創英ゼミナールが緊急事態宣言への対応策として独自の「オンライン自宅受講システム」を開発 GW中は「オンライン自習室」を開講

 新型コロナウイルスに対する政府の緊急事態宣言を受け、生活はもちろんこと、学校の休校など教育にも甚大な影響がでている。その中で、様々な塾が創意工夫をして、子供たちの学習を支えている。神奈川県で個別指導専門塾を展開する創英ゼミナールもそのうちの一つだ。

 創英ゼミナールを運営する株式会社創英コーポレーション(神奈川県横浜市、豊川忠紀代表取締役)は、緊急事態宣言発出後の子供たちの学びを継続させるため、独自の「オンライン自宅受講システム」を開発。県内に展開する全101校で提供をしている。対象は創英ゼミナールに通う小学生から高校生だ。

「学校に通っていれば、子供たちは毎日4時間30分の学習を受けています(45分×6校時)。この学習時間は子供たちの大切な権利。その権利を少しでも守るために、今私たちができることを考え、今回の「自宅受講」を実施しています」(同社プレスリリースより)

 創英ゼミナールの「オンライン自宅受講システム」は、『オンライン受講』、『家庭学習課題の指導』、『カウンセリング』の3つを柱にし、家庭学習を促進する。緊急事態宣言が解除され、学校が再開されるまで提供する予定だ。

『オンライン受講』は、今まで受講していた科目を、教科書対応の動画教材により自宅で受講できるもの。『家庭学習課題の指導』では、今までの受講科目はもちろん、本来は学校で進めるべきであったカリキュラムに沿って、家庭学習を進めることができる(小学生は2科、中1は3科、中2・中3は5科、高校生は2科)。『カウンセリング』は、WEB会議システムを使用し、生徒と対面で、学習の進捗を確認し、悩み事や普段の生活も含めて話しあい、学習への意欲を引き出していく。

 また、4月27日には、「学校が長期休業を余儀なくされる中、『子どもたちの学習を絶対に止めてはいけない」』(創英ゼミナール)という考えのもと、GWの特別企画として「オンライン自習室」を無料で開室することを決定した。

 生徒は、決められた時間になると、教室にアクセス。講師と対面で現在の状況を確認し、講師が見守る中、自宅で自習を進める。自分一人ではない緊張感ある環境を作りだし、わからない問題などは、いつでもオンライン上で講師に質問できる。

 創英ゼミナールは、ゴールデンウイーク期間中、生徒の自習をより効果的なものにするために、教室の講師と自宅にいる生徒をオンラインで結びサポートしていくという。

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