第一学院高校、19泊21日のアメリカ短期語学留学を実施

ブリガムヤング大学で学ぶ 越境体験を探究・進路形成へ

 株式会社ウィザスが運営する第一学院高等学校は、8月17日から9月6日までの19泊21日で、「アメリカ短期語学留学」を実施する。留学先は米国ユタ州のブリガムヤング大学。英語を学ぶだけでなく、多様な文化や価値観に触れ、自ら問いを立てて学びを深める「越境学習」の機会として位置付ける。

 第一学院高等学校は、通信制・単位制高校として全国68キャンパスを展開している。「生徒第一」「1/1の教育」を掲げ、生徒一人ひとりの成長を支援する「成長実感型教育」に取り組んでいる。今回の短期語学留学も、その実践の一環として行う。

 同プログラムの特徴は、現地での体験を「楽しかった」で終わらせず、事前学習から事後学習までを一体的に設計している点にある。生徒は留学前に、自身の興味・関心に基づいて研究テーマを設定する。現地では、そのテーマを意識しながら授業、交流、フィールドワークに取り組む。

 たとえば、「なぜこの地域ではこの文化が育まれたのか」「日本との違いは何か」といった問いを持ちながら現地を訪れることで、同じ場所で学んでも、生徒ごとに異なる気付きや学びを得ることができる。帰国後は、現地で得た経験を整理し、探究活動やプレゼンテーションへと発展させる。体験を言語化し、次の挑戦につなげることを重視する。

 学びの舞台となるブリガムヤング大学は、1875年創立の私立大学。学生数は約3万4000人で、全米最大級の私立大学の一つとされる。言語学、教育学、法律、会計学、科学分野などで高い評価を受けており、世界各国から学生が集まる。第一学院では、同大学を単なる見学先ではなく、生徒が自ら問いを持ち、将来を考えるための学びの場と捉えている。

 現地では、英語を「学ぶ」だけでなく、「使いながら学ぶ」経験を重ねる。授業では、世界各国から集まる学生と交流し、多様な価値観に触れながら、自分の考えを英語で伝え、対話する力を育む。高等学校卒業後の進路や大学での学びについて理解を深め、「大学とはどのような学びの場なのか」を考える機会にもなる。

 変化が激しく先行きの見通しにくい社会では、知識を身に付けるだけでなく、自ら問いを立て、多様な人と関わりながら学び続ける姿勢が求められる。海外での短期留学は、語学力向上に加え、異文化理解、自己理解、進路意識の形成にもつながる。

 特に通信制高校では、生徒の興味関心や生活背景、学習ペースが多様である。第一学院高等学校は、海外留学を一律の語学研修ではなく、一人ひとりが自分のテーマを持って取り組む探究的な学びとして設計することで、生徒の主体性を引き出す狙いがある。

 第一学院高等学校には、8,700名以上の生徒が在籍している。独自の「プラスサイクル指導」を基盤に、生徒が「もっともっと自分を好きになる」自分づくりを支援している。スポーツや芸能など多様な分野で活躍する在校生・卒業生も多く、生徒の個性や挑戦を後押しする教育に力を入れている。

 今回のアメリカ短期語学留学は、世界を舞台に学び続ける力を育む取り組みとして注目される。語学力の習得だけでなく、越境体験を通じて自ら問いを立て、学びを深め、将来の進路や生き方を考える機会を提供することで、生徒のキャリア形成にもつながりそうだ。

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