Category: 塾ニュース|各種リサーチ

勉強の息抜き、お菓子で42.5% すららネット調査

すららネット(東京・千代田)が昨年12月~今年1月、小学4年から高校3年の男女659人を対象に実施した調査で「勉強を再開した際に集中できる息抜き方法」を複数回答で聞いたところ、42.5%が「お菓子を食べる」と答えて最多だった。2番目は「寝る」で34.7%。「テレビを見る」(33.7%)や「ゲームをする」(32.2%)などの娯楽も高かった。一方で「友達と話す」「家族と話す」は、それぞれ22.3%と17.1%。

日本公庫 調査 教育費、高校から大学 880万円

日本政策金融公庫の調査で2月19日、子供1人が高校に入って大学を卒業するまでに必要な教育費が、平均879万4千円に上ることが分かった。教育費には、入学金や授業料のほか、塾代なども含んでいる。自宅外から大学に4年間通う場合は、これに加えて生活費や家賃などの仕送りが約560万円必要になってくるという。

1世帯の子供全員にかかる年間教育費を世帯収入別に調べたところ、年収200万円以上400万円未満の家庭が114万7千円となり、収入に占める割合は38.8%で最も大きかった。年収800万円以上の世帯は169万1千円と金額が多くなるが、収入に占める比率は14.6%だった。

「アクティブラーニング」など導入 高校47%

リクルートマーケティングパートナーズ(東京・千代田)が昨年10月、全国の高校の進路指導主事約1100人に尋ねたところ、「アクティブラーニングなど一斉講義型でない授業を導入している」とした学校は約47%を占めた。このうち9%近くが学校全体で取り組んでおり、教科ごとは12%、教員個人では約26%だった。

女子高生のスマホ利用、1日7時間

デジタルアーツ(東京都)が2月9日、「女子高校生がスマートフォン(スマホ)や携帯電話を使う時間は1日平均7時間」という実態調査の結果を発表した。1日の平均使用時間は、男子中学生が1・9時間(昨年2月調査は1・8時間)、女子中学生が1・8時間(同1・8時間)、男子高校生が4・1時間(同4・3時間)だった。女子高生は7時間(同6・4時間)だった。「1日9時間以上」が約3割。睡眠時間以外はほとんど手放していないと思われる「15時間以上」との答えも全体の約1割を占めた。

音楽を聴きながら勉強 中高生5割超

ベネッセ教育総合研究所が昨年、全国の中高生に自宅で勉強している時の「ながら行動」について複数回答で聞いたところ、中学生(約3200人)の53.5%、高校生(約6300人)の69.2%が「音楽を聴きながら」勉強していると答えた。次に多かったのは、中学生は「テレビを見ながら、聞きながら」(43.8%)、高校生は「メールやチャットを書きながら」(37.5%)だった。高校生の31.3%は、チャットやSNSサイトを見ながら勉強しているとも回答。「あてはまるものはない」は中学生で23.5%、高校生は14.4%だった。

依存傾向にある中高生の15.5%が「知らない人と会った」 都内警視庁調査

警視庁は1月31日までに、東京都内の小中高校生の携帯電話の利用状況についてアンケート結果を公表した。中学生の約3割、高校生の約4割が携帯電話に依存する傾向があった。依存傾向にある中高生の15.5%がネットで知り合った相手と実際に会ったことがあると回答した。同課が昨年7月1~20日、東京都内の小学5.6年生、中学2.3年生、高校2.3年生の児童・生徒3311人と、保護者2594人を対象にアンケートを行った。携帯電話もしくはスマートフォン(スマホ)を持つのは小学生が64.5%、中学生が81.5%、高校生が95.7%だった。

小1の9割 入学前学習準備

小学館集英社プロダクション(東京・千代田)が2014年11月、小学1年の子供がいる保護者計209人を対象に実施した調査では、88%が小学校に入学する前の学習準備を「行った」と回答した。子供に身につけさせたいことを尋ねると「ひらがなの書き」が77%で最も多く「ひらがなの読み」が71%で続いた。「数字の書き」も58%と半数を超え、文字が書けることを重視していることが分かった。学習準備を意識したきっかけについて聞いたところ「子供の友達の影響」との答えが目立った。

14年の日本人出国、3%減 訪日客は29%増

法務省は1月20日、2014年の出国者数が13年より約3%少ない1690万人だったと発表した。2年連続の減少で、旅行者が最も多かった12年から約160万人減った。一方、日本政府観光局が同日発表した訪日外国人旅客は同29%増の1341万人で過去最多を記録。円安で日本人が海外旅行に行きにくくなった半面、外国人が割安な日本旅行を楽しむ構図が鮮明だ。

3年で1000校超減る 統廃合、小学校同士が7割

文部科学省は1月19日、統廃合に関する全国調査の結果も公表した。2011~13年度の3年間で小中学校計1852校が統廃合の対象となり、計782校になった。統廃合の内訳は小学校同士が72%、中学校同士が24%。小中学校を1校にまとめる小中一貫校が4%あった。各教委に統廃合の効果を聞いた(複数回答)ところ、「友人が増えた」(66%)、「多様な意見に触れる機会が増えた」(55%)との答えが多かった。「通学時間が長くなることによる児童生徒の疲労」を課題として挙げた教委も22%あった。

最近の子ども「キレやすい」約4割 教員対象のアンケート結果

味の素(東京都中央区)が実施した教員対象のアンケート調査結果では、以前より当てはまる子どもの行動を聞いたところ、「落ち着きがない」との回答が42・5%▽「キレやすい、ぐずりやすいなど必要な時に感情を抑えられない」40・5%▽「かみつく、たたくなど暴力的に振る舞うことが多い」35%−−の順だった。運動能力に関しては30・5%が「予想外の部位にけが・骨折をする」、28・5%が「転倒した際に手が出ず、顔から転ぶことがある」を挙げた。