マイナンバーカード、交付は申請の3割

マイナンバーを記載した「マイナンバーカード」の個人への交付が遅れている。4月17日時点で個人が手にした枚数は291万枚で、申請者の29.4%にとどまる。1~3月に交付手続きを管理するシステムで障害が起き、一部で受け取れない状態にあったことが響いている。カードは今までに988万枚の申請があり、953万枚は作製済み。ただ個人が役所の窓口に行っても管理システムなどの不具合で登録できず、結果的に受け取れないケースが相次いだ。

 マイナンバーは1月から社会保障や税金に関する手続きに使われている。申請者に12桁のマイナンバーや氏名が記載されたカードを交付する仕組みで、個人は身分証明書などとして利用できる。個人がカードを受け取る際には地元の役所に行き、窓口で暗証番号などの情報を全国共通の管理システムに登録する必要がある。

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