Category: 塾ニュース

リソー教育 中間決算 増収0.5% 純利益は18億94百万円 資産売却益のため 

株式会社リソー教育の第2四半期連結累計期間(2014年3月1日〜8月31日)の売上高は92億50百万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は3億29百万円(前年同期は営業損失8億27百万円)、経常利益は3億18百万円(前年同期は経常損失8億43百万円)、四半期純利益は18億94百万円(前年同期は四半期純損失785百万円)となった。

認定こども園、立ち上げ支援 JPHD

JPホールディングス(HD)は年度内にも、「認定こども園」の立ち上げを支援する事業を始める。私立幼稚園を主な対象とし、認定こども園に必要な調理室の設置などを手助けする。まず年間60件の受注を目指す。園児が弁当を持参する幼稚園と異なり、認定こども園は原則、給食を出すための調理室の設置が義務付けられている。JPHDは調理室の設置、調理師の採用、運営受託まで幅広く対応する。調理室の設計や施工は提携する専門業者に委託し、JPHDは食材や調理器具などの備品の調達も請け負う。

仙台で「塾の日シンポジウム」開催 公益社団法人全国学習塾協会

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長

公益社団法人全国学習塾協会(安藤大作会長)は、台風19号が近づく10月13日(月・祝)、仙台市のメトロポリタンホテルで「塾の日シンポジウム2014 in 仙台」を開催した。九州や沖縄からの航空便が欠航となり出席できなくなった参加者も数名いたようだが、全国から約170名の学習塾関係者が集まり盛会となった。第1部の塾の日記念式典では、自主基準遵守塾の表彰、読書作文コンクール優秀作品の表彰に続いて、仙台白百合女子大学・人間学部の山口榮一教授が「学習塾講師検定は何をめざすのか」について講演をおこなった。

講師検定のめざすものについて話しをする山口榮一教授

講師検定のめざすものについて話しをする山口榮一教授

山口教授は「塾の講師も学校の先生も、子ども達に学ぶ楽しさ、わかる面白さを伝えることが大切」だと訴えた。また「自己肯定感(Self Esteem)を高めるためには、まず「自己効力感(Self Efficacy)」と「自尊感情(Self Respect)」を醸成することが重要」とも話し「塾はいまや学校を補完する存在としてのみならず、学校の先生方を支えるパートナーとして、日本の子ども達を育ててまいりましょう」と語った。

 

「仙台宣言」をする北海道東北支部の大沼信雄支部長

「仙台宣言」をする北海道東北支部の大沼信雄支部長

第1部の締めくくりに、多賀城市にある大沼学院の大沼信雄塾長が「仙台宣言」として、東日本大震災の発生から3年7ヶ月が経ち、今なお津波と原発事故の爪痕が残る被災地において、そこに生きる人たちは悲しみを乗り越え、前に進むべく復興への努力を続けており「私たち学習塾は21世紀を生きる日本の子ども達を育てる教育の一端を担っているものと自負している…(中略)…だからこそ、子ども達のより高い学習能力を育てるとともに、極限状況の中でも失われることがなかった『日本の心』を、未来に向けて持ち続ける子ども達を育んで行くことを決意する」と述べた。

第2部で基調講演をする呉善花教授

第2部で基調講演をする呉善花教授

第2部では、拓殖大学国際学部の呉 善花(オ・ソンファ)教授を招いて「いま未来に、日本人の心」をテーマに基調講演がおこなわれた。これからの日本はどこに進むのか、子ども達をどう育てていくのか、土台から見つめ直し、未来への原動力にするため、韓国から誤解されている日本、日本が誤解している韓国について90分にわたって熱意を込めてシンポジウムに参加した全国の学習塾関係者に語りかけた。

リクルート上場、初値3170円

リクルートホールディングスは10月16日、東京証券取引所第1部に株式を新規上場した。初値は3170円と公募・売り出し価格(の3100円を上回った。初値で計算した時価総額は約1兆8200億円で、1998年のNTTドコモ以来の大型上場となった。時価総額は日本電産や東芝などと肩を並べ東証1部で上位50番目程度に入った。2015年3月期の連結売上高は前期比8%増の1兆2900億円、純利益は1%増の660億円を見込む。新株発行と自社株売り出しで最大約1000億円を調達する。M&A(合併・買収)などに充て、海外事業の拡大を急ぐ。

東京私塾協同組合 「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」を都内3箇所で開催

親子で賑わう私立・都立 中学高校受験相談会の会場

親子で賑わう私立・都立 中学高校受験相談会の会場

東京私塾協同組合が主催する「第10回 親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」が10月12日(日)、東京・渋谷のエクセルホテル東急で開催された。この相談会は10月5日に小平市のルネ小平レセプションホール、同12日に渋谷エクセルホテル東急、19日に八王子の京王プラザホテルの3つの会場で開催された。この相談会には、東京都内の都立高校ならびに私立中高のほかに、千葉県や島根県、北海道や高知県の学校も合わせ91校の中学校および高等学校がブースを構え、来場者は受験に関することのみならず、普段の学校生活や独自の取り組みなどについて直接相談した。

今年は、3箇所でおよそ2000人あまりの受験生とその保護者らが参加したといい、12日の渋谷会場では、朝日学生新聞社との共催で「東京の部」として今年初めて実施された「ニュース作文コンクール」の表彰式もおこなわれた。

東京の部・作文コンクールの選考委員長を務めた、日本教育ペンクラブの中山登会長(武蔵野塾塾長)は「応募のあった196作品はいずれも政治、自然災害、環境問題、スポーツ、芸能などさまざまなニュースを題材に、子ども達の多岐にわたる関心を見事に文章に表現して、ニュース作文としての構成に工夫を凝らした作品も多く、各塾での熱心な作文指導が感じられた」と語った。

東京の部・ニュース作文コンクールで受賞した小中学生

東京の部・ニュース作文コンクールで受賞した小中学生

小学生の部で最優秀賞となった「セルモ目黒本部教室」に通う6年生の大滝野々花さんは、8月に発生した広島の土砂災害をテーマに、環境破壊の進む地球のメッセージを伝えた。大滝さんは今回の受賞を機に「地球からのメッセージを多くの人たちに伝えることができて良かった」話した。中学生の部で最優秀賞に輝いた練馬区の「のびのび学習教室」に通う乾市乃さんは、詩人の谷川俊太郎さんが朝日小学生新聞などで「いじめ」を題材にした詩を書き、読者の小・中学生の詩と合わせて紙面に掲載され、それが本となって出版されるという企画に賛同して、今回のコンクールに応募した。乾さんは「年齢や性別に関係なく、言葉を綴るだけで自分の気持ちを伝えることの出来る〝詩〟に感動してこの作文を書こうと思った」と詩の持っている力について伝えたかったと話した。

「ニュース作文コンクール」は、2013年から東京、神奈川、埼玉、茨城の私塾協同組合連合会と「朝日小学生新聞」や「朝日中高生新聞」などを発行する朝日学生新聞社と共同開催されているもので、朝日小学生新聞・朝日中高生新聞の中からテーマを見つけ、400~800字の作文にする。今年から「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」の開催に合わせて「東京の部」が新設されたという。

この「親と子の私立・都立 中学高校受験相談会」は、次回2015年からは新たに千葉県に近い東京東部にも会場を設け、4会場で開催されることになるという。

東京芸大音楽学部、飛び入学導入

東京芸術大は2016年度入試から、音楽学部で高校2年修了時から大学に進学できる飛び入学制度を実施する。選考は、国際的なコンクール入賞歴などの実績をもとに行い17歳で入学させる。募集人員は「若干名」とする見通し。同大付属音楽高校の生徒を優遇する制度などは設けず、広く一般から公募する。入学者は16年春から同大の学生として教育を受ける。音楽教育では早期教育が有効とされており、海外では、仏パリ国立高等音楽院、墺ウィーン国立音楽大、米ジュリアード音楽院などで10代半ばで入学しているという。

「走る」「跳ぶ」子供の運動能力1964年に比べ向上

文部科学省が実施した2013年度の体力・運動能力調査で10月12日、「走る」「跳ぶ」といった子供の運動能力は、東京五輪が開かれた1964年当時を上回っていることが分かった。10歳の結果によると、20秒間に幅1メートルの間を行き来して敏しょう性を測る反復横跳びは男子42.97回、女子40.69回となり、64年(男子33.6回、女子33.53回)を大きく上回った。握力は男子が50年前の16.74キロから17.36キロに、女子が同15.04キロから16.55キロとなり、50メートル走のタイムも男女とも0.02秒縮まった。 一方、ボール投げは男子24.45メートル、女子14.37メートルで、いずれも50年前を下回り、特に男子は6メートル近く下がった。

茨城大「さくら寮」日本人学生と外国人留学生の異文化理解に

茨城大学(水戸市)が新設した女子寮「さくら寮」(茨城県日立市)は、日本人学生と外国人留学生が共同生活する新しいタイプの寮だ。寮には4人部屋が6室あり、定員は計24人。台所や冷蔵庫のほか、トイレ、風呂、洗濯機などは共用だが、個室も用意されている。寮費は定額の光熱費込みで月額2万4900円だ。彼女らはそれぞれの研究室で実験に打ち込み、帰宅時間はばらばら。それでも時々はギョーザなどを味わうパーティーを開いて親交を深める。そこには共同生活が異文化理解につながっていることが垣間見える。

総務省調査 高校1年生のネット入り口は「スマホ」88%

総務省がまとめた調査で、高校1年生の9割近くがスマートフォン(スマホ)を所有し、このうち半数が休日に3時間以上使っていて、平日でも3割強が3時間以上使っていることが分かった。所有するインターネット接続機器(複数回答)は「スマホ」が88.1%で最も多かった。2年前の6割弱から昨年84.2%に達し、さらに伸びた。「タブレット端末」は16.5%に増えた。調査は3回目。総務省が6~7月、16都道府県の高校・高専の1年生約3700人を対象に実施した。

京都私塾連盟・大阪青凌共催、学習塾対象説明会開催

京都私塾連盟(松井博美会長)は10月2日(木)、キャンパスプラザ京都において、大阪青凌中学校・高等学校(福力稔学校長)との共催による、学習塾対象説明会を開催した。当日は、関西を中心に学習塾関係者が約120名参加した。

大阪青凌中学校・高等学校は「自主自律・稚心を去れ」の校訓の下、グローバル人材の育成を進め、年を重ねるごとに進学実績も向上している。京都私塾連盟との共催による説明会も毎年の恒例となりつつあるが、今回は中土井鉄信氏の講演を交え、例年とは違った内容で構成。
学習塾対象説明会同校の学校長の福力稔氏と教頭の向忠彦氏が、「同校の家庭学習指導の徹底が,国公立大・関関同立大の合格者の増加につながっている」と報告。京都私塾連盟の会長の松井博美氏は、「生徒・家庭との連絡を密にする同校の取り組み姿勢が,小さくても大きな成果を生み出す秘密であると感じた」と述べた。