Archive for: 2月 2023

民間教育推進のための国会議員連盟 第8回総会開催

 民間教育推進のための自民党国会議員連盟の第8回総会が2月20日に、衆議院第2議員会館で開催された。
 総会では、公益社団法人全国学習塾協会の安藤大作会長が、教育バウチャー制度促進に向けた提案をし、参加した議員らと意見交換が行われた。

 提案の内容は、公教育と民間教育の両輪により、日本の教育は新しい時代に求められる「多彩で多様な人材」の育成を可能にするはずと説明し、現在の公教育現場が採用倍率の低下や道徳の教科化などで現場が切迫していることを説明した。また不登校児童生徒数が9年連続で増加傾向にあることにも触れ、民間教育現場があることで子どもの居場所ができWell-beingの向上にも期待ができる。不登校児童生徒や心のケアが必要な生徒をカバーできるのも民間教育であると説明した。

 教育バウチャー制度を促進する理由として、まず挙げられたのが学校外教育機会の減少だ。昨年12月15日に発表された子どもの「体験格差」実態調査中間報告書(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンより引用)では学校外の体験がない子どもの割合が世帯年収300万円未満だと29・9%となり300万円〜599万円の世帯では20・2%。600万円以上では11・3%となった。ほかにも物価高騰が子どもの学校外の体験機会に与えた影響も説明し、「バウチャー制度が教育の多様性を担保する」と説明した。バウチャーを発行して大量のデータが国に入れば、将来の教育施策を練るために貴重な情報源になり得るといい、データを収集する意味でもバウチャーは重要だという。

 教育以外の習い事などの業界についても説明しており、水泳教室では学校水泳を民間委託することにより「泳力格差の解消」「高度な水泳指導」「教員にかかる負担の軽減」「水泳授業の安全性の確保」、そして「学校プールの老朽化」といった課題が一挙に解決に結びつく。だからこそバウチャー制度の活用も選択肢の一つとして捉えられるという。また、英会話教室や音楽教室(ピアノ)にも触れ学校外教育の重要性を説いた。

 最後に教育バウチャー制度の実例を挙げた。福岡市のこども習い事応援事業や大阪市の塾代助成事業を紹介し、大阪市のバウチャー制度は所得制限限度額が設定されているものの月額1万円を上限として1円単位で利用でき、利用先は大阪市塾代助成事業参画事業者として登録されている学習塾や家庭教師、文化・スポーツ教室などだ。アンケート結果も紹介し、「新たに通塾ができ、冬期講習等に参加した、受講科目を増やせた」生徒が1142人(42・0%)。交付前は学習塾に通っていなかった生徒は370人(20・2%)となり、バウチャー制度が教育の機会提供を行なっていると示した。

 予算要望については小中高生全世帯にひと月あたり1万円助成した場合年間で約1兆5300億円。世帯収入900万円以下とした場合は約1兆2800億円となる。安藤会長は多様な教育を展開できる教育バウチャー制度の充実を図ることで少子化をとめ、各分野での優秀人材獲得ができ、学力全体の底上げなどが期待できると話した。

 提案を受けて、下村博文衆議院議員は「バウチャーやクーポンが認められるには社会のコンセンサス作りが必要だと思います。まずは地方自治体で活用するところを増やす活動が皆さんにとっても大切だと思います。公教育においても、今年の4月から土日の中学の部活は地域移行が行われる。これは学校の先生がたの負担軽減を目的としたもので、土曜、日曜日に行われる部活動を民間に委託する。国の優先順度では公教育の立て直しが喫緊の課題となっており、不登校問題や教員不足なども挙げられる。こういった公教育の問題を解決することが重要。その連動で民間教育がどのように貢献するかが考えられる」と回答した。

大学入学 共通テスト「情報I」体験模試 多くの高校生がプログラミング問題に苦戦

 東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセ(東京・武蔵野市、永瀬 昭幸 代表 取締役社長)は、2月12日(日)に『大学入学共通テスト「情報I」体験模試』(新高2生・新高1生 対象)を実施し、新高2生を中心に 10,780 名が受験した。この模試は、2025年実施の「大学入学共通テスト」より新たに出題される「情報I」を早期に体験する機会として実施したもの。高等学校で「情報I」をまだ履修していない生徒も挑戦した。

■プログラミング分野の得点率は、わずか約3割

 大学入学共通テスト「情報I」体験模試の問題は、大学入試センターが作成した試作問題(2022年11月公開)を参考に、基礎知識を問う問題を3割、共通テストレ ベルの問題7割のバランスで作問した。プログラミング、データの活用、デジタル表現とデザイン、情報社会の基礎知識といった「情報I」の学習領域を網羅する形で出題し、平均点は46.1 点だった。大問別にみると大問3の平均得点率が 30.8%(25 点 中 7.7 点)と、実際にプログラムを書くことが問われる問題で苦戦した様子が見受けられた。

 大学入試センターの試作問題は、「飛行機の2つのトイレのうち、両方が使われているときだけ使用中を表示させる回路の設計」「お店にランダムにお客がやってくる時の待ち行列の長さをシミュレートする」「買い物をするときに、釣り銭の枚数が最小になるような支払額を算出するプログラム」といった、身の回りのことを題材にしていた。大学入学共通テスト「情報I」体験模試においても、第2問Bで「モデル化された東京都の鉄道路線図から最短時間経路を求める問題」や第3問で「ロボット型掃除機をコントロールするプログラムを書く問題」といった身の回りのことを題材にした、探究型問題を出題した。

世界標準のプログラミング教材「東進 CODE MONKEY」

 大学入学共通テスト「情報I」体験模試でも多くの生徒が苦戦した「プログラミングを実際に書く問題」を解くためには、ただ知識を学ぶだけでなく、プログラミングの基本的な考え方や実際にプログラムを書くために必要な構文を学習する必要がある。これに対応するのが、東進が2022年9月に開講した「東進 CODE MONKEY」。プログラミング教育先進国であるイスラエル発の世界標準のプログラミング教材。

「東進 CODE MONKEY」のコースの一つ「コードの冒険」はプログラミング言語を用いたコードの記述を一から学ぶことができ、学習範囲は大学入学共通テストに対応している。学習単元ごとに構成された全17ステージの中で、全部で211の課題と 211の演習を通して、プログラミング未経験者でもスモールステップで学んでいくことができる。試作問題でも問われた「条件分岐」「繰り返し」「変数の活用」など一つひとつを単元に分けて「標準化」し、着実にマスターできるようになっている。

■大学入学共通テスト「情報I」体験模試 実施概要と結果

日程:2023年2月12日(日)
対象:新高2生・新高1生
試験会場:東進ハイスクール各校舎・東進衛星予備校各校舎
試験時間:60分
出題内容:2022 年 11 月に公表された試作問題と同じ大問構成・出題内容で、 試作問題と同レベルの問題を70%程度、基礎知識を問う問題を 30%程度出題。
受験者数:10,780 名
平均点:46.1 点

スプリックス インドネシア共和国 南タンゲラン教育文化局と業務提携契約を締結

 株式会社スプリックス(東京・豊島区、常石 博之 代表取締役社長)は、インドネシア共和国、南タンゲラン教育文化局(Doinas Pendidikan dan Kebudayaan Kota Tangerang Selatan)と、業務提携契約(Cooperation Agreement)を締結した。この契約により、スプリックスは南タンゲラン教育文化局に対して国際基礎学力検定TOFAS(Test of Fundamental Academic Skills)を本格的に導入し、全ての公立・私立の小中学400校以上での実施を目指す。子どもたちの基礎学力、特に計算力に課題感を持つ南タンゲラン教育文化局は、TOFASにより正しく学力を評価することを起点として、スプリックスとともにその解決を目指していく。

 南タンゲランは、2022年にインドネシアで行なわれた全国学力試験の結果から、複数の課題が顕在化した。そのうち、計算力について抜本的な解決を図ることを目指し、2022年10月より一部の学校でTOFASを実施。その有用性が確認できたことを踏まえ、地域内の全ての小中学校にTOFASを導入すべく、業務提携契約に至った。公立小学校157校を皮切りに順次実施を拡大し、南タンゲランの生徒たちの計算力向上に貢献していく。

 2023年2月、インドネシア共和国、南タンゲランにて、株式会社スプリックス 梅田 修平 常務執行役員と、南タンゲラン教育文化局 ムスリム ヌール長官(Bpk. Muslim Nur Spd.)による調印式が行われた。調印式には、教育文化局の幹部に加え、学校現場からも校長先生等約30名が出席し、南タンゲランの教育の改善に向けた活発な議論が為された。日本型教育への高い関心を背景に、TOFASに限らずSPRIXが提供する教育サービスに対して多数の質問が寄せられるとともに、大きな期待が示された。

月刊私塾界2023年3月号(通巻503号)

巻頭言

「合格おめでとう」の声に沸き立っていることと思う。
 新年度生募集も順調と推察する。
 最近ふと50年余り前のことを思い出し、少し調べた。それは、当時の世界的シンクタンク「ローマ・クラブ」から出された、或る報告書である。題して「成長の限界」(1972)。人類の未来に関して、次のように書かれている。「人類が、このまま成長を続けていけば、人口爆発、食糧危機、資源枯渇、エネルギー不足、環境破壊などの『地球規模の諸問題』によって、100年以内に、経済の成長は限界に達し、突然の制御不能な人口減少が生じるだろう」と。
 それから幾星霜。これら人類が抱えた課題は、解決の方向に向かっているだろうか。否、それどころか悪化の一途を辿っているようにさえ見える。
 では、人類は何もせず、手を拱いていたのだろうか。これも、否である。様々な改善策を採ってきた。多大な努力も払ってきた。しかし、どれ一つとして、解消する方向に進んでいる、とは言い難い。
 何故か。田坂広志多摩大学名誉教授は、「知の変革」が進まなかったからだ、と述べる。知のパラダイムシフトができなかったのである。
 学習塾の世界ではどうだろか。生徒の学力を、必ず上げることができるようになっただろうか。生徒募集は、常に上手くいくようになっただろうか。これら学習塾の根本的な課題は、何一つ解決する方向にないようにみえる。
 ここにも「知の変革」が必要である。

(如己 一)

目次

  • 6 CatchUp1 明修塾+KEC Miriz 明修塾が小学生を集客できた理由「プロクラ」でプログラミングコースを提供  入試対策の可能性
  • 8 CatchUp2 郡山俊英スクール+スタディサプリ 高校生部門をスタディサプリで指導する郡山俊英スクール そのユニークな取り組みとは
  • 10 CatchUp3 株式会社木谷心館 新体制になったことで生徒の演習量も増え 社員同士のつながりも強化
  • 12 CatchUp4 株式会社ナガセ 東進が推進する情報教育
  • 14 CatchUp5 一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA) 今年のNEAの展望 一塾ではできないことを共創する
  • 16 CathcUp6 株式会社明光ネットワークジャパン+株式会社サインウェーブ 英語の成績が悪くてもスピーキング力を高められるELST®
  • 22 挑む大学 北海道大学 北海道が抱える課題に挑み 大学としての経営力を高める
  • 28 HOT TOPICS ①【特別連載】これからの教育業界では学力の定義が大きく変わる(後編)
  • 32 挑む私学 京華中学・高等学校 好きなことに熱中できるのが男子校の醍醐味
  • 35 目次・巻頭言
  • 36 NEWS ARCHIVES
  • 64 千里の道も一歩から ~編集長備忘録~
  • 65 【特集】株式公開企業塾2023年2・3月期 第3四半期決算を読む
  • 80 HOT TOPICS ② 注目の幼児教育「ハイスコープ・カリキュラム」に迫る
  • 86 TOP LEADER Interview 学習塾の存在価値を高めるために 公益社団法人 全国学習塾協会
  • 96 企業研究(123) 株式会社エジソンクラブ
  • 99 日本教育ペンクラブ・リレー寄稿(349)
  • 100 疾風の如く(164) スタディクラブ study-clubworks(埼玉県)代表 岡元 真人 さん
  • 102 For Whom the 塾 Tolls(22)
  • 104 新米塾長のための「学習塾経営基礎講座」(118)
  • 106 白書界隈徘徊話(96)
  • 108 自ら動き出すチームにする方法(102) 中谷彰宏
  • 110 塾の家計簿(70)
  • 112 シン・ジュクジン(16)
  • 113 芸術見聞録(116)
  • 114 わが子、就学中(24)
  • 115 塾長の机
  • 116 為田裕行の「教育ICT行」(96)
  • 117 10¹⁵ PETA(23)
  • 118 1981(47)
  • 119 Opinion from School(45)
  • 120 林明夫の「歩きながら考える」(211)
  • 122 新・授業改革を目指して(131) 石川幸夫
  • 124 私塾界インサイト(60)
  • 128 塾はどこから来たか、塾は何ものか、塾はどこへ行くのか―そして私(16)
  • 130 咲かせよ桜(97) 小林哲夫
  • 134 論点2023(4) 大切なリードナーチャリング
  • 138 編集後記
  • 140 Book Review
  • 142 塾長のためのガジェット講座

みずほ銀行の新ゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』提供開始

 株式会社みずほ銀行(加藤 勝彦 頭取)は、2月27日(月)より、株式会社キッズスター(平田 全広 代表取締役)が提供する子ども向け社会体験アプリ『ごっこランド』に、新ゲーム「みんなのゆめをかなえよう!」を提供する。
 2022年12月にみずほ銀行はコイン機能と通帳機能を同アプリに提供した。アプリ内のゲームで遊んで貰ったコインを貯めて使えるという機能を通じて、子どもたちがお金の仕組みについて学ぶことができるようになった。これに続く第2弾として、みずほ銀行は子どもたちが家族と一緒に「投資」を遊びながら学べる新ゲームを提供する。

「みんなのゆめをかなえよう!」は、「投資ポイント」を使って夢をもって働く人たちを応援し、成長させていくゲーム。例えば、「ケーキやさん」になりたい人を選んで投資をすると、「応援ゲーム」に挑戦できる。上手に応援できると、応援した人のレベルが上がり、お店を建てたり、大きくしたりできるようになる。

 さらに、自分が投資して夢がかなった人からは、1日1回「投資ポイント」をもらうことができる。もらった「投資ポイント」を、「ケーキやさん」の他にも「サッカー選手」「芸能人」など様々な夢をもつ人に投資し応援することで、サッカースタジアムやコンサート会場といった建物を地図上に建てていくことができる。また「投資ポイント」は「すべり台」「観覧車」といった街のデコレーションアイテムの購入にも使うことができ、自分だけのオリジナルの街づくりを楽しむことができる。

キッズスター概要
会社名:株式会社キッズスター(https://www.kidsstar.co.jp/
代表者:代表取締役 平田 全広
設立:2014年10月
本社:東京都渋谷区神泉町9-5 フジタ・インゼックスビル5F
事業内容:ファミリー向けデジタルコンテンツ事業

プロ検、コードを入力して解答する実装式問題を追加

 株式会社プログラミング総合研究所(東京・豊島区、飯坂 正樹 代表取締役社長)は、プログラミング能力検定(プロ検)において、従来の選択式の設問に加え、実際にコードを入力して解く、実装式問題を追加した。

 プロ検は、高等学校での「情報Ⅰ」必修化、2024年度の大学入学共通テストでの「情報」科目の必須化など、中高生のプログラミング学習における強いニーズに応えるべく、新たにコードを実際に入力して解答する実装式問題を追加した。
 大学入学共通テストの試作問題では、第3 問目はプログラミング的思考や実際のプログラミングフローへの理解を問う設問となっており、これまでのプログラミング経験が解きやすさに影響しやすくなる。また、プログラミングスキルの習得には実際の経験値が大きな影響を与えるため、早いうちからコードを自分で書くなど実践学習に取り組むことも重要だ。
 CBT形式のプロ検は、従来のペーパーテストでは実現できなかった実装式の問題を追加することで、本質的なプログラミング能力の向上に寄与し、入試だけでなく社会でも通用するスキルのアセスメントとして活用できる。また、CFRPをベースとし、言語を問わずプログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価することができるため、今回の実装式問題の追加により、多くのプログラミング学習者がより詳細に自分自身のプログラミング能力を把握し学習に役立てることができるようになる。

プロ検公式HP https://programming-sc.com/

プロの鉄道カメラマンを育成する 専門学校が2024年4月に開講

 学校法人 滋慶学園 東京俳優・映画&放送専門学校(東京・江戸川区、小達 一雄 学校長)は、日本で初めてプロの鉄道カメラマンを育成する「鉄道カメラマンコース【3年制】」を2024年4月に開講する。また、1期生の募集を開始する。

 撮り鉄と呼ばれる趣味が誕生するほど根強い人気を誇る鉄道写真。大好きな鉄道写真の撮影を仕事にしたいというニーズがあるものの、鉄道写真を専門的に学べる教育機関は存在していなかった。そこで、業界企業からの人材育成への強い要望に応えるため、専門コースを開講するに至った。長年、映画/映像業界に多くの卒業生をカメラマンとして送り出してきたノウハウで、プロとして活躍する鉄道カメラマンを育成していく。

鉄道カメラマンコース」の授業を体験できるオープンキャンパスを開催している。プロの鉄道カメラマンから撮影テクニックを学べる体験会は下記のURLへ。

「鉄道カメラマン体験」詳細: https://www.movie.ac.jp/opencampus/railroad-photographer-experience

学校名: 学校法人 滋慶学園 東京俳優・映画&放送専門学校
所在地: 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西3-14-9
設立 : 2004年4月
学校長: 小達 一雄
URL  : https://www.movie.ac.jp/

麹町学園女子、ダブルディプロマプログラムによる1年留学を初実施  スリーマンスプログラムは3年ぶりに実施

 麹町学園女子中学校高等学校(東京・千代田区、堀口 千秋 校長)は、2020年に導入したダブルディプロマプログラムについて、2023年1月に1名の生徒が初めて当プログラムに参加し、ニュージーランドの連携校での1年留学が始まった。また、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年度から中止となっていたスリーマンスプログラムについて、このプログラムを再開し、2023年2月より9名の生徒がニュージーランドの連携校での3カ月留学を始めている。

 麹町学園女子中学校高等学校は、Active English・グローバルプログラム等の取り組みを通して、生徒の「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」を身につける教育をおこなっている。そのうちのグローバルプログラムの取り組みの一つとして様々な留学制度を整えている。
 2020年から始まった新型コロナウイルス感染症の影響で留学が出来ない状況が続いていましたが、条件等が緩和されたことで今回留学の再開となった。

 スリーマンスプログラムとはホームステイをしながら現地校に約3ヶ月通うプログラムで、7月から9月の夏コースと、2月から4月の冬コースの年2回実施している。2023年2月よりこのプログラムに参加している9名の生徒は、ニュージーランドの6つの学校に分かれて留学をしている。

高崎健康福祉大学と高崎商科大学・短期大学部が 異領域大学間での包括協定を締結

 高崎健康福祉大学(群馬・高崎市、石田 朋靖 学長)と高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部(群馬・高崎市、渕上 勇次郎 学長)は「大学間包括協定」を締結し、2023年2月16日(木)に調印式を実施した。この協定は、互いの教育理念、特色を活かした連携のもと、地域社会の発展に貢献することを目的としている。

 この協定では、両大学の専門分野は異なるからこそ、それぞれの特徴と強みを活かした教職員の能力開発、教育・学術研究の質向上、地域貢献機能の強化を推進し、社会をリードし得る人材の育成と学術研究の高度化を図る。
 調印式当日(2023年2月16日)の午後には、学生間交流の推進を目的とし、両大学で学ぶ学生によるキックオフミーティングを高崎商科大学にて実施。また、次年度には、教職員交流の推進を目的とし、合同SD研修会の実施を予定している。

■主な連携・協力事項
(1) 学生間の交流に関する事項
(2) SD・FDを含む研修・情報交換、教職員間の交流に関する事項
(3) 正課・課外を含む教育の実施、教育教材等の開発、教育の質保証に関する事項
(4) 共同研究に関する事項
(5) 相互評価、IR活動に関する事項
(6) 地域活動、地域貢献の推進に関する事項
(7) その他前条の目的を達成するために必要な事項

デジタル英語教材「すらたん」LINE連携機能を新たに追加

 株式会社デジタル・ナレッジ(東京・台東区、はが 弘明 代表取締役社長)は、学習塾での利用に適したデジタル英語教材「すらたん」にLINE連携機能を新たに追加した。

「すらたん」とは学習塾向けの高校入試リスニング対策教材。46都道府県の過去問6年分に対応し、面倒なアプリのインストールも不要なためこれ1つでリスニング対策を行うことができる。

「すらたん」に新しく申し込みをした法人については、LINEアカウントから新規アカウントを作成する事で、生徒はLINEから「すらたん」の受講者画面にログインできるようになる。生徒がスマホからLINE経由でアクセスする事で、自宅で簡単に「すらたん」リスニング対策を行う事ができるようになった。家庭での学習状況を教室の先生は管理画面で確認する事ができる。

※LINE連携機能を利用する場合、StudyPad Standard Editionの契約が必要となる。詳細は下記のお問い合わせへ。

お問い合わせ:https://www.digital-knowledge.co.jp/mpi-contact/