Archive for: 6月 2019

月刊私塾界2019年7月号(通巻459号)

巻頭言

京電力福島第一原子力発電所の過酷な事故被災地域へ行ってきた。被災後2年を振り5度目の訪問だ。定点観測を行いながら、復旧、復興の様子を確かめている。

 2年振りということもあり、復旧は格段に進んだように映る。富岡町や浪江町では全域ではないが避難解除が進み、住民が戻り始めている。国道114号線が通れるようになり、福島市へ行く時間が半分以下になった。楢葉町では町役場近くの山の上に巨大な体育館「ならはスカイアリーナ」や野球場などができていた。

 このように復旧は進んでいる。しかし、避難期間が相対的に短かった楢葉町では住民の半数以上が戻ったが、富岡町や浪江町では1割にも届かない。しかも、もうあまり増えないであろう、と戻った住民が言う。どこでも復興公営住宅は空いている。避難期間が長いと、避難先での生活が定着し、特に子供はそこの学校に慣れ、友達もできる。

 楢葉町にできたショッピングセンター内の施設は、日曜休みの店が多い。原発廃炉工事などに従事する人たちが主たる顧客だからだ。

 富岡町にあった巨大な除染等廃棄物の破砕選別処理施設は解体され、各地に野積みされていた除染廃棄物を入れたフレコンバックが見当たらなくなっていた。まるで原発事故などなかったかのように。

 秋にはこれも定例になっている三陸津波被災地を訪問する。陸前高田は街の中心地が全壊した。しかし、そこにあった学習塾は仮設校舎で授業を再開している。 学習塾よ永遠に!

(如己 一)

目次

  • 10 CatchUp01 エデュケーショナルネットワーク
  •   大学入学共通テスト対策ツールがついに登場!
  • 12 教員フォーラム Teacher 3.0-beyond FORUM
  •    ~人生100年時代における教育論~
  • 16 挑む私学 京都成章高等学校
  •    子供に自由を与え自立心を養う
  • 19 目次・巻頭言
  • 20 NEWS ARCHIVES
  • 44 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 45 【特集】塾長の一冊
  • 66 HOT TOPICS①
  •   速読のSRJ 春季定例研修会で新しい取り組みを発表
  • 66 HOT TOPICS②
  •   授業力を磨き上げた猛者が火花を散らす
  • 72 Special Report②
  •   私塾界リーダーズフォーラム2019
  • 84 教育サービス業界 企業研究(80) JFRこどもみらい株式会社
  • 87 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(306)
  • 88 疾風の如く(120)
  •   学んだ先が見える塾 まなびのさき(京都府)
  •   代表 清水 大樹さん
  • 90 好機到来(51)
  •   すばる進学セミナー
  •   塾長 中許 順也さん
  • 92 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(74)
  • 94 白書界隈徘徊話(52) 西村克之
  • 96 自ら動き出すチームにする方法(58) 中谷彰宏
  • 98 塾の家計簿(26)
  • 100 新米塾長のための「部下とサシで行きたいごはん屋さん」(72)
  • 101 芸術見聞録(72)
  • 102 ぼくの幼児教育考(13)
  • 103 塾長の机
  • 104 為田裕行の「教育ICT行」(52)
  • 105 1981(4)
  • 106 Communication Risk Management(新連載)
  • 107 Opinion from School(新連載)
  • 108 林明夫の「歩きながら考える」(167)
  • 110 新・授業改革を目指して(110) 石川幸夫
  • 112 私塾界インサイト(17)
  • 116 咲かせよ桜(54) 小林哲夫
  • 120 未之知也(いまだこれ知らざるなり)(74)
  • 122 論点2019(7) 夜間中学
  • 126 編集後記
  • 128 Book Review
  • 130 塾長のためのガジェット講座

視野を広げて、将来の可能性を見つける。高校生向けオンライン学習サイト『locus(ローカス)』が2020年4月オープン

株式会社マイナビ(東京・千代田区、中川 信行 代表取締役社長)は、2020年4月に、高校生向け総合オンライン学習サイト『locus(ローカス)』をオープンする。

『locus』は、フィールドスタディ(職業体験)を効果的に行えるように、事前学習から事後学習を通して、地域や産業、地元企業や様々な職業とのつながりを学び、探求学習が行える総合オンライン学習サイト。就職・進学など、将来の進路選択時にさまざまな可能性を広げるきっかけを提供する。

サイトオープンに先駆けて、今年7月より下記のWebフォーム上で、フィールドスタディ受け入れ企業の募集をスタートする。

■『locus』フィールドスタディ登録フォーム
https://survey.mynavi.jp/cre/?enq=5bPgsuD9AaM%3d

また、ものづくり企業をはじめとしたさまざまな地元企業への就職促進を目的に、2019年6月20日付けで北海道庁とタイアップ事業を実施することを決定した。
道庁は、道内における本プログラムの受け入れ企業募集の周知を行う予定で、『locus』と道庁がタイアップすることにより、更なる地元就職の促進を図る。

『locus』は今後、経済産業省をはじめ、全国自治体と連携し、地域への人材還流を促進する。

2020年入試改革に向けた新しい学習スタイル ~いずみ塾が『アウトプット個別』授業をスタート~

『いずみ塾』は、『アウトプット個別』という新しい授業をスタートする。『アウトプット個別』とは、以下の特徴を備えた授業だ。

 ①自分がわかったことを伝えてみる授業

「学校の授業がわかる」「テストで良い点数を取る」「志望校に合格する」という学習塾に普遍的に求められるニーズへの対応に加えて、「生涯にわたって学習を続ける意欲を育てる」ことも目的としています。

②タブレット学習で、個別最適化

独自開発した学習システム『スタナビ(Study Navigator)』を使用し、生徒それぞれの理解度や弱点、目標とするテストの予定などに合わせ、1人1人に最適化したカリキュラムや問題を提供する。

夏休みにも開催決定 「ソニー・エクスプローラサイエンス」とライオン『キレイキレイ』がコラボレーションでワークショップ「プログラミングブロックMESH™で手洗いをしたくなる装置を開発しよう!」

ソニーの体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」(東京都港区台場1-7-1アクアシティお台場5F)では、ライオン株式会社が展開するハンドソープブランド『キレイキレイ』と共同で、2019年7月20日(土)、21日(日)、8月3日(土)、4日(日)、26日(月)の5日間、小学生を対象としたプログラミングワークショップを開催する。

ワークショップでは、ソニーのプログラミングブロック『MESH』と『キレイキレイ』を使って、子どもたちそれぞれの自由なアイデアで「手洗いがしたくなる仕組み」を楽しく形にしていく。また、食中毒が心配な季節が近づくなか、子どもたちに手洗いの大切さについて考えてもらう時間も予定している。

<「プログラミングブロックMESH™で手洗いをしたくなる装置を開発しよう!」実施概要>
【開催期間】2019年7月20日(土)、21日(日)、8月3日(土)、4日(日)、26日(月)
【開催時間】12:00-14:00、15:30-17:30 (各回2時間)
【会場】  ソニー・エクスプローラサイエンス内「スタジオSES」
【対象】  小学3年生から6年生の生徒と保護者2名1組
【定員】  各回10組20名
【参加方法】事前申込制(先着順)。下記サイトよりお申込ください。
https://sonyexplorascience190720kireimesh.peatix.com
      ※申込受付はPeatixのシステムにて実施いたします。ご利用にはPeatixへのアカウント登録(無料)が必要となります。
【申込期間】①7/20(土)、21(日)、8/3(土)、4(日)開催分 : 7/6(土) 12時 ~ 各回開始10分前まで
      ②8/26(月)開催分 : 8/10(土) 12時 ~ 各回開始10分前まで
      ※定員に達した場合は受付を終了とさせていただきます。
【参加費用】無料 ※別途、入館料 大人(16歳~)500円・小人(3~15歳)300円が必要となります。
【主催】  ライオン株式会社、ソニー・エクスプローラサイエンス

ソニー・エクスプローラサイエンス施設概要
「ソニー・エクスプローラサイエンス」は、ソニーのエレクトロニクス製品や、ソニーグループのエンタテインメント・コンテンツ(映画、音楽、ゲームなど)に活用される技術を楽しく学べる体験型科学館です。

◆営業時間:11:00~19:00 (最終入場 18:30)
◆休館日 :毎週火曜日(祝日、春・夏・冬休み期間は開館。詳しくはお問い合わせください。)
◆入場料金:一般  大人(16歳~)500円、小人(3~15歳)300円
      団体(15名以上) 大人400円、小人200円
      ※障がい者手帳をお持ちの方、およびその付き添い1名は無料
◆住  所:〒135-8718東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場5F
https://www.sonyexplorascience.jp/information/#access
◆電  話:03-5531-2186 (受付時間 11:00~19:00)
◆公式URLhttps://www.sonyexplorascience.jp/

ナレッジキャピタル 香港の民間教育機関と連携「英語で学ぶプログラミング講座2019夏」を開講

一般社団法人ナレッジキャピタル(宮原 秀夫 代表理事)ならびに株式会社KMO(小田島 秀俊 代表取締役社長)は、2019年8月5日(月)から8月9日(金)の期間、香港有数の民間プログラミング教育機関Koding Kingdom Hong Kong Limited(Founder&CEO:JOHN HUEN、以下「Koding Kingdom」)と連携し、中学生と高校生を対象とした「英語で学ぶプログラミング講座2019夏」を開講する。

Koding Kingdomは、香港で、幼児から高校生を対象に、プログラミング教育を通じてデジタルリテラシーを強化し、学際的なスキルを向上させるカリキュラムを提供している。講座は、Koding Kingdomとの共同プログラムとして、世界で活躍できる人材の育成を目指し、中・高校生に英語でプログラミングやロボティクスを学ぶ機会を提供する。

ロボットの組み立てと操作、VRゲーム制作、Androidアプリ開発など、プログラミング教材を使って実践的にプログラミングの基礎を学ぶ5つのコースを用意している。講義はKoding Kingdomの講師が英語で行い、日本の大学生がアシスタントとして受講生をサポートする。チームごとにプログラミングに取り組み、プレゼンテーションをするなど、アクティブラーニング型の講義となる。

  • 「英語で学ぶプログラミング講座2019夏」開催概要

講座名:「英語で学ぶプログラミング講座2019夏」(全5コース)
期 間:2019年8月5日(月)~8月9日(金)
時 間:午前9時~午後4時(受付開始:午前8時30分~)
会 場:グランフロント大阪 北館 タワーC 8階 ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC
対象者:中学生、高校生
使用言語:英語 ※一部通訳サポートあり
定 員:各コース15名(最少催行人数:8名)※各コース単体での受講が可能。
参加方法:公式ウェブサイト(https://kc-i.jp/activity/prosch/2019summer/)より事前申し込み
申し込み受付:6月26日(水)~7月29日(月)
受講料:12,000~29,000円(昼食代込み・税抜き)※受講コースによる
主 催:一般社団法人ナレッジキャピタル

学習塾業に係る経営力向上に関する指針 業界に向けた経済産業省の支援への強いメッセージ

 6月17日、IT導入補助金説明会とともに、経済産業省で「学習塾業に係る経営力向上に関する指針」の説明会が開催された。

 日本の生産性は諸外国と比べて低く、中小企業は特にその傾向が強いことを背景に、中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定が用意され、事業別分野指針が出されている。

 その中で、学習塾業において指針が出されたのは初めてのこと。この指針を踏まえ、事業者が「経営力向上計画」を申請し、認定されると支援措置、税制優遇が受けられる。

 学習塾業が支援を受けられる条件は、大きく分けると2つある。

 1つ目が、目標とする指標及び数値であり、労働生産性伸び率が、3年間であれば+1%以上。4年間であれば、+1.5%以上、5年間であれば+2%以上の生産性の向上を計画に盛り込むこと。

 2つ目は、実施事項として、以下の事項の中で具体的な取り組みを計画に盛り込むこと。全てに取り組むのではなく、事業者の規模に応じていずれか一項目から三項目の実施が求められる。

1、提供する学習内容に関する事項

 EdTechの活用、STEM教育や探究型教育、プログラミングなど新しい学びを提供し、付加価値を提供していくこと

2、設備投資・IT投資に関する事項

 設備・IT等への投資から諸改善及び新しいサービスの創造を図る

3、学校教育との連携に関する事項

 学校教育との連携

4、安全安心に関する事項

 特に災害時の対応も含まれる

5、人材に関する事項

6、財務・マネジメントに関する事項

7、知的財産に関する事項

8、経営資源の組み合わせ

 また、金融制度措置として、以下の融資や保証を用意し、資金調達を支援していく。

1、商工中金による低利融資

2、中小企業信用保険法の特例

3、中小企業投資育成株式会社法の特例

4-1 日本政策金融公庫による低利融資

4-2 日本政策金融公庫によるスランドバイ・クレジット

5、中小企業基盤整備機構機構による債務保証

6、食品流通構造改善機構による債務保証

 経営力向上計画の提出先は、各地担当の経済産業局になっている。

 経営力向上計画の相談窓口は以下の通り、

・中小企業庁 事業環境部 企画課

 03-3501-1957(平日9:30-12:00、13:00-17:00)

・中小企業税制サポートセンター

 03-6281-9821(平日9:30-17:00)

 また、今回の説明会を主催した公益社団法人全国学習塾協会は、今年設立30周年を迎えた。それを記念して、1年間(令和元年6月9日~令和2年6月8日)の入会促進キャンペーンをスタートし、正会員への入会金(3万円)が無料となっている。

 正会員の対象者は、「小学校、中学校、高等学校などに通う児童、生徒、学生を対象とし、学力と学ぶ力の向上を指導する学習塾をはじめとする民間教育業を営む法人及び個人」。

 入会の案内はこちら(https://www.jja.or.jp/nyukai/)。

IT導入補助金が拡大 経済産業省で説明会

 6月17日、IT導入補助金2019の説明会が経済産業省で開催された。

 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者が『足腰の強い経済を構築』することを目指し、『生産性の向上』のため業務プロセスの改善と効率化に資する「ITツール」を導入するための経費の一部を補助する補助金事業。2019年度はさらに補助金が拡大される。

 補助金の対象の「ITツール」は、ソフトウェア、ソフトウェアに付随する各種オプション類、導入に伴う役務(初期設定や導入後の研修費)、向こう1年分のメンテナンス代などが対象になる。

 注意しなくてはならないのは、事務局に登録されているIT導入支援事業者以外からは導入しても補助金が出ないこと。IT導入支援事業者は、ITツールの提案・導入、事業計画の策定支援、補助金交付に係る各種申請等の手続きのサポート等を行ってくれるいわばパートナーだ。このパートナーとなる会社は1社しか選べない。IT導入支援事業者(コンソーシアム含む)・ITツール検索(https://portal.it-hojo.jp/h30/search/)などで事業者を検索できる。

 また、交付申請の際には、必ず1つ以上の「ソフトウェア」を選択する必要があり、申請はA類型とB類型の2つが用意されている。(図1参照)

『かんたん解説! IT導入補助金2019』より抜粋

 A類型は赤枠内から2プロセス、うち少なくとも青枠内から1プロセス、B類型は赤枠内から5プロセス、うち少なくとも青枠内から3プロセスが必要になる。プロセスとは、ソフトウェアが持つ機能を類型化し、まとめたグループのことだ。

 そして、A類型での申請場合は3年間、B類型での申請の場合は5年間にわたり、ITツール導入後の労働生産性の推移を事務局へ報告しなければいけない。ただし、交付申請時に計画した数値に達しない場合でもペナルティはない。

 補助金申請フローを整理すると以下の通りになる。

1、導入するITツールの検討

2、IT導入支援者への相談

3、補助金を申し込む(交付申請)

4、補助金を受けられることが決定(交付決定)

5、ITツールの導入(交付決定から約5ヶ月以内)

6、導入完了したことを報告(実績報告)

7、補助金を受け取る

8、3から5年間、成果を報告

 補助金は、A類型は150万円、B類型は450万円が上限。補助率は2分の1で、例えば、A類型で300万円を導入すると150万円が最大で補助される。B類型で1000万の場合は、上限の450万円になる。

 1次募集のA類型は終了しているが、B類型は6月28日(17時)まで申請が可能だ。詳細は未定だが、近々2次募集の開始も計画されている。

 また、申請するために以下のことが必須事項になっている。

・経営診断ツールの実施

 これは、自社の経営状況等を把握し、生産性向上に向けた取組を検討するための自己診断ツール。IT導入補助金2019のホームページ内に設置され(https://www.it-hojo.jp/applicant/checktool.html)、アンケートに答える形で診断が可能になっており、得られた結果が交付申請の必須情報の一つになっている。

・SECURITY ACTION自己宣言の実施

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する中小企業・小規模事業者等が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度のことで、「一つ星」か「二つ星」のどちらかの宣言をしなくてはならない。

(申請者本人が管理・所有するメールアドレス、SMSを受信できる携帯電話の所持も必要。)

 交付申請時に加点となる施策として、「おもてなし規格認証2019」を取得していること、クラウドツールの利用(ITツール登録時に「クラウド製品」として登録された「ソフトウェア」を導入した場合)がある。

 詳細は、IT導入補助金事務局へ(https://www.it-hojo.jp

小中学生向け「自然と科学」体験学習事業「2019つくばサイエンスラボ」参加者募集

つくば市はつくばの子供たちに、地域資源である「自然」と「科学技術」への興味・関心を高めるため、「自然と科学」をテーマとした体験学習事業「2019 つくばサイエンスラボ」を開催する。

地域資源である「自然」と「科学技術」への興味・関心を高めるため、「自然と科学」をテーマとした体験学習事業「2019 つくばサイエンスラボ」を開催。
体験学習は3つのコース(複数選択可)があり、それぞれ専門の講師が対応をする。

対象 つくば市在住の4~9年生(中等教育学校においては、1~3年生)
参加費 無料
申込方法
 (1) 市公式ウェブサイト
   →トップページの検索欄で「2019サイエンスラボ」で検索

    (https://www.city.tsukuba.lg.jp/kosodate/oshirase/1007553.html
 (2) はがき
    →チラシの申込用紙を貼付・郵送
申込期限 令和元年(2019年)7月12日(金)必着

〔各コースの概要〕
Aコース 「夜の観察教室 セミの羽化を観察しよう!」
◆日時 令和元年(2019年)7月27日(土)(雨天時は8月3日(土)) 午後5時~午後8時45分
◆定員 40名※
◆場所 さくら運動公園(つくば市流星台63)

Bコース 「ロボットを指令どおりに動かそう!」

◆日時 令和元年(2019年) 7月30日(火)午前9時30分~正午(第1班)/午後1時30分~午後4時(第2班)
◆定員 80名(40名×2班) ※
◆場所 茨城県立つくば工科高等学校(つくば市谷田部1818)

Cコース 「チョウザメ&土器に触ろう! 未来の農業と昔の暮らしを学ぼう」
◆日時 令和元年(2019年) 8月6日(火) (雨天時は8月8日(木)) 午前9時30分~午後4時
◆定員 25名※
◆場所 飯島アクアポ二クス(つくば市国松1014-1)、出土文化財管理センター(つくば市平沢81)
(集合場所はつくば市役所となります。)

※申込数が定員を超えた場合は抽選となります。

幼児~小学生向け、STEAM教育イベント『STEAM FESTA』を開催

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)のグループ会社、株式会社学研塾ホールディングス(東京・品川、福住 一彦 代表取締役社長)と株式会社市進ホールディングス(千葉・市川、下屋 俊裕 代表取締役社長)との共同出資によって設立された株式会社GIビレッジ(東京・港区、秋谷 俊之 代表取締役社長)が運営するプリスクール&アフタースクール「クランテテ三田」では、「最後までやり通すこと」「仲間と協働すること」「多様で豊かな実体験をすること」に主眼をおいたSTEAM教育プログラム『STEAM FESTA 2019』を開催する。

『クランテテ三田 STEAM FESTA 2019』
http://clantete.com/

◆レシピのない料理教室『ハクシノレシピ』クッキングワークショップ

開催日時 : 2019年7月31日(水) 13:30~15:00

◆ミュージカルに挑戦!表現教育ワークショップ

開催日時 : 2019年8月7日(水)・21日(水)・28日(水) 14:00~16:00 【全3回】

◆発明・発見教室「飛ばす、舞う」~飛行機が「遠くに飛ぶ仕組み」を考える~

開催日時 : 2019年7月24日(水) 14:00~16:00

◆子どもの運動神経を育てる運動教室「 リトルアスリートクラブ」体験&開発者セミナー

開催日時 : 2019年8月10日(土) 13:00~14:00  ほか

未来の学びコンソーシアムがアンケート結果を公表 昨年よりもプログラミング教育の取り組みが増加

5月28日、文部科学省・総務省・経済産業省が連携して立ち上げた未来の学びコンソーシアムが、2019年2月4日から3月25日の期間に教育委員会(都道府県教育委員会を除く)を対象に実施した小学校プログラミング教育に関するwebアンケートの結果を発表した。

取組状況を前年度(2017年度)と比較 出展:「平成30年度教育委員会等における小学校プログラミング教育に関する取組状況等について」(文部科学省)

 今回の結果では、先行的に「授業を実施している」自治体等が16.1%(2017年度)だったのが、52.0%(2018年度)と大幅に増加した。また、「特に取組をしていない」自治体等の割合が56.8%(2017年度)から4.5%(2018年度)になり、大幅に減少した。

 しかし、大規模な自治体(指定都市・中核市・市・特別区)と比較して、小規模な自治体等(町・村・組合)における取り組みが遅れていることもわかった。加えて、担当者の有無も取組の進捗度合いに影響を与えており、小規模な自治体等は、大規模な自治体と比較して担当者がいない割合が大きいこともわかった。

 担当者に関しては、教員経験の有無によっても取組に差異が見られた。教育委員会の中で、自治体職員出身者が担当者になった場合は、学校の環境や状況を把握できていないために、このような結果が生じたと予想される。予算編成の上でも、教員経験はアドバンテージになるだろう。

 未来の学びコンソーシアムは、今年の1月から2月の間に全国35箇所でセミナーを開催したり、プログラミング教育に関する研修教材をYoutubeで公開したり、プログラミング教育の普及を進めている。その中で、特に取組が遅れている小規模自治体等、担当者に対する支援の強化は、プログラミング教育を推進していく上で重要になりそうだ。

 未来の学びコンソーシアムは、今年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間」として、更なる準備を推進していく。