日本システム技術×近畿大学大学院学生起業家がZ世代学生向け新サービスの開発開始

 日本システム技術株式会社(大阪市、平林 武昭 代表取締役社長、以下「JAST」)と、近畿大学大学院実学社会起業イノベーション学位プログラム(修士課程)の大学院生が代表取締役社長を務める大学発ベンチャー企業、株式会社やるかやらんか(奈良市、西 奈槻 代表取締役)は、Z世代の学生の声を反映したサービスを提供するために協業を進めてきた。
 2022年12月にはZ世代の学生ニーズを把握する足掛かりとして、Z世代向けのマーケットリサーチを実施した。マーケットリサーチから得られた学生のリアルな課題を解決するべく、学生とともに作る・学生のための就職活動支援アプリの開発を開始した。

 JASTはこれまで企業から大学へシステムやサービスを提供するBtoB事業を主としていたが、このサービスの提供にあたり、企業から消費者にシステムやサービスを提供するBtoC事業にも進出する。これまで以上にUNIVERSAL PASSPORTのエンドユーザーである学生に寄り添ったシステムを提供する。
 近畿大学は、「実学教育」を建学の精神とする教育機関として、学生に産学連携の機会を提供するとともに、学生の起業支援にも力を入れており、近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA」の一環として、この協業を支援する。

 マーケットリサーチの結果、学生は目まぐるしく変化する社会において、自分の価値はどれくらいなのか、他人から見ると自分はどのように見えているのかなど、不透明な自分と将来に様々な不安を抱えていることが分かった。上手く就職活動を進めるため、見栄や背伸びなど自分を偽りながら、自分らしさを出せず、“嘘つき合戦”のような就職活動を行っているとの意見が多く得られた。
 そこで、JASTとやるかやらんか社は、学生のリアルな課題を解決するべく、今の自分を正しく把握し、自分のなりたい姿から自己実現のために次のアクションが見つけられ、理想の将来への道筋までを明確にしてくれる「とことん等身大な自己分析アプリ」を開発する運びとなった。

「理想像」や「趣味」、「特技」、「興味のあるテーマ」、「理想の暮らし」などの比較的回答しやすい設問から、ユーザーが次にとるべきアクションを提示することで、自己分析結果を自己実現に繋げるためのサポートを行うアプリとなっている。

 今後はZ世代学生向けイベントでの新サービスリリースの発表、各種SNSによる告知・広告、Z世代をターゲットとする企業との協業などを予定している。

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