株式会社学究社は6月1日、代表執行役の異動を内定したと発表した。新たな経営体制のもとで持続的な成長と企業価値向上を図ることを目的に、社長交代を実施する。
6月26日開催予定の定時株主総会およびその後の取締役会を経て、現在執行役小中本部長を務める齊藤浩太が取締役兼代表執行役社長に就任する予定だ。現社長の栗﨑篤史は取締役副会長兼執行役へ就任する。なお、同社は引き続き河端真一との代表執行役2名体制となる見込みだ。
齊藤氏は1982年生まれの43歳。2005年に学究社の前身である進学舎へ入社し、長年にわたり小中学生向け教育事業に携わってきた。2026年3月に小中本部長に就任し、4月からは執行役として事業運営を担当している。
学究社は首都圏を中心に学習塾「ena」を展開し、都立・公立中高一貫校受験や高校受験分野で高い実績を持つ。少子化が進む一方で、公立中高一貫校人気や教育DXへの対応など、学習塾業界を取り巻く環境は大きく変化している。今回の人事は、現場経験の豊富な40代の若手経営者へバトンを渡すことで、変化する教育市場への対応力を高める狙いがあるとみられる。教育業界では近年、創業世代や経営幹部から次世代への承継が進みつつあり、学究社の社長交代もその流れを象徴する動きとして注目される。
学究社は2026年6月期に創業以来の成長を続ける中、経営の若返りと事業基盤の強化を両立させながら、首都圏学習塾市場での競争力向上を目指す方針だ。



