Category: 塾ニュース

いじめ防止へ教材集 文科省

文部科学省は、道徳の授業でのいじめ防止教育を充実させるため、各地で実際に発生した事例や授業での実践例などをまとめた教材集を作成する。子供が書き込んで議論できる教材も作り、今年度中に同省ホームページ上に設置する「アーカイブセンター」から教員が自由に活用できるようにする。松野博一文科相が11月16日の衆院文部科学委員会で「なぜいじめが起こるのか、なぜいけないと分かっていても止められないのかなどについて、自分のこととして考えることが大切だ」と話し、近く教員向けにメッセージを発表する。

配偶者控除 年収150万円まで控除 財務省検討

財務省はパート主婦が年収103万円を超えても働きやすくするため、年収150万円以下まで配偶者控除と同額の減税枠を適用する案の検討に入った。11日、政府内で調整を始め、近く与党に示す。配偶者控除は夫(世帯主)の年収1220万円以下(所得1000万円)の世帯に制限する。こうした案を与党の税制調査会で検討する。2017年度税制改正での実現を目指す。配偶者控除を巡っては当初、廃止案も浮上したが、専業主婦世帯などの反発を警戒し撤回した。

GDP3期連続増 なお弱い消費と設備投資

内閣府が11月14日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は3期連続のプラス成長となったものの、個人消費と設備投資は力強さを欠いた。所得や雇用の改善が消費に結びついていない。実質の雇用者報酬は前年同期比3.0%増となり、1996年1~3月期以来の伸びとなった。失業率や有効求人倍率も1990年代並みの水準で、雇用環境は改善が進んでいる。それなのに、お金を使おうという心理にはならず、多くの家計は節約志向を強めた。外食や衣料品では、消費を喚起しようと値下げの動きが出ている。

昌平高校 松本選手に続き針谷岳晃選手もJ1プロ入り

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サンフレッチェ広島に入団した松本泰志選手に続き昌平高校の針谷 岳晃(はりがや たけあき)選手がJ1ジュビロ磐田に入団。同校にて記者会見を行った。チームでは主にボランチとしてプレー。高い技術と戦術眼を持ち合わせており、ボールを失わないことをベースに広い視野から攻撃的なパスを繰り出すことが大きな特徴。昌平高校ではクラスでの成績は常に上位と、文武両道の生徒だ。高校総体では3ゴールと活躍しU19日本代表にも選出される期待度の高い選手。また会見では「ジュビロの温かい雰囲気、チームメイトの仲が良く、ご飯も食べに連れていってくれた」と嬉しそうに語った。

茨城大教育学部が企画 5W1H手帳

茨城大学教育学部のゼミが考案した「5W1H手帳」の予定欄は5W1H(いつ、何を、どこで、誰と、なぜ、どのように)で縦に分割されている。「How」の欄は大きくとられており、通常のメモも記入できる。空欄を埋める過程で今後の行動を整理したり、目的意識を高めたりできる。手帳大手の高橋書店(東京・文京)の「手帳大賞」で最優秀賞を受賞した。高橋書店から「ティーズマネジメントダイアリー」として全国の大型書店で販売されている。価格は2650円(税別)。

大学入試 国語の記述式問題案は高難度と中難度の2種類に

文部科学省は11月4日、大学入試センター試験に代えて2020年度に導入する新テストの国語の記述式問題案を示した。高難度と中難度の2種類を出題し、受験生は志望校が指定した難度の問題を解く。高難度は大学が、中難度は大学入試センターがそれぞれ採点する。採点時間確保のため、新テスト全体の日程を現在の1月中旬より前倒しすることも検討する。北海道小樽市で同日開かれた国立大学協会の総会に合わせ、各学長に示した。

「美肌県」1位は広島に

化粧品会社のポーラ(東京)は11月10日、女性の肌の美しさを47都道府県で順位付けした「ニッポン美肌県グランプリ2016」を発表した。広島県が、4年連続でトップを守ってきた島根県を抜き首位に躍り出た。島根は2位となり、3位には鳥取県が続いた。ポーラは、昨年9月から今年8月まで全国で集めた約65万4千件の女性の肌データを分析。「毛穴が目立たない」「きめが整っている」など6項目に分け、偏差値を出して集計した。

学生アルバイトのトラブル 大学や国が対策

働く環境整備が遅れてきた学生アルバイト。退職拒否や賃金不払いなどの労務トラブルが多発している。厚生労働省の調査では、大学生の6割がこういった法令違反を経験していた。生計のために働く学生が増えるなか、労働基準監督署や弁護士、大学が対応に乗り出した。学生に人気の学習塾講師でも問題が目立つ。特に個別指導塾では「授業準備や片付けに賃金が払われない」と答えた学生が35.2%、「時間外・休日労働に賃金が払われない」学生が13.8%だった。授業1コマいくらの「コマ給制」が多いためだ。これも労基法に抵触する恐れがある。

学校トイレ4割が洋式 文科省調査

文部科学省の調査で11月10日、全国の公立小中学校に設置されているトイレの便器のうち、43.3%が洋式になっていることがわかった。家庭に洋式が普及しているうえ、災害時に地域の避難所になる学校施設では、高齢者らも洋式の方が使いやすいという声が強く、8割以上の自治体は今後、和式より洋式を多く設置する方針という。今回の調査は、多くの小中学校が避難所になった4月の熊本地震を受け、学校のトイレの実情を把握するため、公立の全小中学校約3万校を対象に初めて実施した。

小学生で受検者増、英検

日本英語検定協会(東京都)によると、昨年度の小学生の申込者数(約24万1千人)は、2005年度の約14万6千人と比べ、65%増えていた。小学5、6年で外国語活動が必修化された11年度と比べても約24%増。特に低学年が伸びていて、小1は約55%、小2は約43%、小3は約39%増えた。小学校高学年で外国語活動が必修となり、教育業界や自治体が英語教育を拡充する動きも活発になっている。