Archive for: 1月 2016

有給休暇が年に何日?知らないが53%

旅行予約サイトの運営会社エクスペディアの調査によると、有給休暇が年に何日あるかを知らない人の割合が日本では53%に達し、欧米やアジアなど26の国・地域の中で最も高かったことが分かった。2位のオランダ(38%)、3位のノルウェー(28%)を大きく引き離した。「有休を取得するのに罪悪感があるか」という質問に「はい」と答えた人の割合も日本が18%で1位だった。理由として「人手不足」を挙げる人が最も多く、仕事の遅れや同僚への迷惑を懸念する傾向が強い。2位は米国(10%)だった。

英検準1級以上の取得 中・高教員、目標遠く

文部科学省によると、全国の公立中学・高校の英語教員で英検準1級以上に相当する資格を持っているのは、2014年度調査では中学で28.8%、高校で55.4%だった。17年度までに中学50%、高校75%にするという目標からかけ離れているのが実態だ。政府が昨年11月に開いた外部有識者らによる「行政事業レビュー」でも英語教育が批判の対象になった。「子供の語学力向上に成果が出ないのは、教員の英語力や指導力が足りないため」との厳しい指摘もあった。

私大授業料の平均は86万4千円

文部科学省によると、私立578大学の2014年度入学生の授業料平均額は86万4384円で、前年度から0.5%増えていた。入学料は26万1089円、実験実習料は3万4914円で、1年生が払う「初年度納付金」の合計は前年度とほぼ同じ、143万4996円だった。学部別に見ると、授業料が最も安いのは神・仏教学部の71万4308円(前年度比0.1%増)で、法・商・経済学部が73万8020円(同0.7%増)と続いた。高かったのは歯学部の304万8247円(同1.8%減)、医学部の254万7399円(同0.4%減)。

大阪府教委、私学所管も検討

大阪府が、公立学校の管理指導を担う府教育委員会に、私立学校や府立大学への指導も委ねる検討をしていることがわかった。幼稚園から高校まで公立・私立を一元的に指導する「教育庁」を設ける構想で、公立大学まで含めた移管が実現すれば全国初という。2月府議会に組織改編の議案を提案する方針。松井知事は公立・私立学校の一体的な教育改革が必要と判断した。府教委事務局を組織改編し「教育庁」とし、幼児教育の充実や公立・私立校間の人材交流、府・市立大学の統合議論の進展などを図るという。

元教職員の復職支援 県教委、一部試験を免除

栃木県教育委員会は、今春願書を受け付ける2017年度の公立学校新規採用教員選考から、介護などを理由に退職した教職員を対象に一部試験を免除した選考を新設する。対象は県内の公立学校の教諭、養護教諭として教職経験が5年以上あり、介護、育児、家族の転勤などによる転居を理由とした退職者。出願時に退職した翌年度から10年以内か、10年を超えている場合は15年度までの3年間に県内で講師、助教諭などで通算12カ月以上勤務経験があることが条件。年齢は採用時59歳以下の条件がある。

法科大学院、4校が補助金ゼロに 16年度配分33校減額

文部科学省は12月25日、法科大学院43校に対し2016年度に配分する補助金の増減比率を公表した。各校が提案した教育プログラムの内容を評価した結果、10校が増額、33校が減額され、4校は初めて補助金がゼロとなった。同省は大学経営に直結する補助金の配分にメリハリをつけることで司法試験の合格率や教育内容の改善を求め、一段の統廃合を促している。法科大学院への補助金額は14年度まで規模に応じて機械的に決まっていたが、一部司法試験合格率の低迷が続くことを受け15年度から実績に基づく傾斜配分を始めた。

伊勢志摩サミット、政府がロゴマーク決定

政府は12月28日、来年5月に開く主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で使うロゴマークを発表した。中央に日の丸をイメージした赤い丸を配置し、まわりに参加国数と同じ7枚の桜の花びらをちりばめた。背景は伊勢志摩の海を表現したという。記者会見の看板やグッズなどに使う。

 大分県立鶴崎工業高校の宇津宮志歩さん(18)の作品。小中学校、高校、特別支援学校の児童・生徒を対象に公募し、7084作品の応募があった。

イラクに日本式小学校 掃除や給食、道徳心養う

イラクの首都バグダッドに日本式初等教育を実践する私立の小学校が設立され、日本大使館で12月26日、開校式が行われた。ホームルームや掃除、給食を取り入れ、道徳心や集団意識の育成を目指す。校名は、価値や道徳を意味するアラビア語にちなみ「アルキヤム小学校」。11月にすでに開校し、1年生と2年生計約230人が学んでいる。2年生からは日本語も学習するカリキュラムで、日本に留学経験のあるイラク人教師らが日本語を教える。

「ブラックバイト」防止、学習塾などに配慮要請 厚労省

厚生労働省は12月25日、学生が学業に支障をきたすほどの労働を強いられる「ブラックバイト」問題への対応として、学生が多く働く学習塾や外食、小売業界の団体に対して配慮を要請したことを明らかにした。「雇い入れの際に労働条件を記載した書面を交付しているか」「時間外労働や休日労働に割増賃金を払っているか」「学生の希望に反してシフトを入れていないか」などを企業が自主点検するよう呼びかけたという。

ネスレ  キットカットショコラトリーの「受験応援パック」

ネスレ日本(神戸市中央区)は、全国8店舗のスイーツ専門店「キットカット ショコラトリー」で「受験生応援パック」を1月9日から発売する。5枚入り、1000円。「ピスタチオ&ラズベリー」5枚を、「合格」にかけた五角形のパッケージに詰めたもので、桜の木からつくられた小さなチャーム(飾り)がセットになっている。そのほか、チョコレートに応援メッセージが刻印された「受験メッセージパック」、個包装袋にメッセージが書き込める「紅白パック」(各14枚入り、540円)も販売中。