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若年者をカバーするTOEFLⓇが国内初登場

株式会社日本公文教育研究会(以下、公文)のグループ会社であるグローバル・コミュニケーション&テスティングは、現在実施しているTOEFLⓇテストファミリーに加え、新たにTOEFLⓇ PrimaryとTOEFL JuniorⓇ Comprehensiveをリリースする。

そのプレス発表に先駆け、2014年3月15日(土)に公文本体の定例行事である「第35回日本公文指導者研究大会」が横浜市のパシフィコ横浜でおこなわれた。この大会では各教室が独自に取り組んでいる「自主研」の発表に続き、永年指導者を表彰。多くの指導者が表彰者として壇上表彰された。

翌3月16日(日)は同会場にて公文の創始者である公文会長の生誕100年を記念する式典を開催。「さらなる進化への誓い」というテーマに基づき、生徒が学習をあきらめてしまう一歩手前まで学ばせる「ちょうどの教育」や、「自学自習」といった公文式の理念が再確認されたほか、公文のOB・OGが登壇して公文式がいかに人生に影響を及ぼしたかなどについて語った。両日とも約8000名もの関係者が集まり、海外からは約1200名が参加。グローバルに発展を続ける同社を象徴する、盛大な式典となった。

2日間に渡る式典のあと、3月17日(月)には大手町の丸ビルコンファレンススクエアにて冒頭の新テストに関する発表がおこなわれた。今回リリースされるTOEFL JuniorⓇ Comprehensiveは世界約130の国々で活用されているTOEFLⓇの中高生版で、6段階に分かれているCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のA2~B2までをカバーするもの。読む・聞く・話す・書くの4技能が測定でき、受験料は9500円(税込、3月時点)となっている。

一方、TOEFLⓇ Primaryは同A1からB1をカバーするもので対象は8歳以上。ステップ1では英語初学者、ステップ2では英語に馴染みのある生徒を対象にリーディングとリスニングをテストするほか、レベルを問わずスピーキングテストも実施。受験料はリーディングとリスニングが3880円、スピーキングが3240円(いずれも税込、3月時点)となっている。

世界各国で採用されているTOEFLⓇ Primary とTOEFL JuniorⓇ Comprehensiveが今回、日本においてもようやく実施されることとなり、6・7月の教育機関向け先行実施を皮切りに11月からは公開テストが本格スタートする。いずれのテストも札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡の8会場で実施予定。2017年には全都道府県での実施を目指す。s_DSC3609全体会2