名古屋商科大学が香港科技大学(HKUST)と国際交流協定を締結

 名古屋商科大学は中部地区で初めて、香港科技大学(HKUST)と国際交流協定を締結(2022年6月27日付)した。今回の協定により、両大学における相互研究および交換留学生の派遣を通じて、世界標準の経営教育を提供し、建学の精神「フロンティア・スピリット」を備えた世界に通用する次世代リーダーを育成する。また、HKUSTをはじめ世界61カ国154校との国際交流協定を活用することで、海外トップスクールへの留学が名古屋商科大学への授業料のみで実現できる。
 香港科技大学(The Hong Kong University of Science and Technology)は1991年に設置された香港の公立大学。Times Higher Education世界大学ランキング2019ではアジア3位 。QS世界大学ランキング2021では世界27位にランク付けられるなど、1991年の創立以来、急成長を遂げている世界トップクラスの大学。名古屋商科大学と同様に世界三大国際認証であるAACSB、EQUIS、AMBAの全てを取得した数少ないトリプルクラウン校、そしてその中でも一握りのビジネススクールのみが加入できるPIM(Partnership in International Management)の加盟校。

 日本の私立大学でHKUSTと協定を締結しているのは、名古屋商科大学の他、慶應義塾大学、早稲田大学のみ。名古屋商科大学は提携協定の条件として国際認証校とPIM加盟校を重視する戦略を採用し、現在の提携校(154校)のうち、国際認証校(AACSB・AMBA・EQUISのいずれかを取得)は131校、PIM加盟校は29校となる。

 在学生が海外提携校に留学する場合には、留学先の授業料が免除となる制度と同時に留学先で取得した単位も本学の卒業単位として認定される。その他にも渡航費の補助(上限15万円)などの奨学金も用意されている。加えて、提携先大学と名古屋商科大学の両方の学位を取得可能なダブルディグリー(複数学位制度)も充実している。

 国内の私立大学で初となる、学部等連係課程実施基本組織制度を活用した、経済学部、経営学部、商学部の3学部連携課程(経営管理課程)として、英語公用語の環境で学ぶことが可能な「Global BBA」という教育課程を設置。35カ国以上から毎年約200人の留学生を受け入れており、日本人を含め、フランス、中国、韓国、台湾、インドネシア、ベトナム、マレーシアなど、国際学生とともに学べる環境は海外留学そのものだ。Global BBAの授業は全て現実のビジネスの意思決定を追体験する「ケースメソッド」方式で提供され、国際的かつ探求型の学びで自らの考えを社会に提案可能な国際リーダーを目指す。

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