2014年1月29日の塾株

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「教育ICT 授業変える」学研、大阪市に協力、タブレットを利用

学研ホールディングスは、タブレット導入に積極的な大阪市に協力し、理科や社会の授業に使うデジタル図鑑などの開発を加速。デジタル教材は従来の紙の教材の文字や図による説明に加え、動画なども使って児童・生徒の理解を助けることができる。個々の履修データなどを蓄積して分析することが可能になるため、教師が児童・生徒の理解度や成果をきめ細かく把握して個人に合った指導ができるようになる。教科書の電子化などをICT活用した教育が今後普及するとみられ、大阪を足場に全国展開をめざす。

メガネスーパー「受験メガネ」を発売

大手メガネチェーンのメガネスーパーは全国の受験生に向けて「受験メガネ」を販売する。「受験メガネ」は眼に負担をかけないフレーム&レンズ&特殊ストッパーの3点セットで構成されており、すべらない超軽量フレーム、黒板も参考書もよく見えるメカラレンズ、目とレンズの距離を保つストッパーを使用している。

1000セット限定で合格祈願・宝来宝来神社御札付となっており、税抜価格で27,010円。合格すれば(合格がわかるもの 通知・学生証)メガネフレームが50%OFFになりコンタクトレンズ1箱プレゼント(2箱以上購入で)も行っている。

 

桜宮高の新設学科、1.82倍

大阪市立桜宮高校の専門学科「人間スポーツ科学科」に、募集定員(120人)の2倍近い218人が入学を志望していることが、進路希望調査結果で明らかになった。倍率は1.82倍が見込まれ、昨年1月に発覚した体罰自殺問題以前とほぼ同程度。同学科は、体育科、スポーツ健康科学科を統合したもので、最先端のスポーツ理論や技術を学べる。13年春は、両科に代わって「普通科」の入試を実施したが、最終志願者数は140人(1.17倍)と、12年春の体育科(1.81倍)、スポーツ健康科学科(1.93倍)から大きく人気を落としていた。

大阪府内私立中出願状況、62校の平均1.53倍

大阪私立中学高校連合会は1月16日、府内の私立中学の2014年度入試の出願状況(15日午後3時現在)を発表した。中等教育学校1校を除く62校の平均倍率は1.53倍で、前年に比べて0.03ポイント減。ただ43校が願書受け付け中のため、倍率は変動する可能性がある。平均倍率は、男子校2.41倍▽女子校1.03倍▽共学校1.58倍。中等教育学校の大阪学芸は1.33倍だった。外部募集人員の総数(中等教育学校を除く)は7555人で前年度比239人減。試験は近畿2府4県で18日から順次実施される。

下村文科相が小学校の先生に 公立校の「土曜授業」を後押し

下村博文文部科学大臣は14日、東京・板橋区の区立成増小学校で支援地域本部が開いた土曜学習会で、35人の小学5年生の児童を前に算数の授業をおこなった。

下村文科相が成増小で授業 文部科学省が公立の小・中学校や高校で、特別な理由がなくても土曜日に授業ができるように省令改正を行い、学校が週5日制のもとでも地域や 企業の協力を得て児童・生徒が土曜日の教育環境を充実できるように「土曜日の教育活動推進プロジェクト」を推し進める一環として、文科省の職員全員に土曜 日に母校で授業をするように奨励していることから、大臣自らが率先して教壇に立つことで手本を示す形になった。

下村文科相は、先日公開されたPISAのテストで実際に出題されていた面積の出し方を求める問題を用いて、約1時間にわたって算数の授業を行った。授業では高校生 に出題され正答率が3割以下だったとされる、間取り図をもとに部屋の面積を求める問題にも取り組んだが、生徒たちがそれぞれ導き出した解き方を発表しても らうことで、最終的には教室の児童全員が正答に辿り着くことができた。

下村文科相が成増小で授業学習会のあと、下村文科相は記者団に対し「地域の人たちが子どもを教える楽しさを体験することが、子どもたちを地域で見守り、育てていこうというこ とにもつながる。ぜひ、いろんな人に関わってほしい」と述べた。文科省によると2012年度に土曜日の授業を行った公立学校は、小学校で8.8%、中学校 で9.9%、高校では3.8%だった。

大学附属高で小さな個人塾の塾長が講演 進む校塾連携

昨今注目を集める校塾連携だが、さる11月7日(木)、近畿大学附属高等学校(東大阪市)で行われた一例は極めて珍しいパターンと言えよう。

近畿大学附属高等学校(写真:大阪進研のサイトより)

近畿大学附属高等学校(写真:大阪進研のサイトより)

生徒数3,000名を超える大規模校であり、近年は、系列の近畿大学に固執することなく、京大・阪大・神大などへの進学に力を入れている同校だが、そんな中、進路講演会の講師として招かれたのは、カリスマ予備校講師でも、大手塾の社長でもない。町の小さな個人塾の塾長だ。

須原英数教室(大阪府八尾市・創塾1979年)は、塾長・須原秀和氏が夫婦だけで運営する「ザ・個人塾」とでも言うべき小さな手作りの塾だが、いわゆる「進学塾」にありがちな「詰め込み型・やらされる勉強」と一線を画し、「学校の授業」「自分の勉強」と「徹底した基礎の反復」のみで、地元有名進学校や旧帝大に次々合格者を輩出。

その独自メソッドと「受験塾ではない。学校教育・家庭教育・社会教育に次ぐ『塾教育』を実践したい」という理念に近大附属高が賛同し、講演会講師として三顧の礼で迎えた形だ。同校の岡崎忠秀校長は「須原先生は素晴らしい理念で教育を実践している方。塾も学校も関係ない。生徒たちのためになるなら、ぜひその力を借りたい」と語る。

須原英数教室の須原秀和塾長

須原英数教室の須原秀和塾長

講演で須原氏は、「あれもこれもと参考書・問題集に手を出さず、『この一冊』を何度も反復すれば十分」「中期・長期の計画を立てる」など、具体的な勉強法に言及するとともに、何度も「キミたちはできる」という熱いメッセージを発し続け、参加した生徒、保護者たちも真摯に耳を傾けていた。

また「一言お礼を言いたい」と、講演後の須原氏をずっと待っていたのは、元・塾生だという男子生徒。久々の恩師の姿と言葉に感極まったらしく、帰路につこうとする須原氏に駆け寄って号泣。「先生、僕は頑張ります!」と誓いを立てる姿に、須原氏、居合わせた同校校長や教員らが揃って胸を熱くする一幕も。

こういった心の触れ合いも、校塾連携が目指すべき一つの姿かもしれない。

石川教育研究所 石川幸夫氏が7日にテレビ生出演

12月7日(土)午前8時より日本テレビ系列の番組「ウェークアップ!ぷらす」に、月刊私塾界隔月連載「新・授業改革を目指して」の著者である、石川教育研究所、石川幸夫氏が生出演をする。
「新・授業改革を目指して」は、奇数月隔月連載で次回新年1月号にて76回の長期連載で、中小塾の再編 指導者育成プログラムとして、次号28回目を迎える。
詳しい番組の内容などは、番組サイトで。
http://www.ytv.co.jp/wakeup/

■石川教育研究所
http://www.ishikawa-kyouiku.co.jp
■石川教育研究所代表ブログ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/apple_ishikawa

『学習塾白書2013』発行遅延のお詫び

各位

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
このたびは、『学習塾白書2013』の発行につきまして、大変お待たせいたしており、誠に申し訳ございません。
印刷にあたりデータの確認・点検を致しました所、記載データに正確性を欠く箇所が複数見受けられました。
万全を期すために、誠に恐れ入りますが、再度、確認をさせていただきたく存じます。

先日も『月刊私塾界』2013年11月号を刷り直した経緯があり、出版物としての基本的なミスがありましたことを反省しております。
『学習塾白書2013』を楽しみにお待ち頂いている皆さまにおかれましては、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
調査データの確認のためにご協力と、いましばらくお時間を頂戴いたしますようお願い申し上げます。

現在のところ、11月上旬のお届けとお伝えしておりましたが、15日以降になる模様です。
正確な発送日が決まり次第、即時にご案内申し上げます。
重ねまして、お待ちいただいている皆さまには、ご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。申し訳ございません。
どうか今後とも変わらぬご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

『学習塾白書2013』編集制作委員会

再生会議提言 大学卒業認定を厳しく

教育再生実行会議(代表:鎌田薫早稲田大総長)は10月29日、「入りにくく、出やすい」といわれる日本の大学の現状を改め、卒業認定を厳格にするため、国から大学への助成制度を見直すよう提言する方針を固めた。学生数が定員を大きく上回った大学は助成を受けられないという現行のルールを撤廃または緩和。成績の悪い学生を留年させても大学が不利にならないようにして、卒業生の質の向上を狙う。同会議は10月末にまとめる大学改革の提言に盛り込む。詳しい仕組みは中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)で検討する見通し。