Category: 塾ニュース

マイナンバーカード、家族分も職場申請可能

政府は8月20日、税と社会保障の共通番号(マイナンバー)について、個人番号カードの交付方式を決めた。
一括申請後に企業の所在地の市町村が従業員にカードを直接郵送する方法も同時に検討する。企業などが従業員のカードを一括で申請する新方式を導入し、職場でカードを受け取れるようにする。市町村の窓口に出向く手間を省いて会社員らの利便性を高めると同時に、企業側の事務負担も軽減する。マイナンバー制度は、今年10月に市町村が一人ひとりへ12桁の番号の通知を始め、カードの発行に必要な申請書を個人に郵送する。

チケットはスイカ、NTTデータ

NTTデータはSuica(スイカ)などのIC乗車券をコンサートなどの入場券代わりに使えるシステムを開発した。消費者がサービスを利用するには、スマートフォン(スマホ)に専用アプリをインストールする必要がある。ネットでチケットを予約・購入した人は、スマホにスイカやパスモなどIC乗車券に記載されたID番号を読み込ませる。番号がネットを通じてNTTデータのシステムに登録される。購入者はコンサート会場などの入場口で登録済みの乗車券を読み取り機にかざすだけで入場できる。読み取り機はスマホでも代替でき、主催者は設備投資を抑えられる。

関大一高 中学側と調整で試験前に大半「合格」

「関西大学第一高校」(大阪府吹田市)が今春の入試で、試験日の1カ月前に中学側と「受験相談」と称する事実上の入学者選抜を行い、中学での成績に基づき大半の合格者を内定した結果、内定者より79点も高い点数を試験で取ったのに不合格とされた受験生がいたことが分かった。「受験相談」の存在や結果は大半の受験生に知らされていなかった。大阪府は入試の選抜方法が不透明だとして同校を指導した。関大一高の橋本定樹校長は「分かりやすい制度にしたい」と話し、募集要項を変えるとしている。

福井国体見据え、体育推薦25校に

福井県教育委員会は8月19日、2018年の福井国体を見据えた体育推薦を16年度の県立高校入試で実施する25校を明らかにした。有望な選手らが志望校を早期に決め、高校の練習に参加できるようにするのが狙いで、公表を例年より2か月前倒しした。募集定員や要項は10月下旬に発表する。今回の推薦入試では、スポーツだけでなく勉学にも励んでもらおうと、従来の面接などと共に国語、英語、数学の学力検査が新たに課されることが決まっている。

省エネスパコン、日本が上位

理化学研究所は、世界のスーパーコンピューターが省エネ性能を競うランキングで理研のスパコン「菖蒲」が1位に選ばれたと発表した。2、3位は高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)、5位は東京工業大のスパコンで、上位を日本が占めた。

 省エネ性能は消費電力1ワット当たりの計算速度を競う。1〜3位のスパコンは日本のベンチャー企業が演算装置や冷却システムの開発を担当した。メモリーや計算素子を基板ごと特殊な液体に浸し冷却するのが特徴。

佐賀県ICT教育改善検討委、現場の課題まとめる

佐賀県教育委員会のICT教育検討会議が8月18日にあり、教育現場や家庭から聞き取ったICT教育の課題をまとめ、近く、これまでの経緯を山口祥義知事に中間報告し、年内にこれらの改善案をまとめる。県教委は、2011年度から今年度までの「ICT利活用教育推進事業費」に約65億円をかけている。昨年度から県立高校の新入生全員にタブレット端末を購入してもらい、授業で使うなど取り組みを本格化させている。この流れに待ったをかけようとしたのが山口知事、思惑どうりの答申ならいいのだが。果たして答えは?

16年度千葉県全日制公立高校募集定員 3万4120人 1学級40人増

千葉県教育委員会は8月19日、2016年度の公立高校入試の募集定員を発表した。全日制は前年度より1学級40人増え、3万4120人と2年ぶりの定員増となった。県内にある公立、私立中学校の来春卒業予定者は約5万5380人で、今年の卒業者数と比べ約50人増える見込み。過去3年間の県内進学率の平均値(98・6%)から、来春の進学予定者を5万4605人と予想し、県外や私立高校への進学予定者を割り引いて県内公立高校の定員を決めた。各校の募集定員などは20日午前9時から、県教委のホームページで公開される。

東京理科大、博士課程の学費、全員無料 来年度から

東京理科大は大学院の博士課程に入った学生が支払う授業料などについて、全額を実質無料にする方針を決めた。博士課程では、初年度の入学金30万円のほか、施設設備費18万円と授業料約80万円が毎年必要で、3年間で計約320万円かかる。来年度からは入学金と施設設備費を免除し、授業料相当額を返済不要の奨学金として給付する予定だ。来年度から始め、在学生も対象となる。無条件で全学生を無料で受け入れるのは極めて珍しいという。

お茶の水女子大 、バウムクーヘン  不二家と開発

お茶の水女子大公認サークル「Ochas(オチャス)」が不二家と開発した「お茶の花」は、生地の内側が黄色、外側は白色の2層仕立てのバウムクーヘン。それぞれ卵と練乳を使い、おしべと花びらの色を再現。側面は抹茶のフォンダンで包んだ。パッケージには不二家の「ペコちゃん」とサークルのキャラクター「チャコちゃん」のイラストが並ぶ。お披露目は昨年11月の学園祭。大小2種類の「お茶の花」は1時間で完売した。今も手土産品として学内の売店や不二家本社の洋菓子店など数店舗で販売中だ。

金沢工業大・感動デザイン工学研究所

金沢工業大学の感動デザイン工学研究所は2007年3月に設立。同研究所は、人間の「感動」の要因を分析し、企業の商品開発に生かす。産学連携による研究が主で、心理学や情報工学、メディア情報学など様々な分野の教授や准教授、講師ら16人のスタッフを擁する。インターンシップが盛んなことも特徴の一つ。企業と学生が連携して成果を上げることが多い。水ギョーザの包装を一新するよう食品加工会社に提案したケースでは、その商品の売り上げが前年比25%伸びた。