Archive for: 6月 2015

栄光ホールディングス、是枝正隆取締役が社長に就任

栄光ホールディングス(HD)は、6月25日に開催した株主総会後の取締役会で、是枝正隆取締役が社長に就任することを決めたと発表した。近藤好紀社長は代表権のある会長に就任する。異動の理由は「事業環境の変化に対応すべく経営体制の刷新を図るため」としている。

5月には、増進会出版社(静岡県長泉町)が栄光HDに対して7月末までに株式の公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化をめざすと発表している。日本経済新聞によれば「これまで3年間にわたって栄光HDの筆頭株主だった進学会もTOBへの賛同を表明しているものの、総会では近藤社長の取締役再任議案に反対した」という。

是枝正隆(これえだ・まさたか)氏は、1966年、東京都出身。90年に上智大学中退、93年に株式会社栄光に入社。2010年に株式会社シェーンコーポレーション東関東(現 株式会社シェーンコーポレーション)の代表取締役社長就任(現任)、12年栄光ホールディングス株式会社の取締役に就任、15年6月に同社代表取締役就任した。

法政大、入試情報などLINEで配信

法政大学は6月24日、スマートフォン向けの無料通信アプリ「LINE」を活用した情報配信を始めた。高校生が主な対象で、大学や入試の情報などを発信する。LINEを利用する高校生が多いことから、伝達ツールを増やして情報を届けやすくする。法政大入学センターが、法人・事業主向けサービス「LINE@」の公式アカウントを取得した。8月に市ケ谷キャンパス(東京・千代田)で催すオープンキャンパスでもLINEを活用する計画。

前線北上遅れ、雨の期間長く 3カ月予報

気象庁は6月24日、7~9月の3カ月予報を発表した。梅雨前線の北上が遅く、全国的に雨の降る期間が長くなる見通し。降水量は平年並みか多く、気温はほぼ平年並みになるとみている。気象庁によると、太平洋高気圧はエルニーニョ現象などのため日本側への張り出しが弱い状態が続いている。影響で梅雨前線は北上が遅れ、8月に入っても平年より南に位置している可能性がある。このため東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿、中四国、九州)では7月、平年に比べ曇りや雨の日が多い。

公文教育研究会の社長に常務取締役の池上秀徳氏が就任

株式会社公文教育研究会(大阪市淀川区、以下「公文」)は、6月25日に開かれた定時株主総会ならびに取締役会で、常務取締役の池上秀徳氏が代表取締役社長に就任したと発表した。前任の角田秋生氏は、取締役相談役として今後も経営を支える。

公文によると、今回の経営体制の変更は「経営の若返りと意思決定の迅速化を意図したもの」としている。新経営体制のもと、今後もグローバル展開に注力していく。

池上氏は、1956年、千葉県出身で、1980年に東京大学文学部を卒業後、公文数学研究センター(当時)に入社。公文式教材の制作および指導法開発に長年携わり、2003年教材開発部長に就任。翌2004年6月には、取締役教材開発部・教材管理室担当に就任。以降、教材・指導関連の取締役を歴任し、2014年6月常務取締役教材開発・指導管掌。2015年6月、公文教育研究会代表取締役社長に就任。

先端研究子どもに 体験、 六本木ヒルズで7月29日~8月6日イベント、MITメディアラボと協力

森ビルは7月29日~8月6日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボと協力した子ども向けイベント「MIRAI SUMMER CAMP」を六本木ヒルズで開く。対象は小中学生。各回20~40人の参加を募る。発光ダイオード(LED)を使ったワークショップや食べ物のDNAを用いた実験など12のプログラムを用意する。 MITメディアラボの出身者のほか、パナソニックやグーグルなどの企業も参加して専門的な技術を指導する。プログラムは一部有料。

上野動物園で小学生向けサマースクール参加者募集

上野動物園(東京都台東区)で7月、動物の生態や動物園の役割が学べる小学生向けの「サマースクール」が開かれる。1、2年生は動物とふれあい、3、4年生は図鑑を作成。5、6年生は獣舎の掃除や餌の準備をするほか、飼育員の仕事を来園者に紹介する展示品を作る。7月24、25、28、29日で、定員は各日60人。無料。はがきか動物園のホームページから6月30日までに応募する(必着)。
みんなでつくるおもしろ動物図鑑コース

問い合わせは動物園(03・3828・5171)
webサイトはコチラ http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=&link_num=22977

保育士確保へ復職支援 都内自治体

東京都内の自治体が保育士の定着や復職支援に力を入れている。江戸川区は育児休業を取得している保育士に対し、育休中の無給期間が生じないようにする補助制度「育児休業給付金延長補助」を7月にも導入。世田谷区は保育人材に特化した求人情報などを紹介するポータルサイトを10月をメドに開設する。東京都は潜在保育士」の復職を支援する。7月から来年2月まで都内各地でセミナーを10回開催。各自治体は保育所を増設しているが、深刻な保育士不足がネック。保育士自身が働きやすい環境を整備する。

サカタのタネ 初心者でも屋内で野菜栽培

サカタのタネの野菜栽培キット「タネッコ ボウル」は、肥料入りの培養土と種、鉢植えになる容器のセットで、初心者でも屋内で野菜を育てやすい。日当たりの良い場所で水を与えると約1カ月後から収穫できるという。「ガーデンレタス」など6品目ある。《オープンだが店頭想定は500円程度。7月発売》

「親と同じ仕事イヤ」68%

人材派遣のアデコ(東京・港)は2014年11月に実施した調査で、6~15歳の小中学生1千人に「大人になったら、お父さんまたはお母さんがしている仕事と同じ仕事をしたいと思うか」と尋ねた。結果は68.6%が「どちらの仕事もしたくない」と答えた。親と異なる仕事をしたい理由は31.6%が「やりたい仕事が決まっている」と回答。「忙しそう」(21.1%)や「お金が稼げなそう」(19.4%)も多い。ちなみに調査では「将来就きたい仕事」も聞いたが、男子の1位はサッカー選手、女子の1位はパティシエだった。

教員の8割「残業多い」 民間調査

「日本の教育を考える10人委員会」(委員長=佐和隆光滋賀大学長)が昨年12月に実施。管理職を除く全国の公立小中学校教員1044人が答えた。時間外勤務は「月30~50時間」(24.5%)、「月50~70時間」(21.1%)が多く、「月100時間以上」も10.2%いた。認識を聞くと、「非常に多い」(39.0%)、「多い」(43.8%)が8割超を占めた。時間外勤務の理由を複数回答で聞くと、小学校は「事務処理」や「授業準備」「報告書などの作成」が目立ち、中学校は「部活動などの課外活動」が特に多かった。