国際化教育1位、国際教養大

週刊「サンデー毎日」と大学通信が国際化教育に力を入れている大学はどこか全国2000校の進路指導教諭に調査したところ(昨年9月、676校から回答)、トップは国際教養大だった。

 国際教養大は2004年開学で、授業はすべて英語で行われ、24時間オープンの図書館が自慢だ。就職率も高く、全国から受験生を集めている。同大は2〜5位の国際基督教大、上智大、早稲田大、立命館アジア太平洋大と「グローバル5大学連携協定」を結び、学生や職員の交流を進めている。東京外国語大は12年に外国語学部を改組し、言語教育にとどまらない教育に力を入れている。

教育開発出版の「マイクリア」 FLENSにコンテンツ提供

FLENS株式会社(東京・品川区、大生隆洋社長)は10日、教育開発出版株式会社(東京・杉並区、蔭山正生代表)とコンテンツ提供ならびに、販売パートナー契約を締結し、全国の教育開発出版の営業拠点で、FLENS特訓シリーズの取り扱いを始めるほか、「FLENS特訓シリーズ」に教育開発出版の高校受験用教材の「マイクリア」(理科・社会)を搭載すると発表した。

FLENS算数特訓の様子

FLENS算数特訓の様子

「FLENS特訓シリーズ」は、タブレット端末を使い全国の学習塾をネット上で繋ぎ、対戦型の学力向上支援サービス。自分の学力に近いライバル同士で競いあうことで、モチベーションを喚起する。

教育開発出版の「マイクリア」

教育開発出版の「マイクリア」

7月20日から搭載する「マイクリア」(理科・社会)は、中3生向けの受験対策用教材で、基本事項・知識の復習と定着および、総合的に科目を網羅している。夏期講習から始め、年明けの受験直前期までに、中1~中3の理科と社会の全単元を集中して復習・定着できるようにする。 入試対策の効率を高める「確認テストモード」や、弱点克服のための「達成度判定」「解答解説」「サジェスト機能」を搭載する。

来年度の和歌山県立中、募集定員を発表

和歌山県教育委員会は、来年度の県立中学校の募集定員を発表した。向陽、桐蔭、田辺の各校はこれまで通り80人。古佐田丘、日高高付は40人と半減する。学校指導課は「地域の少子化に伴う」と理由を説明している。出願受け付けは来年1月5〜8日(郵送、消印有効)。適性検査・作文は同24日、面接は同25日。選考結果は同31日に発表する。

国際収支速報 旅行収支は177億円の黒字

「旅行収支」が4月、約44年ぶりに黒字に転じた。年1000万人ペースで外国人が日本を訪れるようになり、人口減で縮む内需を補う効果が国際収支にも表れ始めた形だ。モノやサービスなど海外との取引状況を表す経常収支も3カ月連続の黒字となった。財務省が9日発表した4月の国際収支速報によると、旅行収支は177億円の黒字となった。大阪で日本万国博覧会が開かれ訪日客が増えた1970年7月以来の黒字だ。13年4月は224億円の赤字だった。

食育白書「朝食を家族とほとんど毎日一緒に食べる」半数切る

政府は30日午前の閣議で、2013年度版食育白書を決定した。「朝食を家族とほとんど毎日一緒に食べる」と答えた人は前回12年度調査から5.3ポイント減の48.2%となった。同様の調査を始めた09年度以来、過去最低で、初めて50%を割り込んだ。夕食でも「ほとんど毎日」が前回比3.9ポイント減の56.2%で過去最低となった。調査は昨年11~12月に3千人を対象に面接方式で実施し、回収率は59.0%。

NISA非課税枠 政府、年200万円以上検討

政府は今年1月から始まった少額投資非課税制度(NISA)を拡充する方針だ。現在年100万円にとどまる非課税枠を200万円以上に拡大したり、税金がかからない期間を延長したりする案が浮上している。2016年にも実施する。1600兆円を超す家計の金融資産を株式市場に呼び込み、日本経済の成長力を押し上げる。政府が6月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針=総合2面きょうのことば)に明記する。中長期的な成長マネーの供給を増やす方策として「NISAの拡充」を打ち出す。

中高生の3割、制服着崩す

学生服メーカーの菅公学生服(岡山市)が昨年3月に実施した「中高生の制服の着崩し実態」の調査で、全国の中高生4248人のうち30.1%が「制服をアレンジして着る」と答えた。男女・中高別では女子高校生の41.9%がアレンジするとし、女子中学生(23.6%)、男子高校生(19.8%)と続いた。着崩し方は「スカートを短くする」「ズボンをずらして腰ばきにする」「ネクタイ・リボンをずり下げる」など。理由は「おしゃれに見える」(51.6%)、「皆がしている」(38.5%)、「アレンジしないとダサイ」(37.6%)が多い。

国産線香花火、人気が再燃

国産の線香花火は火花が大きく火玉が落ちにくいのが特長で、各地の生産者や花火問屋が協力して伝統をつなぐ。贈答品などとして百貨店の売り場でも好評。松をいぶしてできる松煙、硫黄、硝石……。線香花火1本の火薬量は約0.085~0.1グラム。配合を間違えれば火花がきれいに飛ばず、和紙で火薬を包む力加減が弱すぎると火玉がすぐに落ちてしまう。線香花火が日本で作られ始めたのは江戸時代。長野や愛知、福岡を中心に職人らが手作りで生産してきたたが、1980年以降、安価な中国産の大量輸入が進み、国産品は次第に姿を消していった。

「ロボットつくりプログラム」 公立校、導入に予算の壁

教材用ブロック「レゴ マインドストーム」は世界60カ国以上の教育施設で採用されている。日本でもブロックは、各地の工業高校や私立の小中学校の授業などで活用されているが、公立校の場合、予算配分の裁量が教育委員会にあるため、導入が広がっていない。公立校で使用する教材は、文部科学省が学習指導要領に沿って定める「教材整備指針」を参考に、各地の教委が購入計画を立てる。各教委が既存の教科になじまないと判断すれば、新たな教材を購入することが難しいのが現状だ。

内閣府調査 「祖父母と近居」が子育ての理想

内閣府が20~79歳の男女を対象に実施した子育てに関する調査で「家族との理想の住み方は親子と祖父母の“近居”」という結果が出た。祖父母が育児や家事の手助けをすることが望ましいとの回答も79%。理想の住み方は、「親子と祖父母との近居」が32%で最も多く、「親子が祖父母と離れて住む」が22%、「親子と祖父母との同居」が21%。近居」を男女別に見ると、夫の親である「父方の祖父母」が男性21%、女性14%だったのに対し、妻の親である「母方の祖父母」は男性9%、女性19%。男女とも自分の実家近くに住むのが理想としている人が多い。