Category: 塾ニュース|グローバル

東京芸大、世界4美大で「共同学位」

東京芸術大は2月23日、ロンドン芸術大、パリ国立高等美術学校、米国のシカゴ美術館付属美術大と、4大学での「共同学位」の設置に向けた連携協定を結んだ。東京芸大は新年度、10人程度の大学院生と教員がパリで2週間の共同授業を行った後に、新潟県で開かれる芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」で成果を発表する。2、3年後には、4大学の連名で修士の学位を得られるようにする方針だ。これまで、それぞれの大学と交流協定を結んできたが、今後は4大学間で教員や学生を交流させるという。

小学校の英語への取り組み様々

「休憩中にゲームを楽しんだり、給食や掃除の時間の校内放送で歌を流したり」各地の小学校で、授業以外で英語と触れる機会を児童に提供しようという取り組みが広がっている。背景には、国の示した方針がある。文部科学省は11年度、小学校での英語を「外国語活動」として必修化した。20年度には英語教育の開始時期を小学3年生にまで引き下げるとともに、5年生から正式な教科に格上げする計画だ。

子どもの英語、学び方いろいろ

教育各社が多様な英語教育のサービスを始める。学研は自社製作のアニメを見ながら0~6歳の幼児が英語に慣れる教室を開く。SRJ(東京・港)は速読法の習得に特化したeラーニングを展開する。ケント英会話学院は、タブレットに順次、映し出される英文を目で追う練習をする。ベルリッツ・ジャパン(東京・港)は7月から小学生が米国やシンガポールで1~2週間の海外体験をする留学事業を始める。エルパ(東京・港)は英語でピアノやバイオリンのレッスンをする新サービスを首都圏で始めた。

アイビーリーグで高校生夏季研修

ICC国際交流委員会(東京・渋谷)は今夏、高校生を対象に米国アイビーリーグ(米北東部の名門私立大学)の夏季研修に参加できる「Ivy Leagueサマープログラム」を始める。ブラウン大やコロンビア大などのほか、カリフォルニア大ロサンゼルス校など東部以外の有名校を含む10校。大学によっては大学生と同等に学部レベルの授業を提供。大学寮で生活し、世界各国から集まる学生と社会問題を英語で議論するなどして、若い段階からグローバル感覚を身に付けさせる。

東京都 五輪に向け飲食店の外国語表記メニュー作成サイトを開設

東京都は飲食店が外国人客向けの外国語表記メニューを作成するのを支援するサイト(URL)を開設した。店名や電話番号など簡単な情報を登録すれば、独自メニューを無料で作れる。英語のほか、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語など12種類の言語に対応できる。新たなサイトは「EAT東京」。サイトでは日本で一般的な料理の外国語表記を紹介。食物アレルギーや宗教上の規律への配慮が必要なメニューに対しては、注意喚起のピクトグラム(絵文字)の表記も可能だ。東京五輪に向け飲食店の外国人対応を後押しする。

岡山大など国立6大学、ミャンマーで留学セミナー

ミャンマーのヤンゴンで12月17日、日本の国立の岡山大、千葉大、新潟大、金沢大、長崎大、熊本大の6大学が留学セミナーを開いた。来年ヤンゴンに留学生受け入れの拠点を設ける岡山大が中心となって、現地の学校関係者らに日本の教育環境を紹介。各大学はそれぞれの特色を説明した。日本の大学・大学院に留学するミャンマー人は、昨年5月時点で600人程度。外国人留学生の倍増を掲げる日本政府は、ミャンマーを重点国とし、留学生確保に向けた業務を岡山大に委託。岡山大は、他の5大学と連携して学生への情報提供などを行う。

「スーパーグローバル大学」に選ばれた金沢大、授業の半数英語で

金沢大学は、2023年度までに学士課程の授業全体で、平均5割以上を英語で行う取り組みを進める方針を示した。大学院ではほぼ全てを英語で行う。同大は今年9月、日本の大学の国際競争力を高めるために文部科学省が重点的に支援する「スーパーグローバル大学」に選ばれた。外国語での授業の実施率を引き上げるのは、取り組みの一つという。全学生に占める外国人留学生の割合を、現在の約5%から、10年後には約4倍の2200人に増やすことも目標とした。

カタール、米欧名門大を誘致

ペルシャ湾岸のカタールが、豊富な液化天然ガス(LNG)収入を背景に米欧の名門大学を相次いで誘致している。90カ国以上から学生が集まる「教育都市」には、米英仏から招いた8つの大学が点在する。教育都市の特色は、米欧の著名な大学から名門学部をより抜いて集め、全体で一つの総合大学のような仕組みをつくりあげた点にある。医学は米コーネル大、外交論は米ジョージタウン大からといった具合。カタールは天然ガスの埋蔵量で世界3位の資源大国。教育もしたたかな国家戦略の重要な柱だ。

国際教養大10周年記念式典

2004年4月に開学した秋田市の国際教養大学(AIU)で11月1日、開学10周年記念式典が開かれた。AIUは、全国から志望者を集める国内有数の大学に発展。集まった卒業生や元教員ら約480人は、昨年2月に亡くなった中嶋嶺雄前学長への感謝の思いを新たにしていた。式典の冒頭で、鈴木典比古学長は文部科学省が今後10年間で国際競争力の強化を集中的に支援する「スーパーグローバル大学」に選ばれたことを報告。カリキュラムの充実を図り、世界レベルの大学を目指すとした。

児童英語の特別セミナー mpi松香フォニックスが全国4都市で開催

株式会社mpi松香フォニックス(東京都新宿区、竹村千栄子代表)は、今年同社が創立35周年を迎えるのを記念して、児童英語の教師や子供の英語教育を考える保護者を対象にイベント教育は未来を築く子どもたちのために」を、東京、名古屋、大阪、福岡の全国4都市で開催する。

mpi松香フォニックス35周年イベント基調講演では、フォニックス学習法を日本の英語教育に初めて採り入れた松香洋子氏が、「今子どもたちに学ばせたい英語とは?~英語のプロソディーからプレゼンテーションまで」をテーマに、グローバル人材育成を目指し、日本の大学・高校入試で課されることになる4技能のことや、今後の動向が注目される英語教育改革についてレクチャーする。

また、「フォニックス」指導法や「歌・チャンツ」指導法、「絵本」指導法、「プレゼンテーション」指導法のセミナーも予定されている。このイベント参加するとmpi35周年集大成特別アクティビティ集『ザ・ベストアクティビティ TOP10』ほか、豪華プレゼントが用意されている。参加費はウェブからの事前申し込みが1400円、当日受付は1500円となる。

 

〈開催日・会場〉

  • 東 京 10月12日(日) 有楽町朝日ホール有楽町朝日スクエア
  • 名古屋 10月19日(日) 吹上ホール
  • 大 阪 10月25日(土) CIVI 研修センター新大阪東
  • 福 岡 11月 9日(日) 天神クリスタルビル

※開催時間は、各会場12:00〜17:00。

外部リンク:mpi松香フォニックス創立35周年記念イベント「教育は未来を築く子どもたちのために」の詳細ページ