全国学習塾協会が「塾のIT導入補助金の活用」を全面的に支援

 2020年9月24日、経済産業大臣より、中小企業等経営強化法に基づく「事業分野別経営力向上推進機関」として認定を受けた公益社団法人全国学習塾協会(東京・豊島区、安藤 大作 会長、以下「協会」)が学習塾のIT導入補助金活用を全面的に支援する。

 新型コロナウイルス感染症が収束しない中、今後インフルエンザが流行した際などのオンライン対応を始め、緊急時や災害時などいかなるときでも、子供たちが継続して民間教育サービスを受けられる「学びを止めない」ための態勢構築を促す。

 学習塾事業者による補助金申請数は他業種と比較して著しく低いが、実際に申請した学習塾によると、IT導入支援事業者(主にITツールを提供する企業等)が申請のフォローをするため、思ったより簡単だったという声もある。今年度の補助金の申請期限は12月下旬までとなっており、11月以降は協会が申請のフォローを行う。さらに、来年度、当該補助金が創設される場合についても、協会がITツールを取りまとめ、申請の窓口になることで、これまで不可能であった、「様々な企業の多種多様なITツールを組み合わせて導入すること」が可能となる見込みだ。まずは、協会が11月上旬に、「学習塾で使えるITツール」一覧を公表するので、協会のホームページを確認してみるといいだろう。

 IT導入補助金の概要

 補助対象:ITソフトウェア、ハードウェアのレンタル費用

 補助額:30万円~450万円

 補助率:50%~75%

 申請期限:12月下旬

 例)40万円のITツールを10万円の負担で導入することが可能(C類型で補助率3/4の場合)

みんなが私塾界!