Category: 塾ニュース

「進研ゼミ」地域拠点再編  ベネッセHD

ベネッセホールディングスは通信教育事業「進研ゼミ」関連の地域拠点を見直す。9月末でアンテナ店舗事業から撤退し、「進研ゼミ」を教材に使う個別指導塾「クラスベネッセ」を全国で拡充していく。拠点自体が売り上げを生まないうえ、人件費や家賃などのコストがかさみ、顧客との接点を持つ方法として効率が悪かったという。ピーク時は約100拠点に達したが、昨年10月に就任した安達保社長が拠点数を縮小する方針を打ち出していた。

「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地- in 神戸港」を神戸ポートターミナルホールにて開催。「すべって育てる! フルーツ畑」など計6作品を展示。

「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地- in 神戸港」を、新港第4突堤神戸ポートターミナルにて開催される。共同的で創造的な人間になることをテーマにした「学ぶ!未来の遊園地」の中から「すべって育てる! フルーツ畑」、「お絵かき水族館」、「光のボールでオーケストラ 」、「小人が住まうテーブル」、「つながる!積み木のまち」、「つくる!僕の天才ケンケンパ」の計6作品を展示する。期間は、2017年11月17日(金)〜12月17日(日)まで。

「学ぶ!未来の遊園地」とは、共同的で創造的な人間になることをテーマにした、大人から子どもまで楽しめる展覧会。
これまで、イタリア、台湾、タイ、中国、アメリカ、インドネシア等の海外各地や国内各地で開催し、常設店舗も国内に展開中。
2017年4月には国内・海外累計来場者数が500万人を達成。
今後も国内各地をはじめ、南アフリカ、オーストラリア、ドバイでも展覧会開催予定。なお、チームラボのアートと、学ぶ!未来の遊園地が融合した展覧会は、2015年に東京・お台場で5ヶ月間の開催で約47万人が訪れた。また、世界最大のクリエイティブ系デジタルメディアの一つdesignboomの「TOP 10 art exhibitions of 2015」に選ばれました。2016年にアメリカで開催した展覧会は、シリコンバレーではじめてアートが受け入れられたと評されている。

ベネッセ教育総合研究所調査 専門学校生の学習と生活に関する実態調査

ベネッセ教育総合研究所は2017年1月から3月にかけて、全国の専門学校生9,484名を対象に「専門学校生の学習と生活に関する実態調査」を実施した。
調査で特徴的だった事は
①関心・興味: 高校時代と比べて学びに対する態度が積極的に
②学習時間: 授業、予復習や課題に取り組む時間は週22時間
③学習状況: 実践的で多様な教授・学習スタイル
④教員との関係: 教職員による手厚い 「チーム支援」
⑤学びの意識: 職業の「リアル」に直面するからこその現実的な悩みと高い成長実感
となっており、細かい調査結果はベネッセ教育総合研究所のホームページから資料をダウンロードできる。http://berd.benesse.jp/

 今回の調査では、高校時代と比べて授業内容に興味関心をもち、学びに向かう専門学校生の姿が明らかになった。一般的に、専門学校生は、高校までの学習履歴等から、学びに対する意欲や積極性の面で低く評価される傾向にある。しかし、職業と関連する内容について実践的な方法で学んだり、仕事の厳しい現実を前に悩みながらも、教職員のサポートを得て課題をやり抜く経験を通じて、学ぶ姿勢を積極的なものに変容させている生徒が、一定数存在している。
 6割の生徒が「学ぶ内容の難しさ」や「才能・センスの不足」の悩みを同時に抱えているという実態も浮かび上がってきた。そこには、単なる「専門的な知識やスキルの習得」に留まらない、専門学校ならではの教育の特徴が垣間見える。専門学校での職業に向き合う学びが、社会で働いていく上で不足しているものが何か、具体的に考える機会を提供しているようだ。

 専門学校と大学で進路を悩んでいる高校生は、こうした専門学校の学びの特徴もふまえた上で、どのような選択をすれば「納得できる」のか、自身の学びに対して責任感を持てるのかを考えてみるとよいかもしれません。
 大学で学術を学ぶことと、専門学校で職業を学ぶことは二項対立ではありません。どちらに進学するにしても、自らが学ぶ内容と将来や職業とのつながりを考える機会をもつことは重要です。この点において専門学校は、これまで時代や社会の変化にあわせ、多様な目的・関心をもった生徒を受け入れながら、機会づくりの試行錯誤を積み重ねてきています。その教育実践やノウハウから他の教育機関が学べることも多いのではないでしょうか。とベネッセ教育総合研究所はまとめている。

プログラミングも学べるドラえもんタブレット バンダイ

バンダイは、タブレット型のおもちゃ「ドラえもんひらめきパッド」を9月30日に発売する。英語や漢字、プログラミング学習など40種のアプリを搭載。液晶画面をタッチペンで操作し、ゲーム感覚で楽しく遊びながら学ぶことができるという。対象年齢は3歳以上。希望小売価格は税抜き1万4800円。

和食を学ぶ留学生が急増

全国調理師養成施設協会(全調協)によると、2017年度の調理師学校への留学生入学者は424人で、4年前の2.6倍に増え、中でも和食を学ぶ留学生が多い。出身国・地域では中国が134人で最多。4年前の4倍近くになった。伸びが目立つのはベトナムで、17年度は66人と台湾を上回り3位となった。いずれも和食ブームで日本食レストランが急増している国だ。少子化のあおりを受けて調理師学校全体の入学者は減少傾向にあり、留学生受け入れに力を入れている学校が増えているという。

ZEホールディングスとすららネットが業務提携

株式会社ZEホールディングス(本社:静岡県三島市、代表取締役社長:藤井孝昭、以下 ZEホールディングス)と株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦、以下 すららネット)は、2017 年8 月25 日に業務提携に関する契約を締結した。

ZEホールディングスは同社関係会社で「栄光グループ」を形成し、様々な教育サービス事業を行っている。関係会社には学習塾「栄光ゼミナール」を運営する株式会社栄光、学習塾及び学校法人並びに教育委員会等の教育機関向けの教材販売及びコンサルテーション事業を行う株式会社エデュケーショナルネットワークなどがある。

栄光ゼミナール授業風景イメージ(左)とすらら学習風景(右)

また、すららネットはデジタル教材「自立学習応援プログラムすらら」を開発し、同プログラムに関連する教材の研究・企画・開発・販売を行っている。

ZEホールディングス(栄光グループ)とすららネットは互いの理念「最高の教育で、未来をひらく。」「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」の下、より多くの児童・生徒の学びに貢献するため、相互のリソースを活用することで、今後以下のような取り組みを行う予定。

①栄光グループの学習塾事業の顧客に対し、すららネットのサービスを提供する。
②すららネットのデジタル教材等のコンテンツを共同開発する。
③学習塾、学校法人、教育委員会等、双方の法人顧客を対象に双方の商品・サービスの相互販売、共同販売する。
④栄光グループの海外拠点や海外提携先において、すららネットのサービスを用いた商品を提供する。
⑤その他の新規事業

<株式会社ZEホールディングスの概要>
○所在地:静岡県三島市文教町一丁目9番11 号
○代表者:代表取締役社長 藤井孝昭
○資本金:1,000 百万円
○設立:2015 年
○事業内容:持株会社として同社グループの事業会社を通じ教育関連事業を展開。教育事業において、関東圏を中心
に、「栄光ゼミナール」「シェーン英会話」などのブランドでおよそ90,000 名の顧客に教育サービスを提供。また、教育ソリューション事業において、全国の学校、学習塾等の教育機関を顧客として、教材、テストの販売及び教職員の派遣等、幅広い教育支援サービスを提供している。

<株式会社すららネットの概要>
○所在地:東京都千代田区内神田1 丁目7 番8 号 大手町佐野ビル5 階
○代表者:代表取締役社長 湯野川孝彦
○資本金:13,795 万円
○創業:2008 年
○事業内容:小中高向けクラウド型学習サービスの制作・提供および運用コンサルティング事業を展開。国内の学習
塾・学校などに加え、スリランカ、インドネシア、インドなど海外でもサービスを提供中。

「Studyplus for School」を石川県能登町の町営塾「まちなか鳳雛塾」が導入

左から、熊野謙氏(能登高校魅力化プロジェクトアドバイザー)、廣瀬高志氏(スタディプラス株式会社代表取締役社長)、佐藤氏昌宏氏(デジタルハリウッド大学大学院教授・スタディプラス株式会社顧問)

石川県能登町の町営塾「まちなか鳳雛塾(ほうすうじゅく)」が、スタディプラス株式会社(東京都渋谷区、廣瀬高志社長)が提供する「Studyplus for School」(https://fs.studyplus.jp/)を本格導入した。

「Studyplus」は、学習記録の可視化や学習仲間とのコミュニケーション機能などを備える学習管理SNS。利用者数は累計260万人(2017年6月現在)を超えている。
そして、「Studyplus for School」は、生徒が「Studyplus」に記録した学習記録を利用し、リアルタイムで学習管理ができる。また、フィードバック機能や面談管理機能などの学習サポートのクオリティ向上を支援する教育事業者向け学習進捗管理ツールだ。
「まちなか鳳雛塾」は、16年に能登地区で進学実績のある進学塾と提携して立ち上げた県内初の町営塾。石川県能登町が、町内唯一の高校「能登高校」の存続・発展を目的に開始した「能登高校魅力化プロジェクト」の施策の一つであり、タブレットや映像授業など最新ICT導入を導入し、能登高校生の生徒を受けて入れている。
現在では、高校生だけではなく、町内の小中学生も受け入れ、地域の教育環境の発展も担う。町内に住む中学生の能登高校への進学率が約30%から約50%に改善するなど着実に成果が上がっている。
「Studyplus for School」について、記者発表会で登壇した熊野謙氏(能登高校魅力化プロジェクトアドバイザー)は、「生徒のモチベーション向上、スタッフ間の指導ノウハウの共有などにとても役立っている」と語る。
「Studyplus for School」を導入することで、限られた職員数でも、オンラインで授業の進捗を場所や時間を問わずに把握できるようになった。また、映像授業と「Studyplus for School」の組み合わせにより遠隔指導体制が整い、通塾が困難な生徒 へのサポートも実現。大学進学実績も大きく向上している。
スタディプラス株式会社は、「まちなか鳳雛塾」を第一弾として、今後も公営塾へ「Studyplus for School」の提供及び課題解決支援を積極的に進めていく。

【「Studyplus for School」に関するお問い合わせ先】
スタディプラス株式会社 For School 事業部
TEL:03-6276-3312
E-mail:fors-info@studyplus.jp

花まるラボ、三重県と「教育振興のための包括協定」を締結。思考力育成教材アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」のPC版を県内小学校で広域展開へ

写真左から、鈴木英敬三重県知事、花まるラボ代表川島慶、廣田恵子教育委員会教育長


株式会社花まるラボ(本社:東京都文京区 代表取締役:川島 慶)は、三重県教育委員会と「三重県における教育振興のための学習教材の活用等に関する包括協定」を締結したことを発表した。

▼協定の要旨は三重県の「学力向上推進プロジェクト」の有力施策として位置付けられる。
今後、花まるラボが保有する思考力育成授業の知見、及び思考力育成教材「Think!Think!(シンクシンク)」を活用し、三重県の教育振興に資する教材開発・提供や、教材へのアドバイス等を行う。これにともない、花まるラボ代表取締役・川島慶氏が、「三重県数学的思考力育成アドバイザー」に就任した。

具体的には、三重県の小学校を対象に、思考力教材「Think!Think!(シンクシンク)」の三重県向け独自開発版(PC版)の開発・導入を中心に据え、同県の教育振興に資する知見の提供を行う。
2017年11月から県内小学校数校で試験導入し、来年度からは対象校の拡大を計画している。また、特別支援教育や幼稚園への導入も視野に入れた取り組みとなっている。

Think!Think!導入の経緯について、三重県知事:鈴木英敬氏は以下の通り説明を行った。
1. デジタルネイティブである現代の子どもたちが意欲的に取り組むのに最適な教材である。学習は、子どもがやる気になって取り組むものでなければ伸びない。私たち大人の感覚でなく、デジタルネイティブの時代の子どもたちがやる気になる環境を整える必要がある。Think!Think!はその教材として最適である。

2. 三重県固有の学力課題解決に貢献する教材である
三重県の学力調査の結果、「図形」分野に課題があることがわかっている。Think!Think!は、同分野の課題克服に対する直接的な打ち手でもあり、学力調査にも結果が出てくることを信じている。

3. 花まるラボの実績を評価
川島慶氏が算数オリンピックの問題作成を行っている点、花まるラボとして世界算数の問題作成を行う等、算数・数学教材を扱う企業としての花まるラボの実績を評価している。Think!Think!がターゲットとしている「抽象思考力」を伸ばすことで、他教科の学力向上にも波及することを期待している。

英語嫌いの子供を救う、強力な教材が誕生


低所得家庭の子どもを対象に、学習支援をおこなっているNPO法人キッズドアは、今年7月に『英語が本当に苦手なあなたのための 英語スタートブック』を発売した。
 キッズドアは現在、50教室で教えているが、1教室に数人はアルファベットを完璧に書けない子や、基本的な英単語をほとんど覚えていない子がいることに問題意識を持っていた。今まではマンツーマンの指導で解決していたが、昨年6月に「低学力克服プロジェクト」を立ち上げ、同8月から教材の開発に着手した。

 開発を担当したのはキッズドアの教育支援事業部 教育開発室 室長の山本香苗氏だ。新卒でベネッセに入社した山本氏は、2年目からキッズドアのボランティア講師に参加。そして昨年7月に正式にキッズドアのスタッフとなり、『英語スタートブック』の開発に携わることとなった。
 山本氏は、アルファベットや単語が満足に書けない子が、「読み」ができないことに注目。同教材では、アルファベットや単語の読みも覚えられるようにした。音がわかると、子供たちも覚えやすいようだ。

 また、テキストを制作するにあたっては、圧迫感を与えないよう文字を大きくしたほか、漢字が読めない子も多いためルビを振るなど工夫した。さらに、『英語スタートブック』とは別に『英語が本当に苦手なあなたのための 英語チェックテスト』も開発。覚えたことをすぐテストすることで、達成感を味わえるようにした。
 その結果、1つのチェックテストで満点を取る子も出てくるようになった。「それまでは『自分にはできない』と言っていた子も、『できるかも』とアンケートに答えてくれるようになったり、自分の殻に閉じこもっていた子がほかの子としゃべるようになるなど、英語ができるようになり、確実に自己肯定感が上がっているように思います」と山本氏は手応えを感じている。
 ボランティア講師も、子供を乗せる技能はあるが低学力の子に会ったことがなく、どうやって教えていいかわからないことが多かったが、「テキストができたことで教えやすくなった」と好評だ。

 すでに定時制高校で使ってもらっている以外にも、他の学校からの問い合わせや、書店で取り扱ってほしいといった要望もあり、今後はできるだけそうしたニーズに応え、多くの子供に届けていきたい考えだ。「塾も低学力の子に困っているはずなので、ぜひ使ってほしいですね。特に内申点1、2くらいの子に合っていると思います」。
 価格は2冊合わせて1000円(税込)。今後は数学のテキストも開発したいと意欲的だ。
サイトホームページはhttps://peraichi.com/landing_pages/view/kidsdoorenglish

「mpi 2017 Kids English Tour」全国4都市で開催

児童英語教育38年の株式会社mpi松香フォニックス(代表:竹村千栄子)は、英語絵本の魅力を最大限に活かし、21世紀型スキルと英語の4技能をバランスよく育むための指導法を学ぶセミナー「mpi 2017 Kids English Tour」を、名古屋を皮切りに大阪、東京、福岡の全国4都市で開催する。
セミナー内容は「mpi式L・S・R・W(英語の4技能)英語指導法を知る~4技能をバランスよく指導して、子どもが活躍する授業とは~」をメインテーマに、英語絵本の魅力を最大限に活かしながら、子どもが自発的に考え、他者との関わり方を学び、英語力を伸ばす手法について一緒に考える2部構成となっている。

セミナーへの参加申込みは、専用HPへ。
■「mpi 2017 Kids English Tour」開催概要
【主 催】mpi松香フォニックス
【日時/会場】(各回とも12:30開場)
東 京 10月29日(日)13:00~16:35「AP西新宿 4F ルームHI」
     /新宿区西新宿7-2-4 新宿喜楓ビル
大 阪 10月22日(日)13:00~16:35「CIVI北梅田研修センター 507」
     /大阪市北区芝田2丁目7番18号 オーエックス梅田ビル新館5F
名古屋 10月15日(日)13:00~16:35「IMYホール・会議室 8F大会議室」
     /名古屋市東区葵3-7-14 I.M.Y. ビル
福 岡 11月 5日(日)13:00~16:35「AQUA博多 3F A会議室」
     /福岡市博多区中洲5-3-8
【定 員】東京200名、大阪200名、名古屋100名、福岡100名
【参加費】一般受付 3,500円(税別)