Category: 塾ニュース

日経、英FT(有力経済紙)を買収

日本経済新聞社は7月23日、英国の有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)を発行するフィナンシャル・タイムズ・グループを買収することで同社の親会社である英ピアソンと合意した。8億4400万ポンド(約1600億円)でFTの全株式を取得する。メディアブランドとして世界屈指の価値を持つFTを日経グループに組み入れ、グローバル報道の充実をめざすとともに、デジタル事業など成長戦略を推進する。読者数で世界最大の経済メディアが誕生する。

新国立、官邸主導で計画

政府は7月21日、2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画を再検討する関係閣僚会議を発足させた。遠藤五輪相が議長として複数の省庁を統括するほか、菅義偉官房長官と下村博文文部科学相が副議長として支える。太田昭宏国土交通相と麻生太郎財務相の参加は整備費縮減につなげるため。東京都や五輪組織委員会の関係者を会議に招く。必要なら首相も出席する。文部科学省任せの選定で整備費が膨らんだ反省を踏まえ首相官邸が主導する体制にした。関係閣僚会議は新計画をつくる主体になる。

2015年版「防衛白書」

政府は7月21日午前の閣議で、2015年版「防衛白書」を了承した。東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国について「高圧的とも言える対応を継続させ、自らの一方的な主張を妥協なく実現しようとする姿勢」を示していると批判。南シナ海の南沙諸島を巡る状況について「七つの岩礁で急速かつ大規模な埋め立てを強行している」と明記した。中国の海洋進出に関する記述を前年より増やし、南シナ海に関しては「一部の岩礁では滑走路や港湾を含むインフラ整備を推進しているとみられ、米国をはじめ国際社会から懸念が示されている」と指摘した。

コカ・コーラ ボトル100周年 六本木で作品展示

コカ・コーラのボトル誕生100周年を記念し、アンディ・ウォーホルら世界的アーティストが同ボトルをテーマに制作した作品展「コカ・コーラ ボトルアートツアー」が7月24日まで、東京都港区六本木で開かれている。コカ・コーラ社が世界13カ国で開いている巡回展の一つで、入り口で配られる冷えたコーラを飲みながら鑑賞できる。開催は午前11時〜午後7時、港区六本木6のテレビ朝日・多目的スペース「umu」(ウム)で。入場無料。

防衛省が大学に研究費、公募開始

防衛省は、国の安全保障に役立つ技術を開発するとして、大学などの研究者を対象に研究費の支給先の公募を始めた。最大で1件あたり年3千万円。軍事応用が可能な研究分野の広がりが背景にあり、軍事研究と一線を画してきた日本の学界にも課題を突きつけている。公募対象は大学、独立行政法人、大学発ベンチャーや企業。今年度の予算は3億円で、7月8日に募集を始め、8月12日に締め切って10件程度を選ぶ。成果は「将来装備に向けた研究開発」で活用するとし、実用化の場として「我が国の防衛」「災害派遣」「国際平和協力活動」を挙げた。

NEC、IoT向け暗号 データセキュリティーソフト

NECが、IoTに使うセンサーなどの機器に組み込める、計算量の少ないデータセキュリティー技術を開発した。データの盗聴を防ぐ暗号化と、正当な情報だと確認する認証作業のためのソフトウエアで、データ処理の過程を見直し、計算量を従来の半分に低減した。センサーのマイコンなどでも十分対応できる。NECは開発したセキュリティーソフトを、米国立標準技術研究所が主催する競技会に出品。2017年に結果が出る見通しで、高評価を得て性能をアピールし、ソリューション事業などでの実用化を目指す。

中退の失業率、卒業者の2倍

独立行政法人労働政策研究・研修機構は5月にまとめた「大学等中退者の就労と意識に関する研究」の中で「大学などを中退した若者の失業率は卒業した人のおおむね2倍に達する」という分析をしている。2012年に20~29歳だった集団の分析結果によると、高校中退者の失業率は14.6%で、高校卒業者(6.1%)の2.4倍。同様に専門学校・短期大学・高等専門学校では中退者と卒業者の間に2.2倍、大学・大学院では1.9倍の開きがあった。中退者は卒業者に比べ、非正規就業者の割合も格段に高くなっている。

小2で「数検」準1級、最年少で

公益財団法人「日本数学検定協会」(東京)は7月15日、6月の実用数学技能検定で、当時7歳だった東京都世田谷区の小学2年、高橋洋翔君(8)が、高校3年程度のレベルとされる準1級に合格したと発表した。これまで小6(12歳)だった最年少での合格記録を大きく塗り替えた。 準1級は理系の「数学3」を中心に、微分積分や複素数、合成関数などの分野から出題される。今回の合格率は26.1%で、小学生では高橋君以外にも6年生1人がチャレンジしたが、合格できなかった。

小学生向け送迎タクシー開始  京王自動車

京王自動車(東京都多摩市)は7月16日から、学童保育や学習塾・習い事などに出かける小学生向けの送迎タクシーサービスを始める。配車地域は当面、世田谷、杉並、武蔵野、調布、中野、新宿、渋谷の各区と三鷹、狛江の各市だが、将来は沿線地域全体に広げる。料金は通常のタクシー料金。支払いは現金もしくは毎月の口座引き落としになる。新サービスの名称は「はぴチルサポートサービス」。親が事前にインターネットから自宅のほか学習塾や学童保育施設など行き先を登録。

進学会、年配当20円に 今期

進学会は7月15日、2016年3月期に特別配当10円を実施し、年間配当が20円になると発表した。保有していた栄光ホールディングス(HD)の株式を10日付で売却。連結純利益が従来予想を大幅に上回る見通しのため、株主に還元する。進学会は株式譲渡益46億円を特別利益に計上し、同期の連結純利益を従来予想の7億円から49億円に上方修正した。栄光HDを巡っては、増進会出版社(静岡県長泉町)が子会社を通じて7月末までにTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社にすると発表していた。