多様な視点で未来拓く 長崎に全国の高校生ら160名集結

 全国35都道府県から高校生や教員らが長崎市に一堂に会し、地域や世代の違いを超えて未来の社会像を語り合う合宿型プログラム「MIRA-GE next(ミラッジネクスト)」の第2回が開催された。主催は一般社団法人エッジソン・マネジメント協会で、企業の社員らも交えた総勢約160名が参加し、多様な対話を通じて次世代に必要な共創力を養った。
 同プログラムの基礎となる多世代型ワークショップ「MIRA-GE」は、未来と現実をつなぐ意を込めて2024年から全国各地で展開され、これまで累計24回にわたる開催で延べ1500名以上が参加してきた。参加者からより深く語り合う場を求める声が高まったことを受け、2025年に長崎で初の合宿を開催。2年目となった今回は公益財団法人日本財団の助成事業に採択され、生徒の交通費や宿泊費などの負担を軽減することで、地域による参加機会の不平等を抑えた展開が可能となった。
 会場の出島メッセ長崎には、全国41校から選ばれた高校生と教員計124名が集結。開催地の長崎は歴史的に異文化が交錯し発展してきた地域であり、多様性と共創を学ぶ場として選ばれた。日程は2026年7月26日から29日までの4日間で、参加者は平和や地方創生、テクノロジーといった現代的課題をテーマに議論を重ねた。
 期間中は、長崎原爆資料館や平和公園を訪れる現地調査をはじめ、社会人から働く意義を聞き取るセッションや、各自が関心を持つ課題を提示して議論の仲間を募る催しなど、多彩な工程が実施された。また、少人数グループで毎日の振り返りを実施し、自身の思考の深掘りや強みの再確認に取り組む様子が見られた。普段は接点のない他県の同世代や大人との交流は、自らの視野を広げる貴重な体験となった。
 主催側は、産官学が連携して若者の可能性を長期的視点で育む取り組みを「青田創り」と位置づけ、今後も本合宿を年間活動の集大成として継続する方針だ。来年には全47都道府県からの参加を目指し、支援の輪を広げていく構えである。

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