いには、国立・私学受験生の5人に1人以上、公立中高一貫では半数以上が、習い事やクラブを“辞めずに続けていた”ことがわかった。

『志望校を決定する上で重視したポイント』として最も多かったのは、私立・国立中学はともに「教育方針・校風」。私立・国立中学は受験生49.0%・保護者67.3%、公立中高一貫校は受験生53.9%・保護者57.9%となった。受験生が保護者よりも重視していることは、「校舎や設備が整っている」など、学校生活に纏わる項目だった。

『受検を乗り越える上で精神的な支えになってくれたのは誰ですか』との質問では、いずれも「母」に次いで「塾の先生」が挙げられた。また、「学校の友達」よりも「塾の友達」が精神的な支えになっていることも明らかに。栄光ゼミナールは、「“志望校合格”という同じ目標をもつ 塾の友人も、受験生にとっては重要な存在であることが明らかとなった」とコメントしている。

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