Archive for: 6月 2021

ソフトバンク SoftBank 5Gを富士山頂で提供

 ソフトバンクは6月30日、富士山の登山シーズンにおける通信サービスのエリア対策について発表した。2021年は、富士山頂の一部エリアで「SoftBank 5G」が利用できるようになる。

 富士山のエリア化は、富士山頂や山小屋などに通信設備を設置し、高速データ通信サービスを提供する。2021年7月上旬から2021年8月下旬の間、富士山頂は例年、「SoftBank 4G LTE」でエリア化していた。2021年は「SoftBank 5G」の通信設備も臨時で設置し、より大容量の通信を利用できる。

 なお、主要な4つの登山ルート(富士宮ルート、須走ルート、御殿場ルート、吉田ルート)での登山口や登山道は、「SoftBank 4G LTE」によるエリア化が通年で実施されている。

玉井式×iZの共同企画 第4回グローバル学生ディスカッション「Students Speak Out!4」が開催

 株式会社タマイインベストメントエデュケーションズは、株式会社iZとともに、世界各国の学生が、それぞれの国の未来と相互協力の可能性を定期的にディスカッションする機会を共同企画している。
 その第4回グローバル学生ディスカッション「Students Speak Out!4」が、2021年6月25日(金)日本時間の19時30分~21時30分に開催された。

 今回のテーマは「Our SDGs – what we can do for the earth and future」(私たちのSDGs – 地球と未来のためにできること)。フィリピン、インド、日本の学生6名が、テーマに沿って自由にプレゼンテーションを行い、参加学生同士でディスカッションを行った。

 インドから参加したアニュシュカ・プリヤさん(ランチ―大学)は、コロナウイルスの人々への影響とSDGsの関係について発表を行った。参加学生からの「コロナウイルスのSDGsへの影響を最小限にするためには、政府はまず何に力を入れなければならないか」という問いかけに対し、「第一に医療環境を整え、そして人々に対する雇用機会の増加や教育が大事だ」と主張した。

 日本の多鹿佑哉さん(京都大学)は、SDGsとプラスチック廃棄の関係をテーマにプレゼンテーションを実施。プラスチックの廃棄によって生じる生態系への影響など、事態の深刻さを訴えた。参加学生からの「日本では特に食品産業でプラスチックが多く使われているが、それはなぜか」という問いかけに対し、多賀さんは「他人や顧客の利便性にとても気を配る傾向が日本人にはある」と回答。他の参加学生からは「日本はプラスチック生産大国であるが、生産量をゼロにするのは現実的ではない。ゴミの再資源化など処理の仕方が重要だ」という意見が出た。

 フィリピンから参加のジオ・アルモンテさん(デ・ラ・サール大学)は、ディスカッションのコミュニティやイベント、あるいは平和的なデモを利用し、私たちの声を政府など外部の組織体に届けることが、SDGsへの最も効果的な方法の一つだと主張した。「どのように年配の世代へSDGsの考えを広めていくことができるか」という参加学生からの問いかけに対しては、「私たち若い世代は、年配の方々へのアプローチが早すぎたり、押し付けがましかったりすることがあるので、周囲の人々、両親、そして祖父母と、ゆっくりアプローチしていくことが大切である」と述べた。

 共同企画社・iZの飯田隼央さん(関西学院大学)今後も月1回のペースでディスカッションイベントを継続開催していく。随時、下記SNSで告知し、興味のある学生、見学希望の方を募っている。

Facebook:https://www.facebook.com/tamaishikisso
インスタグラム:https://www.instagram.com/tamaishiki_sso
Twitter:https://twitter.com/out_tie

【グローバル学生ディスカッション】 次回開催決定!
「Students Speak Out!5 」
テーマ:Our life – with/after COVID-19 –
私たちの生活-ウィズコロナ/アフターコロナ
2021年7月30日(金)19時30分~21時30分(日本時間)

申し込みフォーム/Application form
【パネリスト/Panelist】
https://forms.gle/PtUV2nSqahVDLJ3m6
【オーディエンス/Audience】
https://tamaishiki.zoom.us/meeting/register/tZ0uce-hrjIsEtW8vkDs3NVHGiRJWAcdgj6V

月刊私塾界2021年7月号(通巻483号)

巻頭言

 今や日本の平均賃金は主要7カ国(G7)で最下位だ。

 日本で過去最高だった1997年の実質賃金を100とすると、2019年の日本は90と減少が続いている。海外は米国が118、英国は129など増加傾向にある中、日本だけが減っているのだ。

 19年の平均賃金を、同年の米ドルを基準とした購買力平価を使って国際比較しても、日本の低迷ぶりが際立つ。日本(3万8617ドル)はスイス(6万6567ドル)や米国(6万5836ドル)に大きく差を付けられた。韓国(4万2285ドル)やイタリア(3万9189ドル)よりも低い。

 経団連・中西宏明会長が1月末、「日本の賃金水準がいつの間にか経済協力開発機構(OECD)の中でも相当下位になっている」と語った。

 筆者もまさに「いつの間に」に同感である。

 とはいえ、数年前にオーストラリアを旅した折、このことに気付いていた。旅で食事をすると、どこで何を食べても値段が高いのだ。現地の方に伺うと、毎年の物価上昇の結果とのことだ。賃金も同様に上昇してきたので、あまり問題に感じていないようだった。

 バブル崩壊後、日本のインフレ率は0%前後で推移してきた。賃金の伸び率はそれを下回り続けた。

 当初はデフレにより、相対的に豊かな消費生活が送れると考えられていたが、そのような結果にはならなかった。 ところで、貴塾の授業料はどのように推移してきただろうか。そして、賃金は。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 学研CAIスクール マコト和泉校 AICオンラインイングリッシュ
  • 8 CatchUp2 株式会社やる気スイッチグループ やる気スイッチグループのEdTech発信拠点が誕生
  • 10 CatchUp3 株式会社スタディーハッカー 共通テスト突破に必須の英語力をパーソナルトレーニングで養う
  • 12 CatchUp4 一般社団法人 日本語力検定協会 漢字・文法・読解、聞き取り能力まで、幅広く検定する「文字検®」
  • 14 CatchUp5 株式会社ウィザス オンライン英会話の導入でアップした顧客満足度
  • 18 挑む大学 山梨学院大学 公務員就職に強い山梨学院大学が学部改変で進化
  • 24 挑む私学 常翔学園中学校・高等学校 職業 を養い、これからの人材を 成していく
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 54 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 55 【特集】 私塾界40年史〈前編〉  ─ 1981~1994 ─
  • 88 HOT TOPICS① 学習塾の労働生産性向上を推進 全国学習塾協会が新たなサービスを展 へ
  • 90 HOT TOPICS② NEA主催 前期 シリーズ学習会 テーマはデジタル社会の 客とコロナ禍
  • 96 教育サービス業界 企業研究(104) 株式会社CyberOwl
  • 99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(329)
  • 100 疾風の如く(144) 一歩塾(東京都) 代表 大南 和宏 さん
  • 102 For Whom the 塾 Tolls(2)
  • 104 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(98)
  • 106 白書界隈徘徊話(76) 西村克之
  • 108 自ら動き出すチームにする方法(82) 中谷彰宏
  • 110 塾の家計簿(50)
  • 112 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(96)
  • 113 芸術見聞録(96)
  • 114 わが子、就学中(4)
  • 115 塾長の机
  • 116 為田裕行の「教育ICT行」(76)
  • 117 10¹⁵ PETA(4)
  • 118 1981(28)
  • 119 Opinion from School(25)
  • 120 林明夫の「歩きながら考える」(191)
  • 122 新・授業改革を目指して(121) 石川幸夫
  • 124 私塾界インサイト(40)
  • 128 未之知也(97)
  • 130 咲かせよ桜(77) 小林哲夫
  • 134 論点2021(7) 総合型選抜について
  • 138 編集後記
  • 140 Book Review
  • 142 塾長のためのガジェット講座

葉隠勇進 たけのこをテーマに食育 たけのこを食べた日に本物のたけのこを展示

 葉隠勇進株式会社(東京・港区、鈴木 紀之 社長執行役員)は4月21日、給食調理の委託を受ける東京都内の小学校にて、たけのこをテーマにした「食育」を実施した。給食に、たけのこご飯を提供した日に、本物のたけのこを展示するコーナーを作り、調理された食材がどのような姿かたちをしているのかを五感を通じて体験してもらった。

葉隠勇進の食育
 葉隠勇進では、学校給食受託企業として安全・安心で真心のこもった美味しい「食育給食」を提供している。学校給食は「教育」の一環として、将来を担う子ども達の健全な「体」と「心」を育てる。『食べ物を残さないことが究極の食育』の認識のもとに、野菜の型抜きやスマイルカットなど、一手間かけた愛情いっぱいの給食で残菜の減量に努めている。児童・生徒が食に対する興味を持ち、正しい知識と食習慣を身につけることができるよう協力している。

食育テーマは「たけのこ」
 たけのこをテーマにした食育では、まず給食でたけのこご飯にして提供しました。さらに、その日、校内で「本物」のたけのこや皮をむいたらどうなるのかといった展示をしました。展示をすることになった背景は、例年であれば、授業内で子ども達にたけのこの皮をむいてもらい「食育体験」としていたが、今年度は感染症対策の為、授業は実施できなかった。そこで、「代わりに何かできないだろうか」と考え、実際にむいた皮や半分に切ったたけのこを展示することになった。
 休み時間になるとたくさんの子どもたちが駆けつけてくれ、「毛が生えていて、動物みたい!」「1つのたけのこから、こんなに皮がむけるの?!」「今日の給食に入っていたたけのこは、こんな形をしていたんだね!!」など、様々な感想が寄せられた。初めて生のたけのこを見た子もたくさんいたが、「本物」を展示することで、子どもたちは見て、触って、匂いをかいで、貴重な経験をしてもらうことができた。

やる気スイッチグループの個別指導学習塾「スクールIE®」、2020年 オリコン顧客満足度®ランキング授賞式を実施

 株式会社やる気スイッチグループ(東京・中央区、高橋 直司 代表取締役社長)が展開する個別指導学習塾「スクールIE®」は、2020年「オリコン顧客満足度®ランキング」の授賞式を2021年6月21日(月)にやる気スイッチグループの本社にて実施した。

やる気スイッチグループの代表者が授賞式に参加(写真左:株式会社oricon ME 常務取締役 柏崎 祐樹氏)

 スクールIEは、2020年「オリコン顧客満足度®ランキング」では「大学受験 個別指導塾 現役 首都圏」「高校受験 個別指導塾 甲信越・北陸」「小学生 個別指導塾 首都圏」の各ランキングで総合第1位を獲得し、3年連続のトリプル受賞を果たした。また、「小学生 個別指導塾 首都圏」は4年連続、「高校受験 個別指導塾 甲信越・北陸」は2年連続で第1位を獲得した。

国立科学博物館の職員がEduTuberとして、博物館のことを動画で紹介

 国立科学博物館(篠田 謙一 館長)は、国立科学博物館のことを楽しめるよう、動画の配信を積極的に行っている。これまで、国立科学博物館の研究者が行っている研究の紹介や、常設展示や企画展の紹介など60本以上を公開している。
 新たに、小学校高学年以上を対象にした、これまで以上に分かりやすく博物館の研究や展示について紹介する学習コンテンツ、「かはくのいろは」の配信を開始する。【•学習コンテンツ「かはくのいろは」:https://youtu.be/kknbs5Hta-s
 第1回目は、「恐竜が鳥として生き残っているって本当?」というテーマで、国立科学博物館で恐竜をはじめとする古生物を研究している真鍋真(まなべ まこと)副館長兼標本資料センターコレクションディレクターと、恐竜の展示や今生きている鳥の骨格を観察しながら、恐竜と鳥の“つながり”を見つけていく。 この「かはくのいろは」では、国立科学博物館職員の小川達也(おがわ たつや)が、EduTuberとして、進行役を務めます。 第2回目は、「標本レスキューって何だ?」というテーマを7月上旬に配信予定。

リソー教育 職域接種に協力へ およそ1万人分のワクチンを確保

 リソー教育は、新型コロナウイルスワクチン接種の加速化と集団免疫の獲得による早期の経済再生に向けて、職域でのワクチン接種を開始する政府発表方針に沿い、ワクチンの 「職域接種」に全面的に協力することを決定し、発表をした。

 リソー教育は、徹底した感染防止策(高さ 190cm 超の壁 に囲われたブースで、生徒と講師の間を仕切る大型ビニールカーテンの設置、生徒および講師のマスク着用、講師のフェイスシールド着用など)を講じることで、子どもたちが安心して通塾し、対面で個別指導を受けることができる環境作りに注力してきた。

 新型コロナウイルス感染症まん延の早期終結のため、ワクチン接種会場(4会場)を確保したうえで厚生労働省等へ掛け合い、約1万人分のワクチンを確保した。7月 5日より、リソー教育グループの従業員およびその家族、講師、接種を希望する生徒の保護者、提携先 (学校法人駿河台学園 等)を対象とし、接種希望者へのワクチン接種を実施することとした。

埼玉県川越市からJリーグを目指す「COEDO KAWAGOE F.C」、城北埼玉中学・高等学校とエデュケーショナルパートナー契約を締結

 COEDO KAWAGOE F.Cを運営するCOEDO KAWAGOE F.C株式会社(埼玉・川越市、有田 和生 代表取締役社長)は、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校である城北埼玉中学・高等学校を運営する学校法人城北埼玉学園(埼玉・川越市、森泉 秀雄 城北埼玉学園校長)とエデュケーショナルパートナー契約を締結したことを発表した。
 COEDO KAWAGOE F.Cは、2020年9月に新規設立し、埼玉県川越市をホームタウンとして、Jリーグ加盟を目指す新しいフットボールクラブ。埼玉県川越市に由来のあるメンバーで運営し、スペインでの指導実績のある監督や、海外プレー経験のある選手などが在籍し、サッカーだけが強いチームではなく、「フットボールクラブを通じて、川越に夢と感動を創出し続け、100年以上続くクラブ」を目指す。

 埼玉県川越市屈指の中高一貫の進学校である、城北埼玉中学・高等学校は、昭和55年に開校した川越で歴史のある学校の1つ。「着実・勤勉・自主」の校訓のもとに「人間形成」と「大学進学指導」を2本の柱とし、2020年には新たな取り組みとして、独自の授業を取り入れた課題解決型カリキュラムである「フロンティアコース」を開設した。

ハワイ州観光局、自宅で学べる「ハワイ通信ゼミ」を2021年7月7日から開講

 ハワイ州観光局(東京・千代田区、ミツエ・ヴァーレイ 日本支局長)は、ハワイについて専門家から学ぶ「ハワイ通信ゼミ」を企画し、ハワイの自然環境や伝統文化について学ぶ「マラマハワイコース」を2021年7月7日(水)から開講する。受講は無料。また、今秋にはハワイの最新情報をまとめた「ハワイトラベルコース」の開講を予定している。

「マラマハワイコース」は、旅行会社、教育機関、報道機関、学生、一般の方を対象に、全4回シリーズとなる。ハワイ州観光局日本支局長による観光×SDGs講座(7/7公開)を皮切りに、サスティナブル・コーストラインズ・ハワイ国際講師による海洋保全講座(7/21公開)、ハワイ島自然解説員による自然保全講座(8/4公開)、日本航海協会理事長による太平洋の古代航海術講座(8/18公開)。また、夏休み特別企画として、フラレア編集長による歴史文化講座(8/25公開)も開講する。受講申込は、ハワイ州観光局の公式ポータルサイト「allhawaii」内の「ハワイ州観光局 業界サイト」(https://www.allhawaii.jp/business/article/travel/350/ )にて受け付けている。

マラマとは、ハワイ語で「思いやりの心」を意味する。ハワイ州観光局は住民の生活と旅行者の体験をより多様で豊かなものにするレスポンシブルツーリズムの考え方を実践するためのキャンペーン「マラマハワイ〜地球にやさしい旅を〜」展開している。

学研 小中学生が対象のオンライン授業サービスGakkenn ON AIR夏期講習を開講

 株式会社学研ホールディングス(東京・品川区、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社学研メソッド(東京・品川区、山下 徹二 代表取締役社長)は、2021年6月24日よりGakken ON AIRの夏期講習の申し込みをスタートした。

 Gakken ON AIRは、コロナ禍によってオンライン学習が必然になったことをきっかけに、オンライン学習でありながらも、生徒のやる気や継続する気持ちを引き出すサービスとして誕生した。中学生向けのサービスとしてスタートしたが、「小学生の夏休みの宿題を応援したい!」という思いで、夏期講習では小学生講座を3種類開講する。

・Gakken ON AIR(学研オンエア)の特長
 全国の有名進学塾によるオンラインライブ授業×AIによる個別最適化学習の学習サービス。授業はライブ配信なので、その場で質問出来ることも魅力だ。

・家庭学習教材にGDLSを採用
 GDLS(Gakken Digital Learning System)とは、学研が独自に開発したAI搭載のデジタル教材。学研グループ塾でも利用されている。一人一人の習熟度に合わせて出題され、わからないところは解説動画を見て理解を深めることもできる。

Gakken ON AIR夏期講習の詳細は下記リンクへ。
https://gakkenonair.gakken.jp/lp2