TechAcademyジュニアがオンラインイベント開催 子供たちがプログラミングで父の日のプレゼントを製作

 キラメックス株式会社(東京・渋谷区、樋口 隆広 代表取締役社長、以下「キラメックス」)は、オンラインプログラミングスクール「「TechAcademy」、全国に教室を展開する小・中・高生を対象としたプログラミング教室「TechAcademyジュニア(テックアカデミージュニア)」などを提供している。

 6月13日、そのTechAcademyジュニアが、父の日に向けたオンラインイベントを開催した。

 このイベントの背景には、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、イベントの延期や中止が相次ぎ、子供たちがなかなか外に出られないことがある。

 同社代表取締役社長の樋口隆広氏は言う。

「『学びを止めない』ではないですが、少しでも子供たちに楽しい場を提供したいというのがこのイベントの主旨です」

 イベントには、TechAcademyジュニアを導入する全国の塾に通う小学3年生から中学生までが一緒にZoomを通して参加。自宅にあるパソコンやタブレットで、プログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使い、子供たちそれぞれの感性で「父の日」に向けたメッセージ付きのアニメーションをプログラムし、日頃の感謝の気持ちを表現した。

作品例。背景などをプログラムして動かし、動的なメッセージカードを作った。

 子供たちは、スクラッチの操作方法などを講師に聞くなど、インタラクティブなやり取りの中でアニメーションが製作された。また、保護者からも好意的なコメントが寄せられている。

  • 長時間でも好きなことであれば、「ここまで集中できるものなのか」と驚きました。
  • Scratchを使って線や図形を回転させ、綺麗な模様を作ることに対し「こんなこともできるんだ!」と感動していました。
  • 子供が作ったオリジナルのアニメーションに対して、主人も喜んでいました。

(一部抜粋)

樋口隆広氏。「今回のコロナウイルス禍をきっかけに新しい教育を業界全体で一緒に形作っていければ」と語る。

 樋口氏は続ける。

「今回のコロナウイルス禍をきっかけに、どの塾も教育事業者も、これまでやってきたもののプラスオンの変化をしていく契機が非常に高まっていると感じています。私たちも、ユーザーに良いものを提供する上で、業態や内容を変えていく必要があると考えています。今やっていることだけが正解ではありませんので、ポジティブに前を向いて、これからの新しい教育を業界全体で一緒に形作っていければいいですね」

 新型コロナウイルスは、生活などに大きなマイナスをもたらしている。塾や教育事業者も同様だ。その中で、キラメックスは3月、4月に、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受けて、全国の子供たちと教育機関に向けてTechAcademyジュニアのオンライン学習システムを無償提供した。今できることを模索しながら実行している。

 結果的にオンラインでの学習の導入スピードが速まったことも確かだ。「アフターコロナ」においても、キラメックスのコンテンツは、益々必要とされるのではないだろうか。

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