Archive for: 1月 2017

いじめ相談・匿名でリアルタイム報告「STOPit」 私立帝塚山小学校での導入が決定

いじめ等の不適切な行為を報告・相談するアプリ、及び管理者向けの問題解決ツールからなる「STOPit」プラットフォームの日本での小学校第一号導入校として、私立帝塚山小学校(奈良県奈良市、校長: 池田 節)が決定したことがわかった。今回の導入での「STOPit」利用対象者は、3~6年生となる。同学校は「小学生のスマートフォン所有率は年々増加しており、いじめの認知件数も増え続けています。より安心安全な学校環境を提供するとともに、保護者の協力を得て子どもたちの不適切行為が抑止されることを期待して、小学校3~6年生を対象に「STOPit」プラットフォームの導入を決定いたしました。」と期待している。

「STOPit」プラットフォームはいじめ等の不適切な行為を受けている、もしくは目撃した人が匿名で学校等の組織担当者に報告・相談ができる「STOPitモバイルアプリ」と、報告・相談を受けた担当者が適切に管理・対応できる効率的な管理ツール「DOCUMENTit」から構成されている。日本では2016年6月より羽衣学園中学校(大阪府高石市)が「STOPit」プラットフォームを導入している。「STOPitモバイルアプリ」報告・相談ツールの仕組みは、メッセージや画像、動画等を用い現実社会やオンライン上での出来事を簡単に報告・相談できるようになっている。基本的にユーザー(児童・生徒)自身のスマートフォン/タブレットに「STOPitモバイルアプリ」をダウンロード・インストールして使用ができるが、スマートフォンやタブレットを所有していない場合でも、PCなどブラウザに接続できる環境があれば専用ページからログインして報告が可能。
 管理する側は「DOCUMENTit」を用い、担当者は報告・相談を受けた様々な出来事を管理・対応ができる。個々の出来事に種類やタグ、担当者等を設定し、アラート等のカスタマイズもできる。必要に応じて組織内外の他者(保護者、教育委員会、警察等)に共有・引き継ぎを行う事も可能となっている。

新生銀行グループの子育て支援ファンドによるインパクト投資第1号出資にママスクエアが決定

株式会社ママスクエアは、株式会社新生銀行と新生企業投資株式会社(以下、「SCI」)の、国内の子育て関連事業へのインパクト投資を行う「日本インパクト投資1号投資事業有限責任組合」(以下、「子育て支援ファンド」)を引き受け先とする第三者割当増資を平成29年1月25日付で実施した。
 子育て支援ファンドとは、総額5億円のファンドで、保育や学童、教育、家庭支援、育児と介護の両立支援などの事業や、女性活躍支援などのワークライフバランスに関する子育て関連事業を営むアーリーからレイターステージの企業を投資対象に出資を行い、経済的なリターンと社会的なリターンの両立を目指すインパクト投資。

「ママスクエア」は、現在関東・関西・九州で 11 店舗を展開(2016年 12 月末時点)。ワーキングスペースに託児機能を持つ親子カフェを併設したワーキングカフェを企画・運営し、母親が子どものそばで働ける、新しいワーキングモデルを確立。ワーキングオフィスからガラス越しに見える位置にキッズスペースを併設し、子どもが楽しく過ごせるよう、また母親が安心して働けるように保育士等の資格を持つ専任のキッズサポートスタッフが常駐している。今回の増資は、今後の新規出店費用などに充当し、子育てをする女性が安心して働ける場所を更に増やすことで、働きたくても預け先が見つからずに働けない女性が活躍できる環境を整え、仕事と育児を両立したい女性が柔軟な働き方を実現できるよう継続的にサポートを行う。

高校教員「進路指導が困難」9割以上 要因は「入試の多様化」がトップに

リクルート進学総研は、高校の進路指導・キャリア教育の現状を明らかにするため、全国の全日制高校の進路指導主事に対して進路指導の困難度、キャリア教育の進捗状況等についての調査を実施した。一部抜粋して紹介する。

• 進路指導について
■91.9%の教員が、進路指導を「難しい」と感じている。
 前回調査(2014年)から引き続き高止まり。

■困難の要因(上位3項目)は「入試の多様化」がトップ(前回4位から上昇)。

難しさを感じる要因は、前回調査4位の「入試の多様化」(25.7%)がトップ。
・前回調査1位の「進路選択・決定能力の不足」は3位、2012年調査1位の「家計面について」は5位。
 景況感については回復の兆しを感じさせる結果である一方で、入試制度の多様化が進路指導に影響を与えている。
■大学・短期大学などに期待することは、「入試の種類の抑制」「わかりやすい学部・学科名称」で変わらず、「実際の講義・研究に触れる機会」が増加。
・大学・短期大学などに期待することについては、1位が「入試の種類の抑制」(39.3%)、2位には「わかりやすい学部・学科名称」(36.6%)が入り、入試制度や学部・学科の種類が増加・複雑化している現状が進路指導にも影響していることが明らかとなった。
「高校の進路指導・キャリア教育に関する調査2016 」リクルート進学総研調べ

グローバルキャストとレゴ エデュケーション、国内初の習い事モデル『レゴ®クラス』を今年から開始

株式会社グローバルキャストと、レゴ社の教育事業部であるレゴ エデュケーションは1月26日、新しいアフタースクールモデル『レゴ®クラス』の普及促進を図るため、ライセンス契約の締結を発表した。

『レゴ®クラス』は、創造力と思考力、コミュニケーション力など次世代の子どもに必要なスキルを育成する、レゴ社デンマーク本社が開発した教育カリキュラムと、レゴ®ブロック教材を使用したレッスンを、提供できるサービスとして拡大させていくことを目指している。

『レゴ®クラス』では、大手塾や子どもの集まる店舗の一画など、既存の施設を利用したサービスの提供が可能となる。グローバルキャストでは2017年中に60施設の開校を目指している。17年には、車輪や歯車、てこの原理など身近なものの仕組みを組み立て体験しながら科学を応用した創造力と問題解決力を身につける“ワールドサイエンス”と簡単なプログラミングで、レゴ®ブロックでできたモデルを動かし、論理的な思考力や観察力や表現力を養う“コードクリエイター”の2つのカリキュラムを中心に展開していく予定だ。20年のプログラミング教育の必修化をはじめ、ロボットプログラミングの教育ニーズの需要が高まると判断ができる。

生物専門図鑑の読み放題サイト「図鑑.jp」が年間有料コースでオープン 出版社とユーザでつくる究極の図鑑。植物・野鳥2ジャンルから

インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社は、日本の生き物をしらべる・わかる図鑑読み放題サイト「図鑑.jp」を、1月17日(火)より提供開始した。

「図鑑.jp」は、専門性の高い生き物図鑑を電子書籍の読み放題・サブスクリプション方式で提供するWebサービス。図鑑の閲覧に加えて、ユーザが質問・報告できる投稿コーナーを設けており、図鑑や投稿を、生き物の名前や科名で横断検索することができます。

スタート時は植物、野鳥ジャンルからスタートし、図鑑の閲覧にはジャンルごとの年間有料コースへの加入が必要(※投稿コーナーと横断検索は無料で利用可能)。年会費は個人向けで植物5000円、野鳥3000円(各税抜き)で、オープンから2017年2月末までは初年度20%オフセールを予定している。また、個人向けのほか、法人向けライセンスも用意している。

図鑑は、各出版社が発行している日本を代表する専門図鑑を中心に、すでに絶版となった図鑑や公共機関などが発行した一般には入手が困難な図鑑も含んでおり、生き物の愛好家に加えて、プロ・セミプロなどの専門家の利用も見込む。

進む公園内保育所 都内では7カ所

東京都内で来春までに、国家戦略特区による規制緩和を活用した公園内保育所が7カ所登場する。2017年4月の荒川区など3カ所、10月の代々木公園内(渋谷区)に続き、2018年4月には品川区と港区、江東区で公園内保育所が開設する計画だ。と日経新聞が報じた。その中でも荒川区は2018年4月に保育所のみならず学童にも国家戦略特区を活用する予定だ。(平成28年度第2回荒川区子ども・子育て会議を開催。配布資料5)

イー・ラーニング研究所調べ 子どもにさせたい習い事、第1位は「プログラミング教室」

イー・ラーニング研究所が昨年12月、主に小学生の子供を持つ20~50代の男女413人に聞いた調査で、「2017年、何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)」という問では、第1位が「プログラミング教室」となり、第2位が「英会話スクール」(42)、第3位が「スポーツ系」という結果がわかった。2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される動きから、話題になったとイー・ラーニング研究所は推測している。また「なぜその習い事をさせたいのですか(させる予定なのですか)」という問に対しては、「将来のためになると思ったから」という回答が、「本人が希望したから」、「受験のため」を抑え、最も多い結果となった。将来必要となるスキルを身につけたいという思いが、習い事をする動機付けになっていることが伺える。そのほかの設問では「お子様の学校以外での学習方法は何ですか」という問いでは、第1位が「学習塾」となり、続いて「紙の学習教材」、「スマートフォン・タブレットを使った学習教材」という結果となった。「スマートフォン・タブレットを使った学習教材」は「PCを使った学習教材」を上回り、「紙の学習教材」とほぼ同じ割合で活用されていることがわかる。

「障害者差別解消法」に対応  “合理的配慮”の手立てとなる漢字ドリル

株式会社 教育同人社は2017年4月、通常学級におけるインクルーシブ教育や特別支援学級において「合理的配慮」の手立てとして活用できる教材『なかよし漢字ドリル』を発刊した。

『なかよし漢字ドリル』の特徴は1ページに掲載される漢字は5文字でゆったりとしたレイアウトになっており、漢字を掲載する表は1字ずつ独立し、書き順の間に罫線を引くことでメリハリをつけ、識別しやすいように配慮されている。ほかにも、教科書の進度に影響を受けない標準版なので、どこからでも始めることができ、子供一人ひとりの発達に合わせた指導が可能となっている。

この商品に関する問い合わせは電話または専用の問い合わせフォームへ。
TEL.03−3971−5151(代表)

 

カシオ 人気のある英語の発音判定機能付き電子辞書を発売

カシオ計算機は電子辞書“EX-word(エクスワード)”シリーズの新製品『XD-G4800』(高校生モデル)など13機種を、1月20日より順次発売する。新製品13機種は、好評のEnglish Training Gymを拡充。関西大学 外国語学部 教授竹内理氏が監修した学習プランで英語が学べる“トレジムプラン”を搭載。「高校英語の総まとめ(ボキャブラリー編)」「短期間で英会話フレーズをマスター(基礎編)」など。

英語の発音判定機能も強化を図り、単語だけでなく文章の判定にも対応。対応コンテンツの英語文章を録音すれば、音読時間/脱カタカナ英語度/子音の強さ/メリハリ/なめらかさの5要素に基づいて採点し、レーダーチャートで視覚的に結果が表示される。

『森塾』、東京・埼玉・千葉エリアに2017年の春期講習から新校舎を20校開校

株式会社スプリックス(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:平石 明)は、自社の運営する個別指導塾『森塾』の新たな校舎として2017年の春期講習より20校舎(東京エリア7校、埼玉エリア7校、千葉エリア6校)を開校する。

 個別指導『森塾』は、「『先生1人に生徒2人まで』の個別指導」「学校のテストで1科目+20点アップの『成績保証』」「保護者の方も『安心の授業料』」をキャッチフレーズに教室を自社展開してきた。現在、東京、千葉、埼玉、神奈川、茨城、新潟で86教室を展開している。Webサイト: http://www.morijuku.com

 春季講座からの新校舎は、東京エリア:青砥校、青砥校、成城学園前校、多摩センター校、豊田校、八王子校、南大沢校の7校。埼玉エリア:岩槻校、上福岡校、北本校、狭山校、深谷校、三郷校、みずほ台校の7校。千葉エリア:市川校、稲毛海岸校、千葉駅前校、成田校、八千代中央校、四街道校の6校。神奈川エリアは湘南ゼミナールが『森塾』を展開している。

 株式会社スプリックスは、個別指導塾『森塾』、『自立学習 RED』の運営や、学習塾運営ツール『フォレスタシリーズ』、塾講師専門求人サイト『塾講師JAPAN』、教務・授業支援サイト『フォレスタネット』、読書教育プログラム『グリムスクール』、ダンス教室『東京ダンスヴィレッジ』などを運営する総合教育企業。