東京都は5月26日、2015年に都内を訪れた外国人旅行者が前年比34%増の1189万人と、初めて1千万人を超えたと発表した。外国人の飲食や宿泊などの消費額も42%の大幅増で1兆1150億円と過去最高を更新した。20年開催の五輪を控え訪日客は一段と増える見込みで、都内でも多言語対応など受け入れ体制の拡充が課題となる。外国人旅行者の内訳は宿泊客が36%増の901万人、都内に宿泊しない日帰り客が29%増の288万人だった。1人当たりの平均消費額は宿泊客が10万~12万台、日帰り客が約3万円だった。
競泳男子背泳ぎ日本代表の入江陵介(イトマン東進)が、所属先が東京都多摩市に総工費50億円かけてオープンした「AQiT(アキット)」で練習を公開した。
リオオリンピックの出場が決まっているイトマン所属の入江陵介選手、中村克選手、塩浦慎理選手、山口美咲選手らも出席したAQiTの完成披露式典
同施設は民間では日本初の五輪仕様公認競技用プールという触れ込みで5月24日に開場した。水深は3メートル、五輪と同じオメガ社製のスタート台が設置された全8レーンの長水路(50メートル)で、水中や天井に配された計37台のカメラで撮影された映像は、プールから上がることなく、大型画面で即座に見ることができる。
多摩センターに完成したAQiTの外観