Category: 月刊私塾界最新号

月刊私塾界2014年11月号(通巻403号)

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巻頭言

北海道・大雪山系で始まった錦秋が、桜前線とは反対に、南下する。2か月余りかけ、東日本や西日本でも秋たけなわとなった。
 冬期講習を準備したり、新年度の生徒募集や受験シーズンに思いを馳せる前。暫し仕事の手を休め、季節の移ろいの中、紅葉を愛で、芳醇な実りを堪能しては如何だろうか。このような季節に、宮沢賢治作「祭の晩」読むと、その感慨も一入である。
 四季がはっきりしている日本だからこそ触れることができる、「天高く馬肥ゆる秋」。五感を最大限に研ぎ澄ませ、感じて欲しい。秋祭りを楽しむこともお勧めする。
 筆者は今年、京都・石清水八幡宮にて三勅祭の一つ石清水祭を見学する機会を得た。1150年程前、「生きとし生けるもの」の平安と幸福を願う祭儀として始められた。真夜中、八幡大神を乗せた三基の御鳳輦を中心に約500名の神職、楽人、神人の行列が松明や提灯の灯りだけを頼りに山上の本殿から山麓の頓宮へと向かう。平安の古を彷彿とさせる。
 また、江戸三大祭りの一つである根津神社例大祭において、徳川家宣奉納の大神輿の宮入を見た。唐門の前で宮司が祝詞をあげ、木遣が入り、暫し大神輿を揉んだ後、宮入する。神事に則り厳かな中にも、鯔背で、勇壮な祭りである。
 このような日本文化、自然環境を後世に伝え、残していかなければならない。
 しかし、正確な歴史認識を欠いた言動は、如何なものか。伝統のとか、日本独自のとかだけでは、諸外国の誤解を招く。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 教育ICT考2014・秋
<<TOP LEADER COMPANY>>

株式会社アネムホールディングス
インタビュー▶代表取締役会長 兼 社長 肥川 正嗣 氏

<<挑む私学>>

渋谷教育学園
いま求められる「自重自考」の力

<<私の教育>>

森絵都 さん

<<好評連載>>
      • 12 挑む大学 龍谷大学 国際学部
          国際学部創設で育成目指す「真のグローバル人材」とは
      • 20 NEWS ARCHIVES
      • 48 HOT TOPICS 1 学習障がい・発達障がいに向き合う教育施設
      • 50 HOT TOPICS 2 第22回 興学社大学開催
      • 52 教育サービス業界 企業研究 25
           サウスパシフィックフリーバード株式会社
      • 54 疾風の如く 64 てら terra(東京都) 塾長 大竹 稽さん
      • 66 学習塾の空間づくり 35 個別指導塾スタンダード(福岡市博多区)
      • 70 誌上レポート 私塾界リーダーズフォーラム2014 Season2 大阪大会
      • 76 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 18
      • 78 自ら動き出すチームにする方法 2 中谷彰宏
      • 80 学習塾の新ビジネス開拓論 2 末木佐知
      • 82 学習塾とマーケティング 2 中谷淳一
      • 88 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 16
      • 96 咲かせよ桜 2 小林哲夫
      • 19 目次・巻頭言
      • 40 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
      • 56 challenge~進化形jukuのカタチ26
           アーガス個別指導会
      • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 250
      • 86 新・授業改革を目指して 81
      • 84 井上郁夫の因数分解 8
      • 89 芸術見聞録 16
      • 90 中学生からの子育てスクランブル 32
      • 91 クロスワードパズル「塾長の机」
      • 92 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 151
      • 94 林明夫の「21世紀の地球社会」 111
      • 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)19
      • 103 論点2014 11 異常に高い孤独感、日本の子ども
      • 106 編集後記
      • 108 Book Review
      • 110 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年10月号(通巻402号)

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巻頭言

茨城県つくば市にある産業技術総合研究所において、現在非常に正確な時計が開発されている。イッテルビウム光格子時計だ。現在主に使用しているセシウム原子時計の1000倍の精度が出せる。
1秒の定義は、長い間地球の自転を基にしてきた。ところが地球の自転は徐々に遅くなっていること、季節により速度が異なることなどから、1956年から地球の公転が基準となった。
それがセシウム原子時計の開発により、67年から変更された。1億年に1秒の誤差しかないからだ。この正確さをもって地球の自転速度を計測し、72年から25回閏秒を用い、時刻を調整してきた。1000億年に1秒の誤差しかないイッテルビウム光格子時計。何に役立つのだろうか。
貢献が期待されていることの一つに、長さを正確に測定できるようになることがある。例えば位置測定だ。GPS人工衛星には原子時計が搭載され、時刻を示す電波を発信している。これを地上の受信機で受け、その時刻の差から位置を測定する。現在の測定誤差は数センチから数十センチ(日常使用されている車載GPSは誤差数十メートル。衛星の原子時計がポータブルタイプなため)。それが、数マイクロメートル(千分の一ミリ)になる。そうなると微細な地殻変動も宇宙から計測でき、火山噴火などを予測できる。地震の予知に発展する可能性もある。
教育における最先端とは何であろうか。その先に何を見詰めながら進んでいるのであろうか。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 塾長の本棚
<<TOP LEADER COMPANY>>

龍澤学館グループ 龍澤 正美 理事長

<<挑む大学>>

近畿大学
西日本最大級の総合大学の
絶えざる挑戦と人づくり

<<新連載>>
  • 78 自ら動き出すチームにする方法 中谷彰宏
  • 80 学習塾の新ビジネス開拓論 末木佐知
  • 82 学習塾とマーケティング 中谷淳一
  • 96 咲かせよ桜 小林哲夫
      • 12 挑む私学① 龍谷大学付属 平安中学校・高等学校
        『チーム平安』で学校が変わる。組織が変わる。
      • 20 NEWS ARCHIVES
      • 54 教育サービス業界 企業研究 24 ベストティーチャー
      • 56 疾風の如く63 合格舎 代表 時田 啓光さん
      • 66 学習塾の空間づくり34
        The Complete Lesson最強塾
      • 70 挑む私学② 学校法人 東洋大学 京北中学校・高等学校
        国際社会を生き抜くための「哲学と力」を与えてくれる学校
      • 72 挑む私学③ 盛岡中央高等学校
        グローバル教育にいち早く取り組み、21校もの国際姉妹校との交流も盛んに。
      • 76 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 17
      • 88 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 15
      • 91 クロスワードパズル「塾長の机」
      • 19 目次・巻頭言
      • 40 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
      • 68 学習塾フランチャイズ研究所 58
        今後急拡大が見込まれる武田塾の斬新な運営スタイルとは
      • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 249
      • 84 井上郁夫の因数分解 7
      • 86 challenge~進化形jukuのカタチ 25 サカモトセミナー
      • 89 芸術見聞録 15
      • 90 中学生からの子育てスクランブル 31
      • 92 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 150
      • 94 林明夫の「21世紀の地球社会」 110
      • 100 未之知也(いまだこれ知らざるなり)18
      • 103 論点2014 10 驚くべき実態。子どもの貧困率
      • 106 編集後記
      • 108 Book Review
      • 110 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年9月号(通巻401号)

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巻頭言

5月に出雲を旅した折、三保神社を訪れた。全国各地にあるえびす神社の総本社だ。その近くにある大正レトロ感漂う「青石畳通り」を散策しているときだった。古い民家の軒先に燕の巣を発見した。巣の中で囀る雛たちを仰ぎ見ながら、長い間燕の巣を見なかったなぁと感傷に浸っていた。ふと気付くと、沢山の燕が、長い歴史を持つ港町を、勢いよく飛び回っていた。巣もあちらこちらにあった。何か豊かなものを感じた。
近年、燕は減少している。水田の減少により、餌となる昆虫が減ってしまったり、巣材となる良質の泥が減少したことが要因だ。また、住宅が高層化し、建材が変化し、土壁やモルタル壁が減り、泥が付きにくいタイルなどに替わった。また、家の軒先が狭くなったことも影響している。
自然や環境の変化以外に、悲しくなるような要因もある。人が巣を壊してしまうのだ。巣の周りに落ちる糞、その臭いと雛たちの鳴き声を嫌い、人間が除去してしまうのだ。天敵であるカラスの増加の次に来る原因である。
古来より、燕は農作物を食べる害虫を餌とすることから、益鳥とされてきた。また、春を告げる渡り鳥として、「巣を作ると商売が繁盛する」など、身近な鳥として親しまれてきたのに、である。多くの人々が燕を害鳥として見るようになってしまった。
これが減少の大きな要因とは、寂しい限り。段ボールで糞よけを設置したり、蒲鉾の板などで巣台を作ったり、共存の知恵を絞りたいものである。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 塾教材目録 2014・秋
    • 2015年3月期 第1四半期決算を読む
<<TOP LEADER COMPANY>>

ウィザスグループ 生駒 富男 社長

<<日本の教育の鍵>>

嶋田 義皓 さん× 大川 翔 さん

      • 19 目次・巻頭言
      • 20 NEWS ARCHIVES
      • 40 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
      • 56 教育サービス業界 企業研究 23 シエンプレ
      • 66 学習塾の空間づくり 33 みやび個別指導学院(埼玉県越谷市)
      • 70 挑む私学2 江戸川学園取手小学校次代を担うリーダーの育成のカギは小学校にあり
      • 76 【寄稿論文】須原英数教室 塾長 須原 秀和氏『塾教育』の役割を考える(日本語原文)
      • 82 石田淳の「ケイゾクはチカラなり」(最終回)ゲスト 石田淳・行動科学マネジメント研究所 所長
      • 86 疾風の如く 62 創心ゼミ(東京都)代表 高田 康太郎さん
      • 107 論点2014 9 ここにも存在した待機児童。学童保育
      • 68 学習塾フランチャイズ研究所 57
      • 75 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 248
      • 88 challenge~進化形jukuのカタチ 24 J-P.O.P.
      • 91 芸術見聞録 14
      • 92 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 16
      • 96 中学生からの子育てスクランブル 30
      • 98 井上郁夫の因数分解 6
      • 100 林明夫の「21世紀の地球社会」 109
      • 102 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 149
      • 104 未之知也(いまだこれ知らざるなり)17
      • 110 編集後記
      • 112 Book Review
      • 114 塾長のためのガジェット講座

[お詫び]須原秀和先生の論文「『塾教育』の役割を考える」の掲載について
『月刊私塾界』2014年9月号(通巻401号)の76-81ページに掲載された「【寄稿論文】須原英数教室塾長 須原 秀和氏『塾教育』の役割を考える(日本語原文)」については、国際教育学会(ISE)学会誌『クオリティ・エデュケーション』6号に掲載されたA study of the Role of Juku School Educationの日本語訳であるが、国際教育学会(ISE)から転載の許可を得る前に、掲載いたしました。この件について、国際教育学会(ISE)ならびに関係の皆さまに深くお詫び申し上げます。

月刊私塾界2014年8月号(通巻400号)

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巻頭言

「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」が話題になって久しい。現在も店舗網を拡大し、新たな業態を開発し続ける。毎日店舗前は行列ができ、行き交う人々が好奇の眼差しを投げる。
これら業態は、レストラン業界での標準化と独自性のトレード・オフである。これまであったものを否定し、食べる側、使う側である消費者目線からの、あるべき機能や品質における新たな創造である。価格、料理、店舗の立地、内装などの競争要素に関し、考え抜き、革新し続ける。高級食材を安価に提供するという、相反することを追求する。食材の原価率は非常に高いが、立食にし、客の回転率を上げる。低価格でも売り上げを伸ばし、利益が出るよう緻密に計算し尽くす。コスト対高級化、コスト対差別化のトレード・オフである。低価格と高級化を同時に追求している。相矛盾することを同時に追求する場合、往々にして中途半端な業態となってしまう。しかし、競争要素の適切な組み合わせにより、それを回避する。だから全くの空白地帯に参入し、成功を収めているのである。
学習塾業界でこれを実施しようとするとどうなるのであろうか。勿論組み合わせる競争要素は、異なるだろう。何をどのようにトレード・オフするか。ICTを取り入れることも、一案かも知れない。導入できる技術や企業のケイパビリティが、トレード・オフの方法に変化をもたらすことは、どの業界でも同じだ。
挑戦者は出て来ないものであろうか。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 『月刊私塾界』通巻400号記念寄稿メッセージ
    • これまでの道 これからの希望
<<TOP LEADER COMPANY>>

日能研関東グループ 小嶋 隆 社長

<<緊急提言>>

永瀬 昭幸 氏
株式会社ナガセ 代表取締役社長
『人口2億人社会の実現へ』
夢と希望に満ちた、
活気あふれる日本へ。

<<新しい塾のカタチ>>

松田 悠介 氏 Teach For Japan 代表理事

<<連載>>
    • 22 キーパーソンに聞く 日本の教育の鍵 特別対談

松井 彰彦氏・東京大学大学院 経済学研究科教授
×中室 牧子氏・慶應義塾大学 総合政策学部准教授
公平性を保つところが「公」の強みであり限界でもある
「私」が関わることで公の弱点を補強できる

    • 28 NEWS ARCHIVES
    • 64 HOT TOPICS 第41回・青木経営フォーラムIN 富山 開催
      業界屈指のパイオニア 片山浄見氏の成功哲学に学べ!
    • 74 学習塾の空間づくり 32 かいせい こどもスクール(大阪府高石市)
    • 80 挑む私学 星野学園中学校

118年の歴史を誇る星野学園は「国際人教育」「習熟度別学習指導」「情操教育」が柱に

    • 86 挑む私学【特別対談】 駒込学園中学校・高等学校

河合 孝允 校長×青木 淳 多摩美術大学准教授
先生と生徒が対等に話せる環境が成長のための大きな糧となる

  • 92 近況を聞く 株式会社Believe(AJ安藤塾)安藤 大作 代表取締役社長
  • 96 疾風の如く 61 KJゼミナール(兵庫県) 塾長 金城 貴保さん
  • 134 【誌上セミナー】私塾界リーダーズフォーラム 東京大会
  • 140 【誌上セミナー】私塾界リーダーズフォーラム 大阪大会
      好評連載
  • 27 目次・巻頭言
  • 48 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 84 学習塾フランチャイズ研究所 56
  • 91 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿 247
  • 94 教育サービス業界 企業研究 22 どりむ社
  • 98 challenge~進化形jukuのカタチ23 はやぶさ進学教室
  • 100 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん 13
  • 102 芸術見聞録 13
  • 104 会社を建て直すためのリーダー養成塾(最終回)
  • 106 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座 14
  • 108 中学生からの子育てスクランブル 29
  • 110 井上郁夫の因数分解 5
  • 112 林明夫の「21世紀の地球社会」 108
  • 114 高嶋哲夫の「塾への応援歌」 147
  • 116 未之知也(いまだこれ知らざるなり)16
  • 119 論点20148 知ってますか?通級指導
  • 122 編集後記
  • 124 Book Review
  • 128 塾長のためのガジェット講座

 

月刊私塾界2014年4月号(通巻396号)

巻頭言

2014_04_hyoshiインドと中国が新たな人材供給源になるという。両国の人口の多さが一因だが、更に重要な要因がある。「インドと中国の学生がなにを学んでいるかという点だ。欧米の学生が学ぶジャンルが人文系の学問や芸術なども含めてきわめて多岐にわたるのに対し、(中略)中国やインドの学生は理工系の学問を勉強するケースが非常に多い。2008年、インドと中国はそれぞれ、エンジニアリングとコンピュータ科学の分野で大学院修了レベルの学生をアメリカの二倍生み出した。同じ年、アメリカでエンジニアリング分野の修士号を取得した学生の40%、博士号を取得した学生の60%が外国人で、そのほとんどがインド人と中国人だった。」(リンダ・グラットン著「ワーク・シフト」)
韓国でIT関連産業が発展したのは、大学等で理系分野を学ぶ学生に対し、懲役義務を大幅に緩和したためだと云われている。
国家の方針として、何等かのインセンティヴを設けている。
我が国はどうだろうか。先ごろ文部科学省が大学設置認可後の「設置計画履行状況調査」を実施し、惨状を報告した。曰く、半数の大学で教員数が設置基準に満たない、英語の授業でbe動詞の基本的英文法を教えていた等々。 彼我の差があまりにも大きい。
お上に任せておいて良いのだろうか。個々の学習塾が、または業界全体として、大きな志を抱き、未来の絵を描き、それを担う人材を輩出することに努めなければならないのではないか。幕末の「時」のように。

(如己 一)

目次

<<特集>>
    • 今こそ集団授業
    • 2014年度 首都圏中学入試を分析する
    • 下村博文 文科大臣緊急インタビュー

教育改革の推進状況と、これからの展望について

  • 株式公開企業塾 2014年度 第3四半期決算を読む
<<TOP LEADER>>

株式会社成学社 開成教育グループ 代表 太田 明弘 氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

思想家、神戸女学院大学 名誉教授 代表取締役 内田 樹 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 小針 一浩 氏 株式会社スターブランド 取締役

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • 学習塾の空間づくり  個別指導学院ヒーローズ府中校(東京都府中市)
  • 疾風の如く〜個別専門学習塾Wi☆Go個別(岐阜県)塾長 高橋 実太郎さん
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 挑む私学 大阪偕星学園高等学校
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • 論点2014 複雑化する承認欲求
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ〜市川塾
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 井上郁夫の教室指南
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座

月刊私塾界2014年3月号(通巻395号)

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昨年、ヒッグス粒子の発見がノーベル物理学賞を受賞した。これにより素粒子の基本理論である「標準模型」が完成する。

ところが、それでも宇宙の構成物質の4.9%が解明されたに過ぎない。残りは未解明である。内訳は、ダークマター(暗黒物質)26.8%、暗黒エネルギー68.3%。このダークマターを発見するために、各国が競っている。

日本でも、岐阜県神岡町にある鉱山跡地地下1千メートルに、検出装置を造り、発見への挑戦が始まっている。「XMASS実験」だ。村山斉東大カブリ数物連携宇宙研究機構長は、2020年までにダークマターの正体が解明でき、最初の発見者になる可能性があると語る。世界の最先端を行く。

地方教育行政の最終的な権限を、教育委員会から首長に代えようとしている。昨年12月、中教審が答申を出した。文科省は今通常国会に改正案を提出する方針だ。

教育委員会制度の三原則(政治的中立性、継続性・安定性、民意反映)が精緻に論議されぬまま、政治的妥協案として出された結論である。首長の権限が大きくなることにより、政治的中立性や継続性が保てないことは、公立高校入試制度の変遷をみれば、わかる。首長が直接指示できる事項をある程度制限したことで、政治決着させた。何と情緒的なことだ。

翻ってヒッグス粒子の発見は、1秒に10億回発生する陽子の衝突データを、何年にも渡り集積、解析した実験結果である。それでも精度は、99.98%。この相違に呆れる。

(如己 一)

目次

<<特集>>
  • 塾の地域貢献
<<TOP LEADER>>

中萬学院グループ 代表取締役社長 中萬 隆信氏

<<シリーズ・著名人に聞く>>

株式会社ユーグレナ 代表取締役 出雲 充 氏

<<石田 淳のケイゾクはチカラなり>>

ゲスト 前田 出氏 株式会社未来デザイン研究所

<<連載>>
  • NEWS ARCHIVES
  • 学習塾の空間づくり  (27) 勉強カフェ(東京都渋谷区)
  • 疾風の如く56〜さくら個別指導学院(愛知県)塾長 國立 拓治さん
  • ステキ★塾女発見!  塾女4人、Around30の本音!
  • 新米塾長のための部下とサシで行きたいごはん屋さん
  • 会社を建て直すためのリーダー養成塾
  • 京都市立 堀川高等学校 学校改革の軌跡
  • 新米塾長のための 学習塾経営基礎講座
  • ホントにあった 個人塾経営再建物語
  • 論点2014 求められる「21世紀型能力」
  • 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿
  • challenge~進化形jukuのカタチ〜個別指導 宮野塾
  • 芸術見聞録
  • 中学生からの子育てスクランブル
  • 学習塾フランチャイズ研究所
  • 井上郁夫の教室指南
  • さなる@will顧問・清水洋明の今からはじめる大学受験指導(終)
  • 林明夫の「21世紀の地球社会」
  • 高嶋哲夫の「塾への応援歌」
  • 未之知也(いまだこれ知らざるなり)
  • 編集後記
  • Book Review
  • 塾長のためのガジェット講座