「AI学校司書」を千葉市・日高川町で試験運用 授業実践データから図書資料を提案

 京都産業大学と日本事務器株式会社が共同研究を進める「AI学校司書」の試験運用が、千葉市と和歌山県日高川町で行われている。教員や学校司書が授業の単元、学年、探究テーマなどを入力すると、過去の授業で活用された図書資料や提案理由、所蔵する図書館を示す仕組みだ。

 共同研究では、学校図書館や公共図書館の資料が授業でどのように使われたかを記録するアプリ「BOOK MARRY」を使用。資料の書誌情報や教員・司書のレビューに加え、学習指導要領や教科書の情報もAIに読み込ませている。

 教育家庭新聞の取材によると、試験運用は千葉市で6月、日高川町で7月に始まった。検索件数は千葉市が8月末の52件から9月末には135件、日高川町が110件から376件に増加した。9月末までの実践記録は千葉市4943件、日高川町653件という。

 経験のある教員や司書の知見をデータとして蓄積し、教材研究を支援する取り組みである。塾でも、教材の選定理由や指導実績を教室間で共有し、講師の経験差を補う仕組みへの応用可能性がある。

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