Archive for: 8月 2023

月刊私塾界2023年9月号(通巻509号)

巻頭言

 日本は「低学歴国」になりつつある。

 日本の博士号取得者の数は他の先進国を大きく下回り、しかも10年前よりも減少している。

 文部科学省「科学技術指標2021」で人口100万人当たりの博士号取得者数を見ると、日本は米英独韓4カ国を大きく下回っている。日本の博士号取得者は2018年度に120人だが米国は281人。ドイツは336人、英国は375人、韓国は284人だ。

 しかも、10年前の08年より減少しているのは、日本だけだ。

 背景には修了後の不安定な雇用状況があるとみられている。同省によると、18年度の博士課程修了者のうち20年時点で29%が非正規雇用だった。ポスドク(任期付研究員)や契約社員が多かった。

 次に、日本の研究力を見てみよう。注目度の高い科学論文数の国際順位は1990年代前半まで世界3位だったのが18年は10位まで落ちた。同じ平成の30年間に産業競争力も低落。鉄鋼・造船のような重厚長大型産業だけでなく、家電製品やパソコン、半導体のようなハイテク分野でも国際市場シェアの低下が進んだ。

 科学技術だけではない。経営者の学歴差も鮮明だ。経済産業省作成の資料によると、日米の時価総額上位100社の経営者のうち、日本では84%が学部卒で大学院修了は15%。米国は67%が院卒で、博士課程修了者も1割いる。
 学習塾は大学進学を念頭に運営されている。今後は大学院進学まで視野に入れる必要がありそうだ。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 成基コミュニティグループ 新たな風を呼び込む新代表が語る これからの成基コミュニティグループの展望
  • 8 CatchUp2 株式会社サテライトネット 英会話力も英作文力も鍛えられる「WiLLies ENGLISH」
  • 10 CatchUp3 株式会社明日葉 学童でプログラミング教育を推進 決め手はマイクラッチ。
  • 12 CatchUp4 トップ・エデュケーション株式会社 都会に負けない先取り学習で国公立大学を目指す
  • 14 CatchUp5 明星中学校・高等学校 「目に見えない学力」の養成で、大学進学実績が大幅に向上
  • 20 HOT TOPICS【米国最新レポート】グレートリセットはすでに始まっている。 生成AIが世界の教育現場にもたらすかつてない変化とは?
  • 24 挑む私学 実践学園中学・高等学校
  • 27 目次・巻頭言
  • 28 NEWS ARCHIVES
  • 56 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 57 【特集①】 株式公開企業塾 2024年2・3月期 第1四半期(1Q)決算を読む
  • 66 【特集②】 生徒募集2023
  • 78 TOP LEADER Interview 高品質・低価格の教育で、教育格差の是正を。 新教育総合研究会株式会社
  • 88 企業研究(128) 株式会社カンリー
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(355)
  • 92 疾風の如く(169) 三井塾(東京都) 塾長 三井 慎太郎 さん
  • 94 For Whom the 塾 Tolls(27)
  • 96 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(124)
  • 98 白書界隈徘徊話(101)
  • 100 塾の家計簿(75)
  • 102 自ら動き出すチームにする方法(108) 中谷彰宏
  • 104 シン・ジュクジン(22)
  • 105 芸術見聞録(122)
  • 106 わが子、就学中(30)
  • 107 塾長の机
  • 108 為田裕行の「教育ICT行」(102)
  • 109 10¹⁵ PETA(30)
  • 110 現代学習塾経営概論(6)
  • 111 Opinion from School(51)
  • 112 林明夫の「歩きながら考える」(217)
  • 114 新・授業改革を目指して(134) 石川幸夫
  • 116 私塾界インサイト(66)
  • 120 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(22)
  • 122 咲かせよ桜(103) 小林哲夫
  • 126 論点2023(9) DAOとは
  • 130 編集後記
  • 132 Book Review
  • 134 塾長のためのガジェット講座

私塾界リーダーズフォーラム 2023 A/W

私塾界リーダーズフォーラム 2023 A/W CHANGER

 前回に引き続き私塾界リーダーズフォーラム2023 Autumn / Winterは御茶ノ水ソラシティにて開催させていただきます。感染症対策のため定員は200名とさせて頂きます。テーマ・詳細は鋭意企画中です。内容が決定次第、私塾界webサイトでお知らせいたします。今しばらくお待ちください。

Session1 対談
【英語教育をCHANGEする】11:00〜12:10

実用英語推進機構代表理事安河内 哲也 氏
J PREP 斉藤塾代表CEO斉藤 淳 氏

 日本の英語教育の課題を洗い出し、その課題解決のためにどのようなゴール設定をして、民間教育はどのような転換をすべきか、それによって公教育にどのような変化をもたらす可能性があるか、その変化の先に見えてくる英語教育の未来について議論して参ります。

Session2 ショーケースセッション1 12:10〜12:40

 各出展ブースに私が公開取材をするショーケースセッションを行います。新しい教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session3 鼎談
【初等中等教育を民間からCHANGEする】12:50〜13:50

文部科学省審議官(初等中等教育局担当)安彦 広斉 氏
KEC Miriz取締役社長冨樫 優太 氏
私塾界進行役山田 未知之

 テクノロジーの進化によって様々な転換が求められている現在の公教育に、現状の課題を洗い出しながら、民間との協働によってどのようにCHANGEを図っていけるのか、対話を通して答えを探して参ります。このセッションでは、ご参加のみなさまからもリアルタムにアイデアをいただきながら議論を進めて参ります。

Session4 ショーケースセッション2 13:50〜14:20

 各出展ブースに私が公開取材をするショーケースセッションを行います。新しい教材や教育プログラム、テクノロジーを活用した新しい学習方法など、多数の出展企業が参加予定です。このセッションでは、最新の教育情報を一堂に集め、情報交換の機会を提供します。

Session5 シンポジウム
【超少子化時代を迎える教育サービスに求められるCHANGE】14:30〜16:00

SAPIX YOZEMI GROUP共同代表髙宮 敏郎 氏
花まる学習会代表高濱 正伸 氏
NOVAホールディングス株式会社代表取締役社長稲吉 正樹 氏
月刊私塾界編集長山田 未知之

 超少子化時代を迎えるこれからの日本において、教育サービスに求められるCHANGEとはなにか。各分野のトップランナーたちとともに、会場のみなさんとインタラクティブに議論を進めて参ります。このセッションでは教育の未来をイメージしながら、みなさまとともに発想を拡張してまいりたいと思います。

協賛企業(順不同)

会場

〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4−6 御茶ノ水ソラシティ 2F

sola city Conference Center

お申し込みフォーム

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FCEグループが2023年版アジア地域における「働きがいのある会社」ベストカンパニーに選出

 株式会社FCE Holdings(東京・新宿区、石川 淳悦 代表取締役)は、Great Place to Work® Instituteが実施する、2023年版 アジア地域における「働きがいのある会社」ランキング 中小企業部門(従業員数10~499名)にて、ベストカンパニーを受賞した。日本からは、2023年版 日本における「働きがいのある会社」ランキングにランクインした企業のうち、28社が選出されている。また、FCEグループは日本版「働きがいのある会社」ランキングにおいても2012年より11年連続ベストカンパニーを受賞している。

 Great Place To Work ® Instituteが実施する「働きがいのある会社」ランキングは世界約100ヶ国で実施されている調査。働きがいに関する調査の結果が一定水準を超えた企業を「働きがい認定企業」、さらにその上位企業を「働きがいのある会社」ランキングとして発表している。アジア版のランキングではアジアと中東で約210万人が参加し、グローバル企業部門、大企業部門(500名以上)、中小企業部門(10~499名)の3つの部門で計200社が選出された。
https://hatarakigai.info/news/2023/0830_1109.html

兵庫県立大学、博士課程も含む完全無償化を実施へ 全国初の試み、斎藤知事が方針表明

 兵庫県が兵庫県立大学(神戸市西区)の学費完全無償化を発表。斎藤元彦知事は、8月21日、大学の博士課程も含む無償化を推進する方針を示し、2024年度から段階的に実施される予定。博士課程の完全無償化は全国初の試みとなる。斎藤知事は8月4日、若者支援策の一環として、県が設置する県立大と芸術文化観光専門職大(豊岡市)の授業料や入学金について、県民を対象に所得制限なしで無償化する方針を表明していた。 県は、完全無償化の対象として、学生本人と父母ら生計維持者がいずれも、入学日の3年以上前から県内に居住しているという要件を設定する方針。また、県外居住者についても、入学金を現行の42万3千円から28万2千円に引き下げる方針という。この取り組みは「若者・Z世代応援パッケージ」の一環で、兵庫県の少子化対策として行われる。

大阪府高槻市立小学校で給食の恒久的無償提供がスタート

 大阪・高槻市は7月13日に市議会定例会で小学校給食費の恒久的無償化を実現するための経費を含む補正予算案が可決され、先行実施の中学校給食とあわせ義務教育9年間の給食費無償化が実現した。8月29日、全市立小学校で夏休み明けの給食が始まり、恒久的無償化後、初めての給食が行われた。

 高槻市では、令和4年4月から先行して恒久的無償化を実現している中学校給食費に引き続き、小学校給食費についても恒久的に無償化する方針を表明し、6月市議会に関連予算を含む補正予算案を提案。同補正予算案が可決され、小中学校の9年間、無償で給食を提供することが決定した。小中学校給食の恒久的無償提供を実現させたのは北摂地域で初、大阪府内でも大阪市に次いで2市目となる。夏休み前までは、新型コロナ等関連の臨時的措置として給食を無償としていたが、恒久的無償化が決定してから初めての給食提供日となった。

【参考】
市立小学校児童数(令和5年4月時点) 16,916人
無償化に伴う児童1人あたりの負担軽減額
1食単価(250円)×年間給食実施予定回数(196回)=49,000円

市立中学校生徒数(令和5年4月時点) 8,510人
無償化に伴う生徒1人あたりの負担軽減額
1食単価(300円)×年間給食実施予定回数(196回)=58,800円

学習塾用デジタル教材「すらたん」東京都スピーキングテストの模擬試験問題を新たに追加

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが弘明 代表取締役社長)は、学習塾での利用できるデジタル英語教材「すらたん」に東京都スピーキングテストの模擬試験問題を新たに追加した。受講者のさらなるスピーキング力・問いに対する瞬発力のレベルアップをサポートする。

 すらたんとは学習塾向けのデジタル教材。高校入試の過去問題6年分や教科書準拠のリスニング教材など、多くの教材を取り扱っている。また面倒なアプリのインストールも不要なため、これ1つで簡単に学習を行うことができる。
詳細/申込はこちら: https://www.digital-knowledge.co.jp/product/studypad-service/studymarket/suratan/

 ChatGPTによる判定機能を搭載し、音声・発音の判定に加え、自分の意見を述べる問題では、問題に対して齟齬のない回答かどうかの判定を行う。
 またスマホ、タブレット、PCでの受講に対応。面倒なアプリのインストールも不要なため、普段使用している端末ですぐに始められる。

N/S高とベネッセが学力・学習習慣に関するオンライン型アセスメントを共同開発

 学校法人角川ドワンゴ学園の私立通信制高等学校であるN高等学校(沖縄・うるま市、奥平 博一 校長)・S高等学校(茨城・つくば市、吉井 直子 校長)と株式会社ベネッセコーポレーション(岡山市、小林 仁 代表取締役社長)は、2020年度より両者共同で学力・学習習慣に関するオンライン型アセスメントを開発し、今年度同校で希望する生徒6,500名以上に対して自宅端末からのアセスメント実施とデータを活用した進路指導を実現した。


■取り組みの概要
 N/S高とベネッセは、従来、生徒が学校に登校して一斉に紙で行っていた、ベネッセの既存アセスメント「スタディーサポート」(基礎学力と、学習習慣や進路志向性を測定するアセスメント)に注目し、生徒が全国各地の自宅で学ぶという通信制高校の特徴に合わせ、自宅端末から受検可能なオンライン型のアセスメントを開発した。
 ここまで4年間にわたる連携のなかでは、自宅で生徒がアセスメントを受験でき、かつ教職員の負担を増加させないという点を重視して双方の視点から提供内容の検証や改善に取り組んでいる。

 例えば、生徒の自宅受験環境を配慮し、スマホのみ保有する生徒へ対応した「スマホ受験対応」、時間を分けて受験できる「中断ボタンの設置」などを行った。また、教職員の負担を増加させない働き方改革の視点からは、負荷なく受験率を向上させる一斉配信の「リマインドメール」の機能実装なども行った。これらは現場の実践から生まれた新機能となる。

 こうした改善点を取りこみながら実施規模の拡大を図り、2022年度は6月・12月のアセスメント実施で、合計12,000名以上、2023年度も6月には6,500名以上の生徒がアセスメントを受験した。今後も同様にアセスメントを実施し、半年ごとの学習の成果や、学力の伸長を測る予定だ。

■今後に向けて
 社会環境的には、GIGAスクール構想により小中学校に続いて、高等学校においても1人1台デバイス環境の整備が進展している。今回の両者の共同研究で練られたアセスメントは、全日制に通う約300万人の高校生に加えて、N/S高と同じような通信制に通う約26.5万人※の高校生に対しても提供可能になる。自分の基礎学力と進路志向性を知る機会提供を、自分らしい学び方をしながら目指すその先にある進路実現の一助につなげたいと考えている。
 また、従来の紙での一斉・集合だけでなく、WEBによる分散・随時のアセスメント受験という新たな選択肢があることで、学校側の狙いに応じて多様な形態でのアセスメント実施が可能になる。
 今後、N/S高とベネッセでは、共同研究を通じて、アセスメント受験環境にとどまらず、受験後の結果閲覧や解答解説の利用、復習の充実など、生徒の学力向上につながる仕掛けを充実させていく。

サンリオピューロランド初の英語発話型アトラクション「BUDDYEDDY WONDERFUL CLUB」10月2日(月)オープン

 株式会社サンリオ(東京・品川区)と株式会社サンリオエンターテイメント(東京・多摩市)が運営するサンリオピューロランドは、サンリオが現在エデュテイメント事業の一環として展開中の、未就学児から大人までの幅広い世代が「遊びながら英語を学ぶ」を体験できる施設として、新アトラクション「BUDDYEDDY WONDERFUL CLUB」(バディエディワンダフルクラブ)を2023年10月2日(月)よりオープンする。
 このアトラクションは「楽しみながら学ぶ」というエデュテイメントの考えを取り入れたインタラクティブなアトラクションとなっており、未就学児から大人までの幅広い方々に「遊びながら英語を学ぶ」体験ができる。
 英語の音声認識機能とプロジェクションを掛け合わせ、ゲストが英語で発話したものが空間に浮かび上がり、パーティの飾りつけを行うという一期一会の体験を提供する。探究学舎監修のストーリーのもと、ゲストがキャラクターの世界に没入し、自然と英語の発話を促す。また、取り扱う内容の英語は、サンリオが展開する英語教材「Sanrio English Master」(サンリオイングリッシュマスター)に準拠した、日常で使う英単語が多く盛り込まれている。このアトラクションを通して、英語を話すことの楽しさ、英語が伝わることの喜びを体感することができる。

◆「BUDDYEDDY WONDERFUL CLUB」アトラクション概要
オープン日:2023年10月2日(月)
開催場所︓サンリオピューロランド(東京都多摩市落合1-31)内2Fサンリオタウン
※京王線・小田急線・多摩モノレール 「多摩センター駅」
料金    :2023年10月2日(月)〜11月27日(月)まで 500円(税込み)
2023年12月1日(金)〜 1,000円(税込み)
所要時間:約20分
※参加券1枚につき同伴者4名様まで入場可能。
アトラクションを体験する場合は、人数分の参加券の購入が必要。
※サンリオピューロランドのご入場には別途パスポートチケットと来場予約が必要。
※参加者特典付き
アトラクション詳細URL:https://www.puroland.jp/attraction/buddyeddy_wonderful_club/

◆英語レベル
「Sanrio English Master」に登場する英単語のうち、特に日常シーンで使用される英単語約260語を厳選。Level1からLevel3までの3段階から、お子様やご自身の英語レベルに合わせて選択可能です。
 ・Level1:英語に初めて触れる方や英語の学習を始めたばかりの方向け(登場単語例:bananaやcar等)
 ・Level2:英語を学習している方向け(登場単語例:parfaitやturtle等)
 ・Level3:英語を習得している、得意な方向け(登場単語例:quail eggやdandelion等)

城南進学研究社 デキタスオンライン学習」の名称を「デキタス先生」に名称変更

 株式会社城南進学研究社(神奈川・川崎市、下村勝己 代表取締役社長CEO)は「デキタス」の家庭教師サービス「デキタスオンライン学習」の名称を、2023年9月1日(金)より「デキタス先生」に名称変更する。

 2023年7月に、個別指導に加えてグループレッスンをサービス開始した。このサービスのポイントは、生徒をレッスンに夢中にさせる先生たち。学校教員や塾講師、家庭教師などの経歴を持ち、指導経験豊富な先生がいる。オンライン学習でありながらも“先生の質”にこだわった家庭教師サービスであることを知ってもらうため、名称を「デキタス先生」に変更することにした。専属の先生の楽しい授業と高品質な指導で、学習をサポートしていく。

【「デキタス先生」概要】

名称変更日:2023年9月1日(金)
対象:小学生・中学生(デキタス会員)
科目:算数・国語・英語・理科・社会
授業時間:25分(1回)
料金:個別指導1,375円(1回)、5,500円(月4回)/グループレッスン1,045円(1回)、4,180円(月4回)HP:https://dekitus.johnan.jp/onlineteacher/

Z会 2024年度Z会奨学生(給付型奨学金)・第2クール募集開始

 株式会社増進会ホールディングスのグループ会社である株式会社Z会(藤井 孝昭 代表取締役社長)は、経済的な理由により修学が困難な学生を対象に、経済的な不安を解消し、より勉学に専念できる機会を提供することを目的として「Z会奨学金」を給付している。
 2024年4月に大学に進学される高3生を対象に、Z会奨学生の第2クールの募集を8月25日より開始する。2024年度の第2クール募集では、従来の論文選考の募集形態に代えて《エントリーシートをもとにしたプレゼンテーション》による面接を重視した選考を実施する。

Z会奨学金 2024年度第2クール募集サイト

https://www.zkai.co.jp/home/scholarship/

1.応募資格

①指定する下記大学への進学を希望する、2023年4月時点の高校3年生

②真に経済的援助を必要としており、学業・人物ともに優秀である者

※世帯年収・・・給与の場合は年収600万円未満、給与以外の場合は年収300万円未満

※資産状況・・・生活維持者が2人の場合は2,000万円未満、1人の場合は1,250万円未満

※世帯年収、資産状況と家庭状況を総合的に判断します

③高校2年次までの成績評定平均値4.5以上

※他の奨学金との併願応募は可能。

2.指定大学

指定大学は、次に掲げる15大学。

北海道大学・東北大学・国際教養大学・筑波大学・千葉大学・東京大学・東京工業大学・お茶の水女子大学・一橋大学・横浜国立大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・神戸大学・九州大学

※夜間、通信制は対象外。

※医学部、歯学部、獣医学部、薬学部などの6年制の学部も対象外。

3.奨学生の採用人数

若干名

4.給付金額・期間

・大学1年次は年額126万円を給付(入学一時金30万円と月額8万円)

・大学2年次以降は年額96万円を給付(月額8万円)

※指定大学に入学後の2024年4月から給付を開始し、大学卒業までの最大4年間給付。当奨学金の返済義務はない。

5.応募方法

次の必要書類を、簡易書留郵便にて直接ご提出ください。願書・成績証明書・所得証明書・住民票・エントリーシート・申請者情報・個人情報同意書

※所定書式は、Z会奨学金募集サイト<https://www.zkai.co.jp/home/scholarship/>からダウンロードできる。

6.応募期限

2023年10月10日(火) Z会奨学金事務局必着

7.選考と決定

書類選考・一次Web面接選考・二次Web面接選考を経て、2023年11月6日に内定者を決定します。内定者の正式採用は、Z会指定大学の入学を条件に決定する。


▽Z会奨学金 2024年度第2クール募集サイト

https://www.zkai.co.jp/home/scholarship/