Archive for: 9月 2022

「漢字ミュージアム× QuizKnock 博学審問の漢字クイズラリー」10 月 5 日(水)から開催

 漢検 漢字博物館・図書館(京都市・東山区、髙坂 節三 館長)は、株式会社baton(東京・品川区、衣川 洋佑 代表)が運営するQuizKnockとコラボした「漢字ミュージアム×QuizKnock 博学審問の漢字クイズラリー」を開催する。

■イベント概要
【イベント名】漢字ミュージアム×QuizKnock 博学審問の漢字クイズラリー
【期間】2022年10月5日(水)〜2023年4月4日(火)
【会場】漢字ミュージアム https://www.kanjimuseum.kyoto/
〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側551番地
【内容】QuizKnockと漢字ミュージアムがコラボしたクイズラリー
【料金】漢字ミュージアムの入館料が必要
【特典】参加者にコラボ記念の缶バッジを配布(先着10,000名)

「漢字ミュージアム×QuizKnock 博学審問の漢字クイズラリー」には、QuizKnockから伊沢拓司さん、河村拓哉さん、山本祥彰さんが参加。数々のクイズタイトルを獲得し個性的なクイズを作り出してきた3人が、今回のために制作した、漢字ミュージアムでしか解けないオリジナルクイズが館内10か所に設置される。

 伊沢さんは難読漢字しりとりなどを出題。誰もが一度は目にしたことがある漢字の、あまり知られていない読み方でしりとりが展開されます。河村さんは四字熟語や常用漢字改定にちなんだクイズなどを出題。正解に「なるほど」と思わせる仕掛けのあるクイズも含まれている。山本さんさんは「今年の漢字」から着想を得たクイズや、パズル要素のあるクイズなどを出題。解答には漢字の知識や柔軟な発想が問われる。さらに、3人からのメッセージ動画やクイズに対するヒント動画が館内限定で公開されるほか、クイズラリー参加特典として先着10,000名にコラボ記念の缶バッジを配布する。

月刊私塾界2022年10月号(通巻498号)

巻頭言

 比較的落ち着いて生徒指導に集中できる時期を迎えていることと思う。
 しかし、次年度の事業計画を策定中のところが多いのではないかと推察する。
 その中で授業料をどうするか決めたであろうか。これだけ物の値段が上がり、物価上昇の先が見えない中で。
 学習塾最大の経費である人件費に頭を悩ませる。
 原価計算を厳密に実施しているところは少ないであろうから、どの程度授業料をあげたらいいのか、あげられるのか、なかなか見当がつかない。
 競合他社の状況を見てから決めるのでは、1周遅れになってしまう可能性があるため、それもできない。
 原価計算をしてこなかったツケが回ってきた。
 国語の授業でテキストの文章を音読させると、その生徒の読解力をおおよそ把握できる経験をお持ちの方が多い。
しかし、その科学的根拠を考えたことがある方は極少数だ。
例えば1年生までは、文字を1文字ずつ読んでいるが、2年生くらいからはまとまりで読むようになる。読み方によって、脳で処理する場所が違う。
 ことほど左様に塾人は経営でも、生徒指導でも経験則だけに頼りがちである。
 経験則に従うことが悪いわけではない。それだけで済ませてしまうことが問題なのである。
 一度我が身を振り返っていただきたい。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 株式会社アクアプランネット「よりよく生きるために」その理念に基づき多彩なサービスを展開
  • 8 CatchUp2 名門公立高校受験道場「自学力」武器に 全国の個人塾が協働し、名門公立高校受験道場を組織化
  • 10 CatchUp3 株式会社ウイングネット 変化する入試、進化するウイングネット
  • 12 CatcUp4 株式会社コンシェルジュ+個別指導塾テスティー株式会社 LINEマーケティングツール『KUZEN LINK』で新たな顧客との接点とその可能性を追求
  • 14 CatchUp5 株式会社サテライトネット 密度の濃いカリキュラムと質の高い講師 しかも加盟金・システム費・研修費・登録料は0円
  • 22 HOT TOPICS【緊急提言】今、教育関係者に求められる意識改革とは? 2030年 これだけ変わる教育業界〈前編〉
  • 26 Special Report 2030年に向けて学習塾がいま解決すべき課題 ~オレコからワンパスオレコへ~
  • 32 挑む私学 灘中学校高等学校 卓越した頭脳が集結する関西の名門校が、生徒の才能を引き出す仕組み
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集】 共通テストの新科目『情報Ⅰ』とは
  • 78 TOP LEADER Interview 100億円企業へ間近、規模拡大より、地に足の着いた事業展開を。SOUEIグループ
  • 92 教育サービス業界 企業研究(119) 株式会社イリス
  • 95 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(344)
  • 96 疾風の如く(159) 寺子屋ISHIZUEs 代表 藤原 柏甫さん
  • 98 For Whom the 塾 Tolls(17)
  • 100 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(113)
  • 102 白書界隈徘徊話(91) 西村克之
  • 104 自ら動き出すチームにする方法(97) 中谷彰宏
  • 106 塾の家計簿(65)
  • 108 シン・ジュクジン(11)
  • 109 芸術見聞録(111)
  • 110 わが子、就学中(19)
  • 111 塾長の机
  • 112 為田裕行の「教育ICT行」(91)
  • 113 10¹⁵ PETA(19)
  • 114 1981(42)
  • 115 Opinion from School(40)
  • 116 林明夫の「歩きながら考える」(205)
  • 118 塾ソムリエの講師研修指南 西村則康(名門指導会代表 塾ソムリエ)(45)
  • 120 私塾界インサイト(55)
  • 124 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(11)
  • 126 咲かせよ桜(92) 小林哲夫
  • 130 論点2022(10) ESG投資とは
  • 134 編集後記
  • 136 Book Review
  • 138 塾長のためのガジェット講座

附属図書館グローバルラーニングコモンズ Sky株式会社とお茶の水女子大学が、ネーミングライツに関する協定を締結しました

 Sky株式会社(東京・港区 / 大阪市・淀川区、大浦 淳司 代表取締役)と国立大学法人お茶の水女子大学(東京・文京区、佐々木 泰子 学長)は、大学施設のネーミングライツ(命名権)取得に関する協定を2022年9月7日に締結した。
 お茶の水女子大学は、教育研究環境向上を図るための財源獲得を目的に、ネーミングライツ制度を2019年2月に導入した。附属図書館1階グローバルラーニングコモンズのネーミングライツ公募にSkyが応募し、選定委員会による審査を経て、ネーミングライツ・パートナーに選ばれた。2022年10月から2025年9月まで、対象施設の名称は「Sky Global Learning Commons」となる。お茶の水女子大学が、学内施設のネーミングライツ(命名権)に関する契約を締結するのは、今回で2例3施設目となる。

 対象施設のお茶の水女子大学附属図書館は2018年に改修されたが、その中に設置される「Sky Global Learning Commons」は、学生同士が活発な対話活動を促しつつ主体的に学ぶ、明るい雰囲気のスペース。ミニコモンズやプレゼンテーションルームなどのグループで学習・研究を行う部屋や、窓際にはハイカウンター席、壁際には院生によるLALAデスク(学習相談)を備えている。

 この協定を機にSkyとお茶の水女子大学は、「Sky Global Learning Commons」の愛称名が多くの学生に親しまれて定着するよう努め、教育研究環境の一層の充実に取り組んでいく。

■​ネーミングライツの概要
ネーミングライツ・パートナー
(1)法人名:Sky株式会社
(2)東京本社所在地:東京都港区港南2丁目16番1号 品川イーストワンタワー 15階
   大阪本社所在地:大阪市淀川区宮原3丁目4番30号 ニッセイ新大阪ビル 20階
(3)代表者:大浦 淳司
対象施設
附属図書館1階 グローバルラーニングコモンズ 延べ床面積:191.5㎡
愛称名
〈アルファベット表記〉 Sky Global Learning Commons
〈日本語表記〉 スカイ グローバル ラーニング コモンズ
契約期間
2022年10月1日~2025年9月30日
愛称の使用
施設内にサインの掲示、大学ホームページや案内図等における使用
付帯権利
施設内にパートナーの企業紹介ボードを設置

ヒューマンアカデミー日本語学校、学習プラットフォーム「Monoxer」を導入

 モノグサ株式会社(東京・千代田区、竹内 孝太朗 代表取締役、畔柳圭佑 代表取締役)は、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」が、教育事業を運営するヒューマンアカデミー株式会社(東京・新宿区、川上 輝之 代表取締役)のヒューマンアカデミー日本語学校で2022年10月より本格導入される事を発表した。具体的な導入先としては、ヒューマンアカデミー日本語学校の東京校、大阪校およびヒューマングループで展開している海外法人のインドネシア法人とフィリピン法人における日本語研修となる。

 ヒューマンアカデミー日本語学校は「グローバル人材育成」のために、学生が社会活動をする力の養成、すなわち、社会活動に必要な日本語のコミュニケーション力と社会人基礎力の養成を目標としている。社会活動をするには、言葉をいくつ知っているか、文法がわかるか、ではなく、日本語で何が「できる」かが重要と考えられている。ヒューマンアカデミー日本語学校では「できる」ことに注目し、「学習者のプロフィシエンシーを育てる」ことを教育理念とした。学生のできることを増やす「Can-do」を目標にして日本語教育をしていく。

 Monoxerは、インドネシア法人とフィリピン法人から活用を開始した。フィリピン法人では試験的に3名の学生が日本語学習にMonoxerを活用した。その結果、全ての学生が日本語試験で結果を出し、日本の受け入れ企業から高い評価を得た。
 今後は日本国内のヒューマンアカデミー東京校、大阪校においても、10月よりMonoxerの活用を開始する。

 ヒューマンアカデミー日本語学校は、初級、中級、上級と日本語レベルによって3つのクラスに分かれています。Monoxerの提供は初級、中級クラスから提供を開始する。
 学生が学習するbook(問題集)はヒューマンアカデミー日本語学校の公式テキストである『つなぐにほんご(アスク出版)』に準拠した形で作成している。これによって、学生は授業の内容をより効果的に学習できるようにしている。今後は、上級クラスに向けたbook(問題集)を作成し、順次提供を開始する予定。また、JLPT(日本語能力試験)の合格に向けた教材の学習機会の提供や、技能実習生それぞれが必要な専門領域の知識も学習できるような体制の構築も目指している。

東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」にキヤノンが協賛 国宝の高精細複製品とデジタル技術が融合した鑑賞体験を提供

 キヤノンは、東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」(会期:2022年10月18日(火)~12月11日(日))の第2会場(東京国立博物館 本館/特別3室)で開催される「四季をめぐる高精細複製屛風」に協賛する。今回展示する高精細複製品は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的としたキヤノンの社会貢献活動「綴プロジェクト」(文化財未来継承プロジェクト)の技術を用いて制作した作品。

「未来の博物館」は、東京国立博物館の所蔵品を元に制作したデジタルコンテンツ、高精細複製品などで構成する体験型の展覧会。キヤノンが協賛する「四季をめぐる高精細複製屛風」(第2会場)では、日本の美しい四季を表現した国宝4作品「花下遊楽図屛風」「納涼図屛風」「観楓図屛風」「松林図屛風」の高精細複製品に、各作品に描かれた季節をテーマとした映像を投影するプロジェクションマッピングを実施します。オリジナルの文化財では難しい、作品とデジタル技術との融合と、間近での鑑賞を実現し、あたかも屛風の中を歩いているかのような鑑賞体験を提供する。

 今回展示する高精細複製品は、キヤノンと特定非営利活動法人 京都文化協会が共同で行う「綴プロジェクト」および、キヤノンと独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センターが「綴プロジェクト」の技術を用いて行う「高精細複製品を用いた日本の文化財活用のための共同研究」の一環で、2018年から2020年にかけて制作したもの。

「綴プロジェクト」では、キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、屛風や襖絵、絵巻物など日本古来の貴重な文化財に限りなく忠実な高精細複製品を制作し、オリジナルの文化財を所蔵する社寺や博物館などへ寄贈している。これまでに制作、寄贈した全56点の高精細複製品は、鑑賞の機会が限られるオリジナルの文化財に代わって、寄贈先で一般公開されたり、学校教育の場でも活用されている。

PTAで非効率だと思うこと1位は「会議のために学校に行くこと」

 はたらく現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社(東京・渋谷区、増田 隆一 代表取締役社長)は、PTA役員経験者435名を対象に「PTA活動に関する意識調査」を実施した。

 ワークスモバイルジャパンは2021年より、PTAやNPO法人をはじめとする非営利団体の活動支援を目的として「非営利団体向け特別プラン」を提供している。全国各地のPTAに「LINE WORKS」が導入されるなか、PTA会員の方々がどのような悩みを抱えており、それに対してオンラインコミュニケーションツールがどう貢献できるのかをより深く知るため、調査を実施した。

【結果サマリー】
PTA活動で非効率だと思うこと1位「会議のために学校に行くこと」
PTA会議方法、57.5%が学校でのオフライン開催。オンラインミーティング活用は42.5%
90.3%がオンラインミーティングにメリットを感じると回答
メリットと感じることTOP3は、1位「会議の日程調整がしやすい」2位「参加できない罪悪感を感じなくて済む」3位「情報共有が早い」
オンラインミーティング活用者の50.9%が「効率的なPTA活動ができている」と回答
対して、オフラインのみで会議をする人では33.1%(17.8ptの意識差)

調査結果詳細
①PTA活動で非効率だと思うこと1位「会議のために学校に行くこと」
 所属するPTA組織の運営において非効率だと思うことを聞いたところ、「会議のために学校に行く事」が48.0%で最も多い結果になりました。2〜6位は僅差で、「PTA一般会員への連絡・通達(情報共有)」35.9%、「お便りや議事録などの紙資料の作成・印刷」35.6%、「会議やPTA活動の日程調整」35.2%、「PTA役員・委員どうしのコミュニケーション」34.7%、「次期PTAへの引き継ぎ」34.3%と続いた。

②PTA会議方法、57.5%が学校でのオフライン開催。オンラインミーティング活用は42.5%
 所属するPTA組織の会議方法を聞いたところ、57.5%が「学校でのオフライン開催」と回答。一方、33.3%が「オフラインとオンラインの両方で行う」、9.2%が「全てオンライン開催」と回答し、合わせて42.5%がオンラインミーティングを活用しているという結果になった。

③90.3%がオンラインミーティングにメリットを感じると回答
 メリットと感じることTOP3は、1位「会議の日程調整がしやすい」2位「参加できない罪悪感を感じなくて済む」3位「情報共有が早い」
 PTA会議でオンラインミーティングを活用していると回答した方のうち、90.3%がそのメリットを感じていることがわかりました。具体的には、「会議の日程調整がしやすい」が47.0%で最も多く、次いで「参加できない罪悪感を感じなくて済む」37.8%、「情報共有が早い」35.1%という結果になった。

④オンラインミーティング活用者の50.9%が「効率的なPTA活動ができている」と回答
 対して、オフラインのみで会議をする人では33.1%(17.8ptの意識差)
 所属するPTA組織が効率的に活動できていると思うかを聞いたところ、オンラインミーティング活用者のうち、6.5%が「とても効率的」、16.8%が「効率的」、27.6%が「やや効率的」と回答し、合わせて50.9%が「効率的なPTA活動ができている」という結果になった。対して、オフラインのみで会議をする人では、4.8%が「とても効率的」、10.0%が「効率的」、18.3%が「やや効率的」と回答し、合わせて33.1%が「効率的なPTA活動ができている」という結果になり、オンラインミーティング活用者と比較して17.8ptの差があった。

■ 調査概要
・調査エリア :全国
・調査実施期間:2022年7月22日(金)~2022年7月25日(月)
・調査対象者 :直近3年間において、PTA組織の役員に従事していた方 435名
・調査方法  :インターネット調査

ICT教材「天神」”紙に書く”ニーズに対応するプリント印刷機能を大幅強化

 ICT学習教材「天神」を開発・販売する株式会社タオ(滋賀・草津市、黒澤 慶昭 代表取締役)は、 9月27日(火)に法人事業者向けの小学生版・中学生版の商品にてプリント機能を強化する。教育現場では、ICTでの学習をメインとして活用されるケースが多いものの、「紙に書く」ことへのニーズは根強いものがある。今回、株式会社タオはICTのメリットをより強化するため、プリント学習の利便性を高めるアップデートを実施した。 

 株式会社タオは学習教材「天神」を開発し、学校・塾・放課後等デイサービス・フリースクール等多くの法人事業者に利用されてきた。現在、EdTechとしてAIやビッグデータ活用などに注目が集まっており、「天神」もICTを活用したデジタル学習教材として活用されている。一方、教育現場からは「紙に書く」ことに対して充実を望む声も多いのも実情。例えば、”自宅での宿題やテスト対策においては、リモート学習機能よりも、学習内容を紙で印刷し生徒に渡す方法が効果的”のように今でも根強く支持されている。

 今回のプリント機能の強化では、法人事業者の運営担当者レベルでの業務負担を大きく軽減する。

  • 生徒の教科書採択に合わせ、学習しやすい状態でプリント
  • プリントでの学習結果を「天神」上で記録
  • 生徒に必要な単元だけをピックアップ
  • 複数の生徒のプリントを一括で印刷
  • 画面上で選択問題のものを、プリントでは穴埋め問題・記述問題などに変化させる

など、管理者が一元的に作成・管理できるようになる。また、学校でのペーパーテスト対策用のプリントの作成などにも対応している。プリントに対するハードルをなくすことで、学習計画にプリント学習をより柔軟に組み込みやすくし、ICT学習との相乗効果を高めたいと考えている。 


■ICT教材「天神」
・対応学年:乳幼児期の知育・育脳から小学・中学・高校の各学習課程の全学年分
・学習範囲:1学期分から3学期分までがいつでも学習可能
・対応教科:英語、数学(算数)、国語、理科、社会、生活、知育・育脳
・教科対応:全国の小学校、中学校の教科書内容を収録(高校版はオリジナル教材)
・映像講義:5~15分程度の映像講義が見放題(小・中・高校生版)
・繰り返し:選択肢のシャッフルに加え、問題そのものが変化
・プリント:ほぼ全問の印刷に対応
・読み上げ:問題文、ヒント、解説などを音声で読み上げ(小学生版)

第6回KLA全国合同スピーチ大会 3年ぶりに会場開催

 京進グループが運営する日本語学校 京進ランゲージアカデミー(以下KLA)は、2022年9月2日(金)に、第6回KLA全国合同スピーチ大会を国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で開催した。国内10校の代表者18名が登壇し、金・銀・銅賞の3名が選ばれた。KLA全国合同スピーチ大会は2016年から開催している、KLAに在籍する外国人留学生たちが、日本語で自分の夢や思い、考えをスピーチする大会。毎年各校から代表が1カ所に集って本大会を行っているが、コロナ禍の影響で2020年は中止、昨年はオンラインでの実施となり、6回目となる今年は感染対策を行った上で、3年ぶりに実会場で開催した。

 KLAは2022年9月現在、国内外に11校を展開しており2,700名を超える学生が日本語を学んでいる。大会は日本国内10校に在籍する学生を対象に、自由なテーマで、今「日本語で伝えたいこと」を4月から募集し、各校で選ばれた代表者が全国合同スピーチ大会に出場する。運営は学生が主体となり、ポスター制作や司会進行も行っている。大会当日は、スピーチをする学生を応援しようと、東日本ブロック(新宿校・OLJ校・上野校・DBC校)に通う約150名の学生も参加した。各スピーチの発表前には、一緒に学ぶ各校の学生から寄せられたメッセージがスクリーンに流され、発表者は練習を重ねたスピーチを披露した。

入賞作品
◆金賞 『ちっぽけな幸せ』リュウ・カホウ(中国)
難病を抱えながらボランティア活動をする人との出会いから、幸せに生きることや自身の夢について考えたこと
◆銀賞 『人に忘れられないように』ムハッマド・グギ・アモウレスナ(インドネシア)
祖母との想い出から、大切にしている人のことを思うこと、思い続けることの大切さについて考えたこと
◆銅賞 『日本人との距離感』オマン・カール・オスカー(スウェーデン)
来日して驚いたことなどから、違いを持つ人を認め合うことの大切さや、子どもたちに伝えたい思いについて
今回の大会では、人への思いやりについてや、夢を追いかけることの大切さ、理想とする人物像などに関するもの、推し活やヘルシーな生活について、またLGBTに関しての思いなど、幅広いテーマのスピーチが披露されました。

 外国人留学生数は、2019年の約31万人から2021年には約24万人とコロナ禍により2割も減少している(独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「2021(令和3)年度外国人留学生在籍状況調査結果」より)。今年の3月から段階的に留学生入国も再開されているが、コロナ禍以前の水準には、まだ戻っていない。スピーチで日本入国が数年遅れ、留学を諦めかけたことに触れた学生もいたが、多くの留学生は無事に留学生活がスタートできたことを喜び、大学進学などの目標に向かって意欲的に学習に取り組んでいる。

【開催概要】

■大会名:第6回KLA全国合同スピーチ大会
■大会日時:2022年9月2日(金)12:15 ~16:00
■会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
■テーマ:自由
■参加校:京進グループの日本語学校 京進ランゲージアカデミー10校
(新宿校・OLJ校・DBC校・上野校・名古屋北校・京都中央校・大阪校・神戸校・びわこ校・福岡校)
■スピーチ発表者:18名
■参加総数:170名
■審査項目:内容・校正の表現の適切さ、テーマの明確さ、オリジナリティ、独自の視点、スピーチの聞きやすさ、アピール度、感銘度
■入賞・賞金:金賞5万円、銀賞3万円、銅賞1万円、参加賞

■入賞者:
金賞:リュウ・カホウ(中国/OLJ校)「ちっぽけな幸せ」
銀賞:ムハッマド・グギ・アモウレスナ(インドネシア/大阪校)「人に忘れられないように」
銅賞:オマン・カール・オスカー(スウェーデン/京都中央校)「日本人との距離感」

【京進ランゲージアカデミーについて】 https://www.kla.ac/jp/

10月5日「教師の日」全国の高校教師によるICT活用の取り組みを発表 『スタディサプリ TEACHERS LIVE』開催

 株式会社リクルート(東京・千代田区、北村 吉弘 代表取締役社長)が提供するオンライン学習サービス『スタディサプリ』は、10月5日「教師の日」に、全国の高校の先生によるICT活用事例を発表するオンラインイベント『スタディサプリ TEACHERS LIVE』を開催する。

『スタディサプリ TEACHERS LIVE』は、日頃生徒のためにさまざまな工夫を凝らしICT活用をされている先生方に、その取り組みや成果を披露し、学び合い、そして称賛・感謝を伝えるイベントとして2020年より開始し、今年で3回目の開催となる。

開催概要
日時:2022年10月5日(水)13:00〜15:30
形式:YouTube配信(事前申込制/締め切り:10月4日(火)17:00)
申込先: https://forms.office.com/r/6xm96HV4ee

発表内容例:
・新学習指導要領対応をきっかけとした『スタディサプリ』の徹底利用の事例
・『スタディサプリ ENGLISH』を取り入れ、英検合格率が飛躍的に向上した事例

タイムテーブル:
13:15~13:30 神奈川県立永谷高等学校(神奈川県)
確かな学力育成推進校における職員間での問題意識の共有と生徒への働きかけ
13:30~13:45 北海道岩見沢東高等学校(北海道)
「変わらない」を変える~教員の多様性を受容し目的に向かうプロセス策定~
13:45~14:00 東海大学付属大阪仰星高等学校(大阪府)
「集団」と「個」のハイブリッド~教育活動の変革を目指して~
14:30~14:45 大阪高等学校(大阪府)
~スタサプENGLISH×学習習慣~英語外部試験合格者が爆発的に増加
14:45~15:00 倉敷高等学校(岡山県)
Z世代の未来学習
※ご登壇順/内容は変更になる可能性があります。

アドビ、早稲田大学にAdobe Acrobat Signを導入し、学内手続きの押印廃止と学内外における承認プロセスの見直し、電子化を促進

 アドビ株式会社(東京・品川区、神谷 知信 代表取締役社長)は、学校法人早稲田大学(東京・新宿区、田中愛治 理事長)がアドビの電子サインサービス「Adobe Acrobat Sign」を導入したことを発表した。

 早稲田大学は、創立150周年を迎える2032年に向けた中長期計画”Waseda Vision 150”を実現するうえで、3か年ごとの計画として情報化重点施策を策定・実行し、先進的なICTの効果的・効率的な活用による教育研究および大学運営のデジタル・トランスフォーメーションを推進している。また、2022年4月からは、”Waseda Vision 150″のプロジェクトの一つとして「職員業務トランスフォーメーション推進プロジェクト」がスタートし、学生・保護者・校友・教職員が、いつでもどこでも、よりはやく、より簡単に、やりたいことを実現できるスマートなサービスの提供と、それを支える柔軟な運営体制の構築を推進している。

 学内手続きの押印廃止と学内外における承認プロセスの見直しを図るため、Adobe Acrobat Sign を採用した。採用にあたっては、職員自身がMicrosoft Power Platformのフローに組み込むことで、学内外との承認プロセスを迅速に行い、教員・学生・校友等のステークホルダーに対するサービスの向上、業務の効率化が実現できることが評価された。

 早稲田大学は今後、Adobe Acrobat Signをはじめとした各種ツールを活用し、バーチャル相談窓口やオンライン手続きによる時間・空間を問わないサービスなど、Smart Universityの実現に向けた取り組みを展開する予定だ。