日本政府観光局が11月18日発表した10月の訪日外国人客数は、前年同月比43.8%増の182万9300人。単月では2番目の多さ。全ての国・地域の2015年累計(1~10月)では前年同期比48.2%増の1631万6900人。暦年では過去最高を更新。円安が進み日本での買い物が割安になったほか、格安航空会社(LCC)の路線増加や、消費税の免税制度の拡充が奏功した。中国で10月初旬に国慶節の大型連休があったことも、押し上げ要因に。欧米各国からの訪日客数も、軒並み10月としては過去最高を更新した。
公園の敷地内に保育所が誕生する。品川区は17日、区立西大井広場公園内に認可保育所を開設すると発表した。保育所の敷地面積は約500平方メートルで、定員は90人程度。荒川区は都立汐入公園で定員150人規模の認可保育所を設ける。延べ床面積は約1200平方メートルで、屋上は住民に開放する。今年4月1日時点の待機児童が全国最多の世田谷区は都立祖師谷公園と都立蘆花恒春園に認可保育所を開く。ともに延べ床面積は約650平方メートルで、定員80人を予定する。
東京以外では横浜市も公園内保育所の開設を検討。大阪府は8月末に府内自治体向けに説明会を開き、その後に複数の自治体から府に問い合わせがあったという。
都市部では保育士とともに、用地の確保が保育所増設の課題になっている。法律で都市公園内に保育所は設置できないが、国家戦略特区による規制緩和を活用。保育所不足の解消を目指す。