文京学院大学、岩手・釜石で実践型教育プログラム実施 学生が地域課題解決に挑戦

 文京学院大学は5月8日、岩手県 釜石市 において、実践型教育プログラム「釜石スタディケーション2026」を5月16日から29日まで実施すると発表した。同プログラムは、「Study(学び)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた“スタディケーション”をテーマとする取り組みで、今年で4年目。経営学部の学生10人が約2週間現地に滞在し、企業や行政機関でのインターンシップを通じて地域課題の解決や魅力発信に取り組む。

 プログラムでは、PBL(課題解決型学習)を軸に、「学ぶ・働く・暮らす」を地域で体験。主体性やコミュニケーション力、チームワークなど、社会人基礎力の育成を目指す。事前学修から現地実習、振り返り、危機管理教育までを含めた一貫型プログラムとして設計されている。開催地となる釜石市とは、同大学が10年以上にわたり交流を続けており、地域住民や地元企業、行政との連携体制を構築してきた。大学側は、単なる短期研修ではなく、「地域と大学が継続的につながりながら学び合う取り組み」と位置づける。2026年度は、地元企業4団体・行政機関が受け入れ先となる。酒造会社 浜千鳥 ではSNS発信やデジタルマーケティング施策を、水産加工会社 津田商店 では営業・品質保証業務やSNSコンテンツ制作を体験する。また、釜石市役所 では文化財調査や広報業務などに携わる予定だ。地方都市では人口減少や人手不足が課題となる中、同大学は学生の柔軟な発想を地域活性化につなげたい考え。受け入れ側にとっても、若者視点による新たな気づきや情報発信力への期待が高まっている。指導を担当する阿部裕香里准教授は、「学生には釜石を『第二の故郷』として当事者意識を持ち、地域課題解決に挑んでほしい」とコメント。代表学生の山後柊季さんも、「講義形式では得られない学びを通じ、自分たち自身も成長したい」と意欲を示している。

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