Archive for: 9月 2022

城南進学研究社 学研HDとの業務提携 締結

 株式会社城南進学研究社(下村 勝己 代表取締役社長CEO)は、2022 年 8 月 26 日開催の取締役会において、株式会社学研ホールディングスと業務提携契約を締結することを決議し、業務提携を締結したことがわかった。

 この業務提携は、城南進学研究社の各種教育サービスや教育コンテンツと学研HDがもつ全国に展開する教室・塾事業や多様な教育コンテンツとのコラボレーションにより、新たなサービスや商品を開発し、新たなマーケットをつくり出し、塾業界内における優位性を確保できると考え、この業務提携に基づいた協働関係を築き上げていくことで合意をした。

 城南進学研究社は、教室・学習塾の連携や、英語学習コンテンツ・サービスの共同開発、学習アセスメントの共同開発・普及、幼児を対象とした教育サ ービスの連携、社会人を対象とした新教育サービスの開発・普及に関して、両社で取り組んでいくことを合意した。今後、両社で業務提携委員会を設置し、具体的な検討をおこなっていく。
 両社の強みをいかしながら、教室・塾事業に限らず、未就学から社会人を対象に教育事業における新たな 商品・サービスの開発をめざしていく。

成学社 オンライン専門コース「オンライン個別指導 フリーステップ Link One」を開講

 株式会社 成学社(永井 博 代表取締役社長)は、「個別指導学院フリーステップ」のオンライン専門コース「オンライン個別指導 フリーステップ Link One」の開講を決定した。

■「オンライン個別指導 フリーステップ Link One」とは

 点数アップと大学受験に強い「個別指導学院フリーステップ」のオンライン専門コースとして「オンライン個別指導 フリーステップ LinkOne」を開講。「個別指導学院フリー ステップ」のなかでも選抜された講師によるオンライン授業を、全国どこからでも受講ができる。

■「オンライン個別指導 フリーステップ Link One」の特徴

最難関大学出身者から選抜された講師が指導

「オンライン個別指導 フリーステップ LinkOne」の授業は、最難関大学出身者から選抜し、研修を通して「指導力」、「人間力」、「責任感」を兼ね備えた講師が担当する。これにより、高い学力水準の指導が可能となり、最難関大学を受験したいが自宅近くに対応 できる塾・予備校がない、いま進めている学習に加えより高度で複雑な個別対応を限られた期間だけ受けたい、といったニーズにも対応する。

塾生1名:講師1名の完全個別指導で受講しやすい制度設計

 塾生と講師がコミュニケーションを取りやすい完全1:1の個別指導を行う。オンライン授業のため、1コマは集中力の持続する 40 分と短時間に抑え、授業料と教材費のみの利用しやすい価格で提供する。また、1講座を毎週1回受講する月謝制だけでなく、1講座4回を都合の良い時間帯で受講する回数制も導入し受講しやすい環境を整える。

授業以外の自立学習も支援

 オンライン授業は、授業時間以外のコミュニケーションが不足がちになり、学習時間の管理が難しいとされているが、学習面談の実施、学習 Web コンテンツの提供によりこれを解消する。講師は、授業4回ごとに学習面談を行い、塾生の不安やつまずきを解消する。また、受講者にはオリジナルの学習 e ポートフォリオや豊富な映像コンテンツ、デジタルテストを提供、講師は活用アドバイスを行うことにより自立学習を支援する。

サービス開始日
2022 年9月1日(木)から
Web サイト:https://www.kaisei-group.co.jp/linkone/

昭和大学と富士通Japan、電子カルテシステムの診療データから疾病を予測する診療支援AI技術の開発に向けた共同研究を開始

 学校法人昭和大学(東京・品川区、小口 勝司 理事長)と富士通Japan株式会社(東京・港区、砂田 敬之 代表取締役社長)は、医師の診断支援による医療水準の均てん化や診療業務の効率化を目指し、昭和大学横浜市北部病院の臨床現場において、電子カルテシステムに入力された診療データから即時に疾病を予測し、治療方針の候補などを医師に提案する診療支援AI技術の開発に向けた共同研究を2022年9月より開始する。

 この共同研究では、医療分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた患者サービスの質の向上を目指し、主訴や患者所見などの電子カルテシステムに記載されたテキストデータと病院に蓄積された過去の診療データから総合的にデータの関連性、類似性を数値化し、疾患分類を評価する新たな診療支援AI技術を研究開発する。これにより迅速な鑑別診断を可能とし、診療業務の効率化を実現する。さらに、昭和大学の倫理審査で承諾を得た昭和大学横浜市北部病院が保有する匿名化された診療データを用いて、開発したAI技術の有効性の検証と評価を行い、同病院での本運用に加え、他の昭和大学附属病院に向けたサービス提供や研修医向け教育コンテンツへの展開など、昭和大学病院グループの診療全体への寄与を目指す。


 国内の一般病院における電子カルテシステムの普及率は60%に近づきつつあり、昨今、蓄積された診療データの利活用は、大学病院などの大規模医療機関における研究分野にとどまらず、診療や経営の改善に向けた統計データとしての活用など、ヘルスケア業界をはじめとする様々な業界で期待が高まっている。

 この共同研究で開発する診療支援AI技術により、診療業務の効率化や重要な疾患の見落とし防止など、医師を幅広く支援するとともに、医療水準の均てん化にも貢献する。さらに、電子カルテシステムとの連携による診療業務の効率化や、医療従事者の働き方改革を支援する新たな仕組みの構築などの医療分野におけるDXを推進していくことで患者サービスの質の向上につなげていく。

1 研究概要
(1) 診療支援AI技術の新規開発
昭和大学横浜市北部病院が保有する過去20年分の電子カルテシステムに蓄積された診療データと、同病院の専門医による医学的知見やアドバイスを基に、主訴や患者所見などの電子カルテシステムに記載のテキストデータを汎用的な自然言語処理技術で解析し、鑑別診断候補となる疾患分類をスコアリング評価した結果と過去の診療データを組み合わせて、総合的にデータの特徴量を算出し、類似症例検索アプローチによる疾患候補の提案を行う診療支援AI技術を富士通Japanが新規開発。

(2) 臨床現場での検証と評価
昭和大学横浜市北部病院の臨床現場における診療支援AI技術の有効性の検証・評価。

2 期間
2022年9月から2023年3月まで

3 場所
昭和大学横浜市北部病院

 今後、昭和大学は富士通Japanとともに、共同研究で開発するAI技術を2022年度中に臨床現場に適用し、有効性の検証を進め、継続して患者本位の医療や高度な医療の推進、医療人の育成を目指す。
 富士通Japanは、本共同研究を通じて2022年度中にAI技術を開発し、昭和大学における診療業務の効率化を支援するとともに、今後もさらなる精度向上を図り、全国の医療現場での適用を推進していく。

「桃太郎電鉄教育版」今冬より全国の学校教育機関に向けて無償で提供

 株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、「桃太郎電鉄」を教育分野で活用する取り組みとして、ブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』を制作し、2023年より無償で学校教育機関への提供を始める。

「桃太郎電鉄」は、1988年の第1作発売以来、30年以上にわたり幅広い世代に楽しまれているボードゲームシリーズ。プレーヤーが鉄道会社の社長となり日本全国を巡って物件を買い集めて資産額日本一を目指すというゲーム性が、地理や経済に興味を持つきっかけとなったという声が数多く上がっていた。こうした声に応え、コナミデジタルエンタテインメントは学校などの授業で活用できるよう、WEBブラウザやタブレット等でプレー可能な『桃太郎電鉄 教育版』の制作を進めている。また本作は、できるかぎり多くの教育機関が導入できるよう、無償での提供を予定している。『桃太郎電鉄 教育版』の特徴は、以下の通り。

1.授業にあわせて、対象地域やプレー時間の設定が可能
 通常の「日本全国」の他に、授業のカリキュラムに合わせ、「北海道」から「九州・沖縄」まで7つの地域が選択可能。一般的な授業時間で完了できる短い期間の設定や、対象地域を絞った学習ができる。

2.楽しみながら学べる、地理情報表示機能
 駅に止まると、その駅や都道府県の基本情報を表示。さらにマップ上の建物や食べ物などのアイコンに虫メガネを合わせると、実際の建物や特産品、観光地、史跡などの情報を知ることができる。

3.教育現場での活用を想定したゲームバランスの再調整
 誰かを指定して攻撃カードを使用する事ができない等、子ども同志のトラブルに発展する可能性のある要素を排除。また、相手のプレーを妨害する「貧乏神」を非搭載とするなど、過度に持ち金(資金)が変動しすぎないように調整されている。

『桃太郎電鉄 教育版』の制作にあたっては、アドバイザーとして、Global Teacher Prize 2019 Top10に選ばれた小学校教諭・正頭英和先生が監修協力している。

学書 ジェイシー教育研究所との資本業務提携を締結

 株式会社学書(愛知・名古屋市、田村 茂彦 代表取締役)は株式会社ジェイシー教育研究所(千葉市・中央区、佐藤健一代表取締役)の株式を100%譲り受け、資本業務提携を締結したことを発表した。

 今回の資本業務提携により、営業強化及び取扱商品の拡充を通じてより一層充実したサービスの提供を目指し、新たな商品開発にも積極的に取り組み、新しいビジネスの創造を目標として今後は両社の企業価値向上を目指していく。

会社名:株式会社 学書(https://www.gakusho.com/official/
本社 :愛知県名古屋市北区楠3-815
代表者:代表取締役 田村 茂彦
設立 :昭和58年12月27日

<事業内容>
小中校生向けの問題集等、 現在約1,000アイテムの教材を日本全国の民間教育機関(学習塾・私立学校等)に販売。デジタル教材や業務システムの開発・サービスサポート。「民間教育業界の縁の下の力持ち」として様々な教育事業に携わっている。

会社名:株式会社ジェイシー教育研究所(https://www.jc-edu.co.jp/
本社 :千葉県千葉市中央区新田町10-15誠寿ビル2F
代表者:代表取締役 佐藤 健一
設立 :平成2年11月22日

<事業内容>
Xam(イグザム)の開発、販売開始から20年以上。長年培ってきたノウハウで、教育コンテンツ・ソフトウェア開発を行なっている。教育コンテンツ・ソフトウェアの企画、開発学習関連Webサイトの制作&運営、ICT教育ソリューション企画。

花形 9⽉から出願が始まる総合型選抜の⼆次試験対策に使える特別講座を9月23日に開催

 株式会社花形(⼩澤 忠 代表取締役)は、総合型選抜(AO⼊試)をはじめとした⼤学受験で必要な「プレゼンテーション」の特別講座を9⽉23⽇(⾦)にオンラインで開催する。スピーチライターの株式会社カエカ 代表取締役 千葉佳織さんを招待しプレゼンテーション・⾯接の対策に役⽴つ特別講座を開催する。

 参加方法はhttps://aoaoi.jp/event/post-23923/のページからLineの友達申請へ

概要
イベント名
⼀⽣役⽴つ!教授を感動させるプレゼンテーション特別講座!
開催⽇時9⽉23⽇(⾦)14:00〜16:00
開催場所オンライン
コンテンツ
①プレゼンとは
②受験におけるプレゼンの特徴
③プレゼンが上⼿くなるコツ
④実践形式で直接フィードバック!
⑤質疑応答
対象⼤学受験を考えている⾼校⽣、その保護者
参加費
参加:5,000円
*2名限定で、イベント中に千葉さんから直接フィードバック!
視聴のみ:1,000円

凸版印刷、AI-OCRで古文書を解読するスマホアプリを開発

 凸版印刷株式会社(東京・文京区、麿 秀晴 代表取締役社長)は、スマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるスマホアプリを開発した。

 2021年にサービス提供を開始した古文書解読支援システム「ふみのは®ゼミ」がパソコン・タブレット上での利用、かつ法人向けに限られていたのに対し、このアプリケーションは一般利用者でもスマートフォンで撮影したくずし字資料を、その場で手軽に解読できるサービス。
 このアプリケーションは、木版を用いて印刷されたくずし字資料に対応したAI-OCRに加えて、新開発の手書きの古文書に対応したAI-OCRを搭載し、幅広い資料の解読を支援。資料館等での古文書の解読や調査業務の効率化をはじめ、一般利用者の「手元にある古文書の概要を知りたい」「くずし字を読めるようになりたい」といったニーズに対応している。
 2022年9月より公益財団法人三井文庫(東京・中野区、武田晴人 文庫長)、京都市歴史資料館(京都市、井上満郎 館長)、和洋女子大学(千葉・市川市、岸田 宏司 学長)などの協力のもと実証実験を開始。2023年1月にベータ版公開、3月に正式版の一般販売を予定している。

岡山大学 大学院環境生命自然科学研究科を令和5(2023)年4月に設置

 国立大学法人岡山大学(岡山市北区、槇野博史 学長)は、令和5(2023)年4月に大学院自然科学研究科及び大学院環境生命科学研究科を再編・統合し、大学院環境生命自然科学研究科を設置する。

 岡山大学は、グローバル化や少子高齢化、DX化など急速に社会が変化する時代の転換点を迎えている現代において、社会や企業のニーズや期待に応えるために、既存の枠組みを超え、大学院生が身に付けるべき能力を意識した学修者本位の学びを軸にした、大学院教育の質的転換を目指し、大学院改革に取り組んでいる。

 理系研究科においては、基礎科学や応用工学の知識と技術に環境問題と食料問題に関する新しい学問体系を融合し深化することにより、自らが率先して課題を発見し解決するリーダーシップとトランスファラブルな力を有する「主体的に変容し続ける先駆者」として新たな価値創造と世界の革新に貢献する人材を養成することを目的に、既存の自然科学研究科と環境生命科学研究科を再編して「環境生命自然科学研究科」を設置するべく、文部科学省に申請していた。

 2022年8月12日付けで、環境生命自然科学研究科の令和5年4月からの設置が承認され、9月2日付けで設置報告書が受理された。

「探究学習100」事務局が高校生のためのオンライン部活を開設 9月23日にはキックオフイベントも

 幼児から中学生までを対象とした探究学習プログラムを提供する「探究学習100」運営事務局が、高校生のための新しいオンライン部活「プロジェクト部」を立ち上げた。プロジェクト部には、「建築・まちづくり部」と「デジタルアート部」の2種類があり、9月23日(金・祝)には建築・まちづくり部のキックオフイベントが開催されることが決まった。

 イベントの詳細は下記の通り。オンライン部活動は高校生向けだが、このイベントには中学生も参加できる。
また、探究の文化を全国に広めるべく、「探究学習100」のペートナー企業も募集している。詳細は事務局のサイトへ。

【建築・デザイン・まちづくりに関心のある高校生必見!建築やまちづくりの“今”を、プロと一緒に探究しよう。】
 最前線で活躍する建築家2名を招待し、高校生とともにこれからの《建築・まちづくり》について考える、オンライン・イベントを9月23日(金・祝)に開催する。時代と共に変化するものづくりへのアプローチやプロジェクトの切り拓き方について、 今まさに新分野を開拓中のプロフェッショナルと共に語り、想像しよう!

 無料でどなたでも参加できるため、ぜひ学校・塾内で関心のありそうな生徒さんがいらっしゃったら、お伝え頂けると嬉しいです(ちなみに、高専生・中学生・大学生なども参加可能です)。また、イベントは今年10月〜来年3月に行われる新しいオンライン部活「建築・まちづくり部」にも繋がっているので、部活に関心のある方もいらして頂けると幸いです!

イベントの詳細はこちら
https://projectbu-architechture.peatix.com/
建築・まちづくり部についてはこちら
https://sites.google.com/aschool.co.jp/project-bu/
※チラシも添付しておりますので、印刷・配布いただけると幸いです。

■開講日時
9/23(金・祝)14:00〜17:30

■対象
高校生
  ※高専生やフリースクール生、不登校の生徒や海外在住者を含みます。
  ※主な対象は高校生ですが、中学生や大学生の参加も可能です。

■定員
100名(目安)

■受講方法
オンライン
  ※Zoomにて配信しますので、お使いのデバイスにあらかじめ設定ください。また、可能な限り画面オンにてご参加願います。
  ※講義だけではなく、ゲスト講師の方々と直接やりとりができる質疑応答の時間もあります。

■受講料
無料

■プログラムの流れ
【第一部】「これからの建築・まちづくりとは?」建築・まちづくりのプロフェッショナルによる講義・対談
 14:00〜14:50 鈴野浩一氏(トラフ建築設計事務所)
 15:00〜15:50 秋吉浩気氏(VUILD株式会社)
 16:00〜17:00 お二人による対談
【第二部】高校生から始める、実践《建築・まちづくり》
 17:00〜17:30 プロジェクト部「建築・まちづくり部」(*)のご紹介

◎ こんな人におすすめ!
「最近、いろんな建物や構造物に興味関心があるかも。建築について、もっと知りたい!」
「そろそろ進路を考え始める時期。建築学科が気になるのだけれど、どんなことを学ぶんだろう?」
「建築家になりたい!でも実際はどんな仕事をするの?未来の建築ってどう変わる?」
「人の営みやまちづくりについて考えるのが好き。どんな関わり方があるのかな?」

山梨県立美術館50周年に向け、メタバース活用で”新たな価値を創造する場”へ

 山梨県立美術館は、2028年度の開館50周年に向けて「新たな価値を生み出す美術館」ビジョン案を9月8日、あきらかにした。豊かさの体験と新たな価値を創造する場となるよう、「社会において求められる美術館の実現」を目指すという。それに伴い、メタバースを活用した実験的な事業をおこなう。館内にVR機器等を導入し、メタバース体験の場を整備。11月末より運用開始予定。同事業では、山梨県出身の現代美術作家による作品展示や現代美術作家とのワークショップなどを実施する。今後は、メタバースを活用した商品やサービスの販売など、現実とリンクさせたふれあい空間の創造を図っていく。

 メタバースだけでなくコレクションのNFT化など、美術業界に新たな取り組みが進んでいる。山梨県立美術館の取り組みを皮切りに各地で新たなアートの形が広がっていくと考えられる。