千葉県教育委員会は7月1日、2025年度の県立高校入学者選抜に関連して、県内の公立中学校および義務教育学校から提出された学習成績分布表を公表した。評定「5」の割合が最も高かった教科は「社会」で28・8%、「外国語」が27・3%で続いた。中学校別の成績分布は市町村単位でも公開され、地域ごとの傾向も確認できるようになっている。
この分布表は、調査書に記載される第3学年の9教科の評定について、県内362校から集めたデータをもとに作成された。対象教科は国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、外国語の9つ。県教委は教科ごとに評定1~5の割合を分析し、傾向をまとめた。
評定5の割合では「社会」が28・8%で最多。以下「外国語」27・3%、「音楽」26・5%、「美術」25・5%、「保健体育」24・6%と続く。評定4との合計で5割を超えた教科は5つあり、「音楽」55・2%、「美術」54・6%、「保健体育」52・9%、「技術・家庭」51・5%、「社会」50・3%となった。