Category: 塾ニュース

中3模試で製本ミス、1万3千人に受験料返金 「岐阜新聞学力テスト」

岐阜県の中学3年生約1万3千人が参加して1月10日に行われた模擬試験「岐阜新聞中学3年学力テスト」で、問題冊子に製本ミスがあったことがわかった。受験者のうち2千~3千人に配られた問題の冊子で、理科の一部に社会のページがあったり、社会の一部に理科が入っていたりしていた。製本の際に誤ったとみられるという。試験を実施した岐阜新聞社の子会社「岐阜新聞情報センター」(岐阜市)は、「適切に実施されなかった」として、参加者全員に受験料4千円を返還する方針。

「日本版」大学ランキングを策定  英THEとベネッセ

「世界大学ランキング」を発表している英教育専門誌のタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が、「日本版」のランキング策定を計画していることが1月12日、分かった。ベネッセグループが協力し、早ければ年内にも発表する。ベネッセグループは日本国内の国公私立約800大学を対象にする方針。THEの指標をもとに、大学側の意向も踏まえベネッセの独自データも加える予定という。計画は同日、ベネッセグループが東京都内で開いたシンポジウムでTHEのフィル・ベイティー編集長らが明らかにした。

筑波大 「筑波大学桐飴」地元産ブルーベリーで

「筑波大学桐飴(きりあめ)」は同大学のオリジナル商品で、茨城県つくば市産ブルーベリーを使っているのが特徴。煮詰めたブルーベリー果汁とペーストにした果肉の両方を使用する。金太郎あめと同じ作り方で、模様には大学校章の桐の葉をあしらった。10粒入り247円と手ごろな価格で筑波大生のほか一般客にも人気だ。10粒入りのほかに35粒入り(756円)がある。大学構内やつくば駅の物産店、オンラインで買える。14年度は合計6000袋以上を販売した。

明光ネット、純利益39%減 今期14億円に修正

明光ネットワークジャパンは1月12日、2016年8月期の連結純利益が前期比39%減の14億円になる見通しだと発表した。従来予想は1%増の24億円だった。一部のアルバイト講師に対して不足分の賃金を支払うことを決め、同日発表した15年9~11月期連結決算で4億4900万円の特別損失を計上した。9~11月期の最終損益は9400万円の赤字(前年同期は3億5300万円の黒字)だった。

高校英語に新科目構成案 次期指導要領で文科省

文部科学省は1月12日、次期学習指導要領の英語教育の在り方を議論している中教審のワーキンググループで、高校での新しい科目構成のたたき台を示した。現行の「コミュニケーション英語」を「英語コミュニケーション」に改めて、「読む・聞く・書く・話す」の4技能の総合的な育成を一層進めるとしたほか、発信力の強化を図る「論理・表現」を設置する。英語コミュニケーションはI~IIIがあり、Iを必修とする。論理・表現もI~IIIで構成され、スピーチやディベートの活動が中心となる。

山形初の公立中高一貫校 2.68倍

山形県内初となる公立中高一貫校として4月に開校する東根市の「東桜学館中学校」の入学者選抜が、1月9日行われた。定員99人に対して2・68倍の265人が受検。この日は適性検査(55分、100点)、作文(40分、35点)、面接(15分程度、15点)があった。これに小学校での各教科の評定を加えて合否を判定する。思考力や表現力を問う「適性検査」では、算数や国語、理科などの教科を横断した問題も出された。 選抜結果は、本人と保護者に郵便で知らせる。14日に投函する。

私立学校の耐震化率83.5% 公立より12ポイント低

文部科学省は、私立の幼稚園や小中高校の建物の耐震化率を調査し、発表した。昨年4月1日時点で震度6強の地震にも耐えうるのは、全体の83・5%。前年から2・9ポイント増え、全学校種で8割を上回った。ただ、公立小中学校(95・6%)と比べると12ポイント程度低く、改修や建て替えをさらに進める必要がある状況だ。調査対象は、私立の幼稚園及び幼保連携型認定こども園、小中高校、中等教育学校、特別支援学校の計2万479棟。

教頭昇任試験、校長推薦制で受験者増 大阪市

今年度の大阪市立小中学校の教頭昇任試験は、前年の1.7倍の96人が受験したことがわかった。教頭の昇任試験は極度の受験者不足が続き、市教委は今年度、本人の出願制から校長に推薦させる異例の策に切り替え、受験者増を果たした。大阪市の教頭昇任試験の受験者数は2001年度の574人から昨年度は57人に激減。一方で合格率は6%から89%に上昇していた。競争倍率を上げて優秀な人材を確保しようと、市教委は今年度から各校長に部下の中から教頭候補者を原則1人以上推薦させ、受験させる策を導入した。

通信教育でも塾でもない ベネッセが「進研ゼミ+」をスタート

株式会社ベネッセコーポレーションは今春から「進研ゼミ+(プラス)」を開講するのに先駆け、子供たちの勉強と、部活・習い事などの両立を応援するキャンペーン「よく春″(よくばる)2016」を開始する。

林純一執行役員

林純一執行役員

1月6日に東京都内で開催したキックオフイベントでは、同社の林純一執行役員が登壇。2020年には入試が変わるため、進研ゼミも進化させる。考えられるすべてをカタチにし、通信教育でも塾でもない「進研ゼミ+」をスタートすると述べた。

「進研ゼミ+」では、子供の家庭学習をバックアップするため、これまで以上に人がサポートするという点が、進研ゼミとは大きく異なる。それを実現すべく目玉に据えているのが、勉強の進め方をアドバイスする「赤ペンコーチ」と、延べ2千万人にも上る進研ゼミ卒業生のなかから各分野で活躍している人を選出した「特別赤ペンコーチ」だ。

子供たちに夢を与える仕事がしたいと語る澤さん

子供たちに夢を与える仕事がしたいと語る澤さん

イベントでは、その特別赤ペンコーチに就任した元サッカー選手の澤穂希さんと、雑誌『Seventeen』専属モデルの古畑星夏さんがゲストとして登場。澤さんは「将来、女子サッカーの普及や、子供たちに夢を与える仕事がしたいので今回は頑張りたい」。古畑さんは「昨年3月に高校を卒業したばかりなので、何でも相談できる存在になりたい」と、それぞれ数か月の特別レッスンをおこなう意気込みを述べた。

また、司会者から「目標達成のためにどう行動していた?」と質問された澤さんは「小さい頃からサッカー選手になるため目標を高く持って練習してきた。週5〜6日は練習だったため勉強との両立は大変だったが、進研ゼミと出会って楽しく学べた」と語った。

澤穂希さん(写真右)と古畑星夏さん

澤穂希さん(写真右)と古畑星夏さん

13歳からモデルとして活躍している古畑さんは、「モデルになるつもりはなかったが、友達とオーディションに応募してこの仕事をすることになった。勉強との両立は大変だったが、進研ゼミのプリントを仕事場に持って行って頑張っていた」という。

最後に子供たちへのメッセージとして、澤さんは「サッカーも勉強も、結果の裏には努力がある。一人ひとりにあった学習サポートをしてくれる赤ペンコーチで夢を叶えてほしい」と語り、古畑さんは「目標に向かうには辛いこともあると思うが、それを乗り越えてほしい。『進研ゼミ+』と一緒に頑張ろう!」とエールを送った。

 

 

障害持つ生徒、高校でも支援 18年度にも

軽度の障害のある子供が通常の学級に在籍しながら、障害に応じた特別指導も受けられる仕組みを、文部科学省は高校にも導入する。高校進学後も学習支援を続けてほしいとの要望が高まっている。早ければ18年度から導入する方針だ。こうした仕組みは「通級指導」と呼ばれ、1993年度に小中学校で始まった。対象となるのは発音が正しくできないなどの言語障害、読み書きや計算など特定の学習の習得に困難がある学習障害(LD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症、弱視や難聴などを抱える児童・生徒。