LINE 調査 勉強が「好き」な高校生は3割超、好きな教科では「数学」「体育」「音楽」が上位にランクイン

 LINE株式会社は、同社が保有する約552万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営している。LINEリサーチでは、日本全国の高校生を対象に、勉強が好きな人・嫌いな人の割合や、好きな教科・苦手な教科などについて調査をし、その結果を発表した。
※調査結果の詳細はLINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で閲覧できる。
https://research-platform.line.me/archives/38598170.html

■勉強が「好き」な高校生は3割超。女子高生と比べて男子高生の割合がわずかに高い結果に
 高校生に、学校の授業だけでなく塾や自分でする勉強などもすべて含め、勉強が好きかどうか率直な気持ちを聞きいた。

 全体で「好き」という回答が8%、「どちらかといえば好き」が26%で、合わせると34%の高校生は「勉強が好き」ということがわかった。一方で「どちらかといえば好きではない」が39%、「好きではない」が28%で、合わせると66%の高校生が「勉強が好きではない」という結果になった。
 また男女別にみると、男子高生のほうが「勉強が好き」の割合がやや高くなっている。

■好きな教科/科目の全体TOP3は「数学」「体育」「音楽」​
 代表的な教科/科目の中から、高校生が好きな教科/科目について聞いた。

 全体では「好きな教科/科目はない」との回答が5%で、ほとんどの高校生はなんらかの好きな教科/科目があることがわかった。
 全体TOP3は「数学」「体育」「音楽」という結果だった。全体2位の「体育」は、男女ともに2位にランクインしている。全体の4位以降は、「国語(国語表現、現代文、国語総合など)」「英語」「情報」と続いた。

 男女別にみると、女子高生の1位は「音楽」、男子高生の1位は「数学」がランクイン。「数学」「化学」などの理系科目は女子高生よりも男子高生の割合が高く、「音楽」「美術」「家庭科」といった科目は男子高生よりも女子高生の割合が高い傾向がみられる。また、社会情報・情報科学・プログラミングなどの「情報」も男子高生の割合が高くなっている。一方、全体4位の「国語」は女子高生3位、男子高生5位と女子高生のほうが好きな人が多いということもわかった。
 過去の高校卒業後の進路に関する調査( https://research-platform.line.me/archives/36132149.html#2 )で、希望する学部についても女子高生は文学部、男子高生は工学・情報工学部がTOPにランクインしていた。

■苦手な教科/科目の全体TOP2は「数学」「英語」
 代表的な教科/科目の中から、苦手な教科/科目を聞いた。

 全体では「苦手な教科/科目はない」との回答が2%となっており、ほとんどの高校生がなんらかの苦手な教科/科目があることがわかった。
 全体TOP2は、「数学」「英語」で、約半数の高校生が苦手と感じている。それぞれ、男女別でもTOP2にランクインしており、特に女子高生では「数学」が苦手な人が約6割と高い割合だ。

 男女別にみると、全体的に女子高生のほうが苦手な教科/科目を選ぶ割合が高くなっているが、「国語」については、男子高生のほうが苦手と答えた人の割合がやや高くなっている。古文・漢文などの「古典」については、男女ともに約4割と高く、全体でも3位にランクインした。
 数学のほか、「化学」「物理」などの理系科目に苦手意識を持っている人の割合は、男子高生よりも女子高生のほうが高くなっている。
 前のトピックで男子高生の好きな教科/科目では理系科目が上位でだったが、苦手な教科/科目でも上位にランクインしている。男子高生で好きな教科/科目1位は「数学」だったが、苦手でも2位にランクインした。

■将来役立ちそうと思う教科/科目のTOPは?男女共通で「英語」
 代表的な教科/科目の中から、「将来役立ちそう」と思う教科/科目を聞いた。

 全体TOPは「英語」で、女子高生・男子高生でもそれぞれTOPとなった。「英語」は前のトピックで苦手な教科/科目でも上位となっていたが、「役に立ちそう」と思っている人は多いようだ。全体2位は、社会情報・情報科学・プログラミングなどの「情報」だった。将来役立つと考える高校生は多いようで、女子高生・男子高生ともに2位にランクインしている。全体3位は、「政治・経済」がランクインした。

 3位以降をみると、「家庭科」が女子高生では3位、男子高生では7位にランクインしている。
 また、男子高生では「数学」が4位にランクイン。そのほか、「保健」が女子高生7位、男子高生8位にランクインした。

■長期休み中の宿題や課題、やるタイミングは?「休み中の思いついたときだけやる」タイプがTOP
 高校生に今年のことだけではなく、昨年より前のことも含め「夏休みや冬休みなどの長期休み中の宿題/課題をやるタイミング」について、あてはまるタイプを聞いた。

 全体でもっとも高かったのは、「休み中の思いついたときだけやる」派。女子高生では4割弱、男子高生でも3割強と高い割合の回答だった。次に高かったのは、「休みの終わりが近づいてからやりはじめる」という駆け込み派。こちらは男女ともに約2割が回答している。「毎日コツコツ少しずつ進めていく」「休みに入って早めにやりはじめる」人よりも、思いついたときにやる、または後半に追い込まれてからやる人のほうが多数だということがわかった。

 男女別にみると「毎日コツコツ少しずつ進めていく」というコツコツ派は、女子高生よりも男子高生のほうがやや高くなっている。逆に「休みに入って早めにやりはじめる」というスタートダッシュ派は、男子高生よりも女子高生のほうが高い割合。そのほか、「休みの真ん中ごろにやりはじめる」派については、男女ともにあまり差はなく1割強だった。

LINEリサーチでは、今後も国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤に、様々な調査を定期的に実施していく。

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年8月3日
有効回収数:1043サンプル

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