サイバーエージェントは1月21日、生放送のコンテンツを無料提供するサービスを始める。まず約200の企業・団体がつくる番組を配信し、2016年末までに1000チャンネルまで拡大する。昨年12月にはLINE(東京・渋谷)も生放送の配信を始めた。米ネットフリックスのような月額課金制のサービスなど、動画配信は多様化し、視聴者の「時間」の奪い合いが広がる。動画配信には今後も参入する動きが続くとみられるが、視聴者の目は肥えていく。コンテンツの質、配信のタイミング、使い勝手などが一層問われることになる。
公立学校が公立の図書館や保育所などと同じ建物に入る複合化は、1990年ごろから少しずつ増えた。その後、校舎の老朽化や耐震基準の見直し、少子化による統廃合などで学校の改築が進み、広がったという。今後も増えるとみられ、複合化に関する文科省の有識者会議は昨年、「財政負担を軽減するため、複数施設の一体整備を検討する自治体は増える」と指摘した。
文科省の昨年度の調査では、他施設と同じ建物にある公立小中学校は全国に1万567校(全体の35%)。一緒に入る施設は、放課後児童クラブ(6333校)や防災用備蓄倉庫(5553校)が多いが、図書館や公民館など社会教育施設(510校) 体育館など社会体育施設(142校) 保育所(112校) 老人福祉施設(113校) などもあった(重複含む)。音楽ホールやプラネタリウムが入っている例もある。