Category: 塾ニュース

埼玉大が図書館新棟

埼玉大学は11月5日、さいたま市内のキャンパスに図書館の新棟を開設した。新棟「ラーニングコモンズ」は地上3階建てで延べ床面積は約1600平方メートル。事業費約4億円を投じた。既存の図書館に隣接しており通路で往来できる。10人程度で使用できる予約制の学習室を3室整備。パソコンも用意しゼミの発表準備などに活用することを想定する。映像機材やマイクなどを置いた定員30人程度の個室も2室用意した。旧棟は従来通り図書スペースとして活用。新棟で学生同士の議論を促す一方、旧棟では静かに学習できる環境を整える。

ベネッセ海外に賭け 2000億円投資、中計に盛る

ベネッセホールディングスは10月30日、2020年度までの中期経営計画を発表した。投資枠が5年間で2千億円と過去最大規模で、海外に賭ける。幼児向け通信教育講座「こどもちゃれんじ」を中国、韓国、台湾で展開しているが、今後、さらに中国での開拓に力を入れる。北京や上海など4つにとどまる営業拠点を、6倍の24に増やす。周辺の商業施設にベネッセの教材を体験できる店舗も開設し、会員獲得の支えとする。15年10月の中国での会員数は83万人だが、21年までに5倍弱の400万人に増やす。

教育委員会、校長処分を検討

三省堂(東京)が小中学校の校長ら11人を集めた会議で検定中の教科書を見せ、謝礼を渡していた問題で、11人が所属する教育委員会は10月30日、不適切な行為だったとして、処分の検討などを始めた。当時11人のうち長野、兵庫、大阪、奈良、京都、福岡、大分の7人が中学校長で埼玉が中学教頭、岐阜が小学校長、山梨が小学教頭、青森が市教委指導主事だった。同社が昨年11月に会議について文部科学省に報告した際、北口克彦社長の判断で、謝礼支払いの事実を伏せていたことも分かった。

 今回の採択時に埼玉、長野、岐阜、大分の4人は各県内の市町村で採択に関わる立場になり、京都の1人は府内の市町村に指導、助言をする審議会の委員となった。同社の教科書を推すような発言はなかったとされる。

任天堂が無料のコミュニケーションアプリ

任天堂は10月29日、スマートフォン向けアプリを2016年春から配信すると発表した。第1弾はネット上でユーザー同士が情報を共有する無料のコミュニケーションアプリ。早期にアプリの対応言語を8つに増やし、100カ国で1億人の会員登録を集める魂胆だ。対話アプリからゲーム、音楽などに次々と事業を広げるスマホ攻略を目指す。DeNAと共同開発したアプリ「Miitomo(ミートモ)」はネット上に「Mii」と呼ぶ自分の分身となるキャラクターを作り、家族や友人と情報を共有する仕組みだ。

文化勲章に仲代達矢さんら ノーベル賞受賞の2氏も  功労者に黒柳徹子さんら

政府は10月30日、2015年度の文化勲章を、ノーベル生理学・医学賞を受賞する天然物有機化学・薬学の大村智氏(80)、同物理学賞を受賞する素粒子・宇宙線物理学の梶田隆章氏(56)、俳優の仲代達矢氏(82)、神経科学の中西重忠氏(73)ら7人に贈ると発表した。文化功労者には俳優・司会・エッセーの黒柳徹子氏(82)ら16人を選んだ。文化勲章はほかに、法律学・行政法学の塩野宏氏(84)、染織の志村ふくみ氏(91)、光通信工学の末松安晴氏(83)が受章する。

 文化功労者は梶田氏が文化勲章と同時受章となるほか、情報科学・認知科学・学術振興の安西祐一郎氏(69)▽脚本の橋田寿賀子氏(90)▽細胞生物学の大隅良典氏(70)▽分子生物学の岡崎恒子氏(82)▽スポーツの川淵三郎氏(78)▽政治学の佐々木毅氏(73)▽歌舞伎の尾上菊五郎氏(73)▽生化学・分子生物学の西村暹氏(84)▽箏曲の野坂操寿氏(77)▽狂言の野村万作氏(84)▽民俗学・地方文化振興の野本寛一氏(78)▽応用物理学の浜川圭弘氏(83)▽漆芸の三谷吾一氏(96)▽小説の皆川博子氏(85)。

ミニ保育所に補助金 厚労省

厚生労働省は少子化対策の一環として、保育所の新設を支援する。10人程度の少人数の子どもを預かる「ミニ保育所」の建設に補助金を支給する。企業が会社の敷地内などで運営する「企業内保育所」への支援も広げる。政府は一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策を11月末に打ち出す方針で、厚労省が保育分野の原案をまとめた。ミニ保育所や企業内保育所への支援はその柱で保育所支援の総額は500億円程度になる見通し。今年度補正予算や来年度予算を中心に財源を確保する。

「加工肉に発がん性」に反発広がる ドイツで

朝日新聞11月6日の天声人語に、世界保健機関(WHO)の専門機関がソーセージなどの加工肉に発がん性があると発表したことに世界中が驚いたと書いた。発表元は「食べるのをやめるよう求めてはいない」と釈明したとつづけた。この2日前の記事を拾う。「ドイツで反発が広がっている。食肉業界だけでなく、ノーベル医学生理学賞受賞者も「ずさんだ」と批判するなど、国民食に注文を付けられたドイツ人の怒りは収まる気配がない」
と。詳細は記事を参照いただくとして、近所のスーパーのチラシにハム・ソーセージ35%引きとあった。

上場企業、6割が増益 4~9月

10月30日までに2015年4~9月期(上期)決算を発表した主要企業のうち、約6割の経常利益が前年同期に比べて増えた。北米市場の好調や訪日外国人(インバウンド)消費の増加が収益を押し上げた。30日までに511社の主要3月期企業(金融など除く)が4~9月期決算を発表した。社数で全体の33%、時価総額で46%を占める。日本経済新聞社の集計では4~9月期は16%の経常増益だった。16年3月期通期でも増益となり、最高益を更新する見通しだ。

 一方で中国景気の減速の影響は広がっており、7~9月期の増益率は4~6月期より伸び悩む。企業業績は回復の力強さが試される局面に入ってきた。

アインシュタイン予言の重力波、観測装置を公開

東大宇宙線研究所などは11月6日、岐阜県飛騨市の地下に建設が進む重力波観測装置KUGURAを報道陣に公開した。重力波は、アインシュタインが約100年前に存在を予言したが、今も観測できていない。KAGURAは重力波の世界初観測を目指し、ノーベル物理学賞の梶田隆章氏らが、「スーパーカミオカンデ」に近い地下に建設した。装置は、L字形に交わるトンネル内に、レーザー光を通す長さ3Kmの管2本を渡した構造。この日は山頂から約200m地下にあるレーザー光の検出装置などが公開された。2017年度から観測が始まる予定だ。

全教研、プログラミング教育のイベント 国内外で開催

株式会社全教研(福岡県福岡市、中垣一明代表)は、今年から「プログラミング道場」のブランド名でプログラミング教育に積極的に投資をおこなっている。去る10月18日(日)には、阪急百貨店博多店内にて、小学生向けのプログラミング特化型の日帰りキャンプ「Code CAMP」を開催。会場内は定員を越える来場者があり、予想以上の反響に同社の担当の秦氏は「手応えを感じた」という。
Code CAMP

当日の内容は、ロボット型や車型ロボットのミッションに各々が取組みというもの。中でもダイセン電子工業製の車型ロボットを用いたミッションでは、同社が用意するコースを参加した生徒が自らのロジックや走り方を考えてミッションを果たすというもので、楽しみながらSTEM教育を自然と体験させるイベントとなった。今後も「Code CAMP」は順次、開催し、11月10日、12月9日にはマレーシアでも予定している。

《問い合わせ先》
株式会社全教研 管理本部企画推進室
〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-15-9
Tel:092-718-0080(担当:秦〈しん〉)