Archive for: 2月 2022

0.5秒でなぞって翻訳できる「NazoritAI(ナゾリタイ)」家電量販店での販売開始

 株式会社サインウェーブ(東京・千代田区、赤池 雅光 代表取締役)は、実際に手に取って検討していただきたいという思いから、2022年2月、家電量販店での「NazoritAI Pro(ナゾリタイプロ)」、「NazoritAI for School(ナゾリタイ フォースクール)」の販売を開始する。

「NazoritAI for School(ナゾリタイ フォースクール)」は2021年からECサイト限定で販売を行ってきた。マヂカルラブリーさん出演のCM等を通して、製品の魅力を伝えて来たが、「実際に手に取って体験してほしい」という思いから2022年2月8日(秋葉原)、2月10日(梅田)にて家電量販店での販売を開始する。

販売場所 ※順次エリア拡大予定

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 2階
〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1-1 秋葉原駅の5路線に直結
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田 2階
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町1-1 JR大阪駅・阪急梅田駅と地下直結
 機能を絞ることで、重量と価格を抑えた学生向けのペン型スキャナー辞書。
 読書中や問題に回答中に日本語訳が分からない単語や文章があった際に、スキャンするだけで0.5秒で翻訳することができる。ペンケースやポケットに入る大きさで、オフラインで使用できますので、アルバイトや部活動で忙しい学生の皆さんもスキマ時間で効率よく英語学習を進めることができる。

【製品比較表】

月刊私塾界2022年3月号(通巻491号)

巻頭言

 脳研究者の池谷裕二氏は脳の特徴について次のように述べる。脳は情報の入力と定着を同時にできない不器用なところがある。寝ないと、情報を整理整頓する猶予が与えられない。
 特に寝る直前に勉強した内容は記憶の定着がよくなる。
 昼間でもボーッとすることがある。あの瞬間、脳が整理整頓をしている。休憩時間にゲームやテレビ、音楽でリラックスしたくなるところだが、この行為は入力モードになる。ただひたすらボーッとする。寝ることと同じ効果がある。アイドリング思考といい、これも勉強の一環だ。
 入力した内容を思い出すプロセスも重視する。古代からさまざまな勉強法があるが、出力による定着に勝る方法が今のところ見つかっていない。
 そして、試験で大切なことは、どれだけ思い出せるかだ、と。
また、出力は記憶の定着だけでなく、緊張への耐性を生み出す、と受験生を励ます(2月13日付朝日新聞参照)。
 筆者が大学受験した頃は「四当五落」(4時間しか寝ないで勉強すれば合格し、5時間寝てしまうと不合格になる)と云われていた。まだ脳の研究があまり進んでいなかった頃だ。
 読者諸氏も睡眠中の情報整理やアイドリング思考を実体験したことがあるのではないだろうか。
 自分は意識的にウォーキングをすることにより、アイドリング思考を取り入れている。この原稿も情報を整理し、定着させ、出力している。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 トーゼミ 東進の「夢・志を育み人財を育てる」コンテンツで、生徒のマインドが変化
  • 8 CatchUp2 一般社団法人教 アライアンスネットワーク(NEA) 塾の持続的発展をもたらすNEAの深化
  • 12 挑む私学 桃山学院中学校高等学校 自由の深化を進める異色の進学校
  • 15 目次・巻頭言
  • 16 NEWS ARCHIVES
  • 42 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 43 【特集】 株式公開企業塾2022年2・3月期 第3四半期決算を読む
  • 54 HOT TOPICS 【重大速報】大学入学共通テスト〈2022〉にみる 3つの新傾向化と、来年度入試予想問題 大公開!
  • 60 教育サービス業界 企業研究(112) 株式会社インフィニティライフ
  • 63 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(337)
  • 64 疾風の如く(152) エース進学塾(宮城県) 塾長 伊藤 大樹さん、菅野 賢さん
  • 66 For Whom the 塾 Tolls(10)
  • 68 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(106)
  • 70 白書界隈徘徊話(84) 西村克之
  • 72 自ら動き出すチームにする方法(90) 中谷彰宏
  • 74 塾の家計簿(58)
  • 76 シン・ジュクジン(4)
  • 77 芸術見聞録(104)
  • 78 わが子、就学中(12)
  • 79 塾長の机
  • 80 為田裕行の「教育ICT行」(84)
  • 81 10¹⁵ PETA(12)
  • 82 1981(36)
  • 83 Opinion from School(33)
  • 84 林明夫の「歩きながら考える」(199)
  • 86 新・授業改革を目指して(125) 石川幸夫
  • 88 私塾界インサイト(48)
  • 92 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(4)
  • 94 咲かせよ桜(85) 小林哲夫
  • 98 論点2022(3) 非認知能力
  • 102 編集後記
  • 104 Book Review
  • 106 塾長のためのガジェット講座

エデュケーショナルネットワーク 学校評価・授業評価アンケート新規申し込みキャンペーンを実施4月末まで学校評価・授業評価WEBアンケートシステム「IKISAKI(イキサキ)」を特別価格で提供

 株式会社増進会ホールディングス(Z会グループ)のグループ会社で、教育機関の支援事業を行う株式会社エデュケーショナルネットワーク(東京・千代田区、二瓶 嘉男 代表取締役社長)は、中学校や高等学校などの教育機関向けに、学校評価・授業評価WEBアンケートシステム「IKISAKI(イキサキ)」を提供している。
 2022年2月24日(木)~4月30日(土)まで、「IKISAKI」を初めて利用される小学校・中学校・高等学校を対象に、大幅割引価格で学校評価・授業評価アンケートを利用できる「新規申し込みキャンペーン」を実施する。
 学校教育法によって義務付けられている「学校評価」と、教員一人ひとりの振り返りや授業改善に有効な「授業評価」。学校運営において大変重要な取り組みだが、現場の先生にとっては負担にもなっている。

エデュケーショナルネットワークは校務の削減とICT化を両立できる「IKISAKI」を通して、先生方の負担を減らしつつ、学校運営・授業運営の改善を支援する。
https://ikisaki-lp.net/lp/?utm_medium=press&utm_source=202202press1

「新規申し込みキャンペーン」について
■キャンペーン内容
学校教育法によって実施や公表が義務付けられている「学校評価」および任意に実施されている「授業評価」におけるアンケート調査ついて、今回「IKISAKI」を初めて利用される小学校・中学校・高等学校に限り、実施費用を最大50%の割引にて提供する。
※価格表、お見積りについては、
https://ikisaki-lp.net/lp/?utm_medium=press&utm_source=202202press2#contact へ。

■キャンペーン受付期間
2022年2月24日(木)~2022年4月30日(土)
※上記期間中にお問い合わせの上、2023年3月31日(金)までに実施されたアンケートが対象。

■キャンペーン対象
本サービス(IKISAKI)を初めて利用する小学校・中学校・高等学校

■問い合わせ先
https://ikisaki-lp.net/lp/?utm_medium=press&utm_source=202202press3#contact

「IKISAKI(イキサキ)」とは
小学校・中学校・高等学校に特化した学校評価・授業評価専用WEBアンケートシステム。

モリサワのUDフォントがリクルート 「スタディサプリ学校向けサービス」の 「到達度テスト」に採用

 株式会社モリサワ(森澤 彰彦 代表取締役社長、大阪・浪速区)のユニバーサルデザイン(UD)フォントが、株式会社リクルート(北村 吉弘 代表取締役社長、東京・千代田区)の学習支援サービス「スタディサプリ学校向けサービス」の「到達度テスト」のフォントに採用された。

 スタディサプリ学校向けサービスは、学習動画配信サービス「スタディサプリ」に、小・中・高等学校での教育に適した機能や教材を追加したICT(情報通信技術)教育支援サービス。
 2022年3月より受検開始となる来年度の到達度テストより、問題文から解説文まで、UD黎ミン、UD新ゴNTなどのUDフォントが使われる予定。

恐竜を絶滅させた小惑星が落ちた季節は”春”

 約6600万年前に恐竜を絶滅させた小惑星が地球に衝突したのは、北半球が春の時期に起きたとする研究結果を、オランダなどの欧州の研究チームが2月24日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 小惑星は直径約10キロで、メキシコのユカタン半島に衝突した。衝撃でチクシュルーブ・クレーターができた。白亜紀の最後に衝突したが、季節がいつかを絞り込むのは難しかった。

 研究チームは、米国ノースダコタ州の「タニス」と呼ばれる場所で、小惑星が落ちた白亜紀末と古第三紀を分ける「K/Pg境界」と呼ばれる地層から、衝突で広範囲に散らばった岩石によって生き埋めになったとみられるチョウザメの骨の化石などを調べた。
 チョウザメは季節によって骨の成長速度が違い、木材の年輪のような成長パターンが骨にできる。保存状態がよい魚6匹について、化石を薄く切って顕微鏡などで骨を調べたところ、魚が死んで骨の成長が停止した痕跡により、時期が春だったことがわかった。

 春は生物の成長や繁殖に重要な時期で、北半球の大型恐竜は多くの卵や子どもが小惑星の影響で失われ、絶滅につながった可能性がある。南半球にも恐竜はいたが、小惑星の衝突で大量のちりが空中を漂い、地球全体の気温が低下して冬のような状態が続き、絶滅したと考えられる。恐竜や翼竜、アンモナイトなど当時の生物の76%が絶滅したと考えられている。

 論文は科学誌のサイトに掲載(https://www.nature.com/articles/s41586-022-04446-1)された。

最大1年無償、校務支援システム「BLEND」
自治体または公立学校向け「無償トライアル」公募

 フルクラウド統合型校務支援システム「BLEND(ブレンド)」を展開するモチベーションワークス株式会社は、校務支援システムの導入を検討中の公立学校向けに、「BLEND」が無償利用できる「無償トライアル」キャンペーンを実施する。無償期間は2023年3月31日まで。最大1年間無償で利用可能となる。
「無償トライアル」は、校務支援システム未導入の自治体または公立の小・中・高等学校が対象。2022年2月22日より数量限定で公募する。

「BLEND」とは、多くの私立学校で導入されている、フルクラウド統合型校務支援システム。代表的な機能は、出欠管理、成績管理、帳票管理、保健管理、入試管理、事務管理、連絡機能(保護者への連絡・アンケート・検温報告機能など)、ポートフォリオ機能がある。例えば、毎日行う出欠管理は、簡単3ステップで生徒の状況を記録でき、リアルタイムで学年単位、学校単位の管理者及び先生と共有が可能となっている。2月15日には一般財団法人全国地域情報化推進協会の「準拠登録・相互接続確認製品マーク」(通称:オレンジマーク)を取得。これにより、今まで校務支援システムの導入を諦めがちだった小規模自治体や公立学校(教育委員会)でも「BLEND」を安心して利用できるようになった。

■公立学校向け「無償トライアル」概要
実施期間:2022年2月22日(火)〜 2023年3月31日(木)
対象  :現在校務支援システムを未導入であり、2023年4月以降に新たに校務支援システムの導入を検討している公立小学校・中学校・高等学校(数量限定、上限に達し次第終了)
※自治体としての応募も可、その場合、1自治体につき2校(小学校1校、中学校1校)まで。
※教育委員会および学校長の同意があれば、公立学校単独でも応募可能。
※全学年・クラスでの利用は必要なし。(最低1学年での利用を推奨)

内容:全ての機能が利用可能。導入後のサポートを24時間365日体制で行う。
お申込み:下記宛にメールにて応募。担当より折り返し連絡がある。
     無料トライアルキャンペーン窓口:boe@motivationworks.co.jp
     (キャンペーンへのご質問についても上記から)

学校法人電子学園がiU情報経営イノベーション専門職大学・日本電子専門学校の新たな教育研究拠点『すみだメディアラボ』を開設

 2022年3月1日、学校法人電子学園(東京・新宿区、多 忠貴 理事長)は、新たな教育研究拠点として、「すみだメディアラボ(Sumida Media Lab)」を開設する。すみだメディアラボは電子学園が運営する、情報経営イノベーション専門職大学(東京・墨田区、中村 伊知哉 学長)および、日本電子専門学校(東京・新宿区、船山 世界 校長)の教育研究、産学連携、社会・地域貢献等の拠点として活用される予定だ。

 すみだメディアラボの運営については、iUの連携企業である吉本興業グループのBSよしもと株式会社が参画。電子学園と共同で施設活用および運営管理を行う。今後、DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応するメディア教育の拠点として魅力あるコンテンツの制作・配信を進めるとともに、墨田区と連携し、一層の地域活性化にも努めていく。

金 国内販売価格が過去最高値

 田中貴金属工業の金の店頭小売価格が2月22日時点で、税込グラム7791円となり、約1年半ぶりに過去最高値を更新した。これまでの最高値は2020年8月7日の7769円だった。

 金は有事の安全資産と言われる。ウクライナ情勢の悪化により、世界的な経済危機や市場混乱の不安感が広がり、価値が高い金へ投資マネーが殺到している。ウクライナ有事が現実化した場合、ロシアは経済制裁を受ける。天然ガスや原油などの輸出が激減して世界経済が冷え込み、「コロナ後」の回復を織り込む金融市場は値崩れする恐れがある。
 新型コロナウイルス危機前の2019年2月下旬は5100円台だった。

企業経営者に対し、サイバー攻撃対策強化を要請 経産省

 2月23日、経済産業省は「サイバー攻撃事案の潜在的なリスクは高まっている」として、国内企業に対しサイバーセキュリティー対策の強化を求めた。昨今の情勢を踏まえた注意喚起としている。具体的な国名などは挙げてはいないが、ウクライナの銀行などがサイバー攻撃の標的となりロシアの関与が指摘されているなど、ウクライナ情勢を念頭においた注意喚起と考えられる。
 なにか不審な動きを感知した場合は関係機関への相談を行い、リスク回避のため不用意にメールの添付ファイルや不審なURLを開かないように要請。また、本人確認認証の強化や国外の拠点にも同様の対策を講じるように求めた。

学研ホールディングス、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定

 株式会社 学研ホールディングス(東京・品川、宮原 博昭 代表取締役社長)は、2022年2月1日に、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」に選定された。
 学研ホールディングスは2020年11月策定の3ヵ年計画「Gakken2023」のもとで「揺るぎない成長基盤の確立」をスローガンに定め、グループ全体で「DX加速とグローバル展開」を経営方針に掲げており、以下の具体的施策を進めている。

(教育分野)
・リアルとオンラインをバランスさせた教室、塾の付加価値向上、未開拓エリア攻略
・出版コンテンツを活用した学びのデジタル展開
・医学看護書の電子化、看護師向けeラーニングの拡大加速
・ICTによる園業務のサービス向上
・社会人教育、企業研修領域のデジタルサービス展開

(医療福祉分野)
・IoEやAI、ロボットの連携等による品質、生産性の向上

DX認定制度とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応する企業を国が認定する制度。